スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

KANONSS第三話

うへ~…なんか描き始めたらすいすい書けたんで、第三話
こっからかなり話が動きます
とりあえず、第四話開始時には潤と香里付き合い始めてるし
このカップルの成立はどうしてもここでやりたかったんですよね~

というわけで、誤字修正その他完全にやらずに第三話!いってみよ~!
元々修正なんかしてねえだろ、俺



                3/

「おはようございます!彰さん!」
後ろからタックルをかましつつ、そう挨拶する少女が一人
予測できた攻撃だったので、衝撃だけを受け流す彰
「おはよう、栞、香里」
「ええ、おはよう、彰君」
ふと、香里を観察する彰
「…まあ、大丈夫、かな?」
「?」
「いや…なんでもない、気にするな」
ぱっと見で身長、その他を把握したのだが…何故そうしたかは後ほど明らかになる
「そういや…今週末までだったよな、舞踏会の参加応募締め切り」
「そうだったわね…栞、あんたは参加するんでしょ」
「そうでした!急がないと!」
「…俺がやっておくよ…後でいろいろ用があるから、放課後少し付き合ってくれ」
「ソレはどっちに言ったの?彰君」
「一応、栞だけど?香里が付き合ってくれると言うならお願いしようか?」
「遠慮しとくわ、栞はどうなの?」
「お願いします」
「りょーかい、それじゃあ、今日の昼は申し込みとかで動き回るから、昼飯は別で頼む」
「解った…それじゃあ、よろしくね」
「うぃうぃ」
そして、昼休み
「…それでは、七夜彰、美坂栞、美坂香里の参加を受け付けました」
「はい、お願いします」
申し込みを済ませた直後、購買で適当なものを買うとソレで昼食を済ませた彰である
「さて…そういや放課後の待ち合わせ場所決めてなかったな…」

「馬鹿か、俺」
まあ、放課後、栞の教室の前で待ち続けて何とか合流した彰であった(教室は当然香里に聞いた)
「それじゃあ…いろいろと買い物してくか」
そう言うと、早速ドレスショップに向かう彰と栞である
「あの…ここって…」
「当然、参加するなら正装は必須だぞ…さて…」
それから数分後、なぜか満足しきった顔で店を出る彰と栞であった
「ふふ…彰さんって結構悪い人ですか?」
「さあな…だが、こうでもせんとお前の姉貴の性格上、参加なんてしないだろ?」
「そうですね」
くつくつと喉で笑う彰と、くすくす笑う栞
はたから見れば何事かと思うかもしれないが、別に人目のある場所でもないので気にしない二人であった
「さて…それじゃ、他のこまごましたものを買わないと…って」
そちらに歩いてくる人影一つ
「佐祐理さん!?」
「彰さん、どうしたんですか?」
「いや…ちょっと」
「そちらの方のドレスですか~?」
「えぇ…まぁ…佐祐理さんは?」
「今度の舞踏会に舞と一緒に参加するので、そのドレス作りですよ~」
「ああ…そうですか」
それ以上は何も聞かない彰であった
「それじゃあ、俺はコレで」
「はい~」
しばらく歩くと
「そういえば、彰さんはどうするんですか?」
「あ~…スーツでいいや…別に気取ったダンスでもなさそうだし…それに、一応正装と呼ばれるような格好ならある程度装備は用意できるし」
最も、護衛時代に愛用した防刃防弾スーツなどであるが…
「別段新調するほどのことじゃないさ、適当なスーツなり何なりその日までに決めておくさ」
「そうですか…」
しばらく雑談の後
「さて…それじゃあ、当日までに香里は説得しとく」
「はい、お願いしますね」
そして…当日
「香里も参加すればいいじゃないか」
「え?でも…」
「いいから!つべこべ言わずにこれ着て会場迎え!」
「え…彰君!?」
「…一つ、余計なお節介…妹に対して素直になったんなら…自分が本当に好きな相手にも素直になったらどうだ?」
軽く小突いて言う彰
「…」
彰の渡したドレスを持って、更衣室に向かう香里
「やれやれ…潤、後はお前次第だぞ…」
そう言うと、自分も更衣室へと向かう
他の連中がタキシードなどに身を包むため、流石に一人黒一色は遠慮したのか、彰の装備も白を基調とした防刃、防弾タキシード(使用回数、2回)を着用する
「…行くか」
会場へと向かうと、すでに大量の人が入っていた
「ん~…あ、いたいた」
栞のところへと向かう彰
「あ!彰さん!」
「や、ずいぶんと人がいるもんだな…」
しばらくは静観を決め込むつもりの彰であった
「あ…佐祐理さん、それに舞」
「こんにちは、彰さん」
「…」
「しかし驚いたね…お前らが参加してるなんて」
「…潤が、参加しないかって…言ったから」
「ああ、聞いたよ…学園のマイナスイメージを少しは見直させようとするためらしいけどな…」
(人付き合いの嫌いな舞がこの場にいるというのは…逆効果ではないだろうか?)
そう思いつつ、回りを見回す彰
「…なあ…これって踊るのは何でもいいみたいだな…」
彰の視線の先には、音楽を無視してモンキーダンスを踊る集団があった
「…何故にモンキーダンス!?あのノリならコサックダンスでも許されそうだな…」
「踊れるんですか~彰さん」
「無理だな…?なあ、栞、あそこで踊ってるの…潤と香里じゃねえか?」
「あ…そうですね…」
彰が指差した一段、その中でも目立っているカップル…ソレはまちがいなく潤と香里であった
「へ~…両方とも運動神経いいからダンスとかは問題無いだろうけど…上手いな…それにしても…ドレスのサイズがぴったりでよかった…コレで違ってたら土下座しても許されん…」
音楽をつかんだステップ、曲の変化に合わせるターン…誰が見ても一流の踊りである
「俺はともかく、栞にはあれだけの運動センスないしなあ…」
「えう~…酷いです、彰さん」
その栞の非難にあわせ、舞のチョップが彰に決まる
「…まあ、それでも…」
そう言うと、恭しく栞に向かい手を差し出す彰
「エスコートさせていただこう、栞」
「え?」
「ほら、いいから」
栞の手を取り、潤たちに近づく彰
その前、踊りながら潤と香里
「まったく…なんで私まで…」
「俺と踊るのそんなにいやか?」
「そうじゃないけど…私ってこういう場って苦手だし…」
「そうか?結構上手いと思うぞ…」
「…」
「なあ、美坂…」
「香里って呼んで…潤」
「え、それって…」
「…ソレから先まで女の子に言わせるの?潤は」
「…そういうわけじゃないけどさ…」
「はいはい、お暑いところお邪魔しますよ!」
会話を中断する声は彰のもの
「わっと!きゃ、!えう!」
ふらふらと転びそうになりつつ、見よう見まねでステップを踏む栞
それから数分
元いた場所に戻ってきた彰たち
こちらは潤と香里のカップルとはうって変わり、ダンス中栞が転びそうになること十数回、栞が彰の足を踏みそうになること数十回、そのことごとくを上手くかわし、助け、ぱっと見、見事な演技に仕立て上げる彰である
「…ふぅ…」
「えう~…」
ばてばての栞と、まだ余裕がありそうな彰、ここに大きな差があった
「…!」
だが、彰に休憩の暇はなかった…
(この気配!)
「そこか!」
小さく、だが鋭く叫ぶ彰
他の誰かに声が聞こえはしなかったが、その一瞬だけ、彰の目が赤くなったことには、栞と舞は気づいた
その彰の目が赤くなった瞬間、会場に現れたあの異形…魔物の体が焼き払われ、消滅していた…だが、その断末魔の叫びが、会場全体の空気を振るわせた…
「…」
けが人も器物破損もなく、ただ一瞬、会場内の時間が止まる…その静寂を壊したのは
パン!と言う彰の手拍子と、ソレによって自我を取り戻した、生徒会長である久瀬の
「何をしている、音楽を再会したまえ!」
と言う言葉であった
それだけで、会場はその一瞬前の活気を取り戻す
「…ごめん、彰」
「何故お前が謝る?あれはお前の責任でもなんでもない…」
「…」
黙り、顔を伏せた舞…ソレに対し、彰は強攻策に出た
「来い!」
手を取り、会場の中心まで向かうと
「…踊ってた奴、何人か見てたよな…あのステップをまねてみろ」
それだけ言うと、強引なリードから踊りだす
元々が両者美形であり、ダンスも完璧であれば、当然注目を浴びる
「それ!」
「!」
彰のリードにあわせ、一回転する舞…この段階で、彰の動きだけは遊戯のソレではなかった
最後に軽く抱き寄せると、そのままテーブルに戻る
「で…踊ってみての感想は?」
「…嫌いじゃない」
「…そうかい」
「すごいです!彰さん!」
「…」
ちなみに、元々運動神経が人並み外れていい彰である、ある程度は応用を利かせるだけで見栄えのするものにはなるが…ダンスが得意なことには別に理由がある
単に、彰が護衛として参加したダンスパーティーでとことん叩き込まれたからと言う話であるが…彰が最初舞踏会を避けていたのはそれが一種苦手と言う風に頭に叩き込まれたからかもしれない
「さて…それじゃあ、この面子の中で唯一踊っていない佐祐理さん…」
「はい」
「エスコートさせて…いただけますか?」
「はい、お願いします」
いつもと違う口調、コレがおそらく、よそ行き用の、財閥令嬢、倉田佐祐理としての口調なのだろう
今度は彰も本気のステップではない、舞程度の運動能力があれば、彰のリードである程度はついていけるが、佐祐理や栞はさほど運動が得意ではない、こういう場になれている佐祐理はまだしも、初めての栞ではあなったのだから
「ゆっくり、右足を出して…」
彰がところどころ指示しながら、それでもほとんどは無言で踊る
最後に彰がターンして膝をついての会釈を持って終了した
「…ふぅ…俺はもうギブ」
「あはは~お疲れ様です」
「…七夜君、少し話があるんだが、いいかね?」
「…ああ…いいだろう」
会場の隅、よほど大声でもなければ人には聞こえないような場所に移ると
「…さて、つい聞き損ねていたが、先ほどの異常、君には心当たりは無いかね?」
「何故俺に聞くのかが解らん、俺にも解ってねえんだから…」
「ふむ…あの耳鳴り…なんだったのだ?」
(耳鳴り?まさか、俺の炎による気圧変化に気づいたのか?)
「?どうしたのかね?考え込んで」
「いや…」
「それに、あの異形は…」
「!あれが、見えたのか?」
「…君もやはり、能力者か」
「…あんたもかよ…ったく、うちの学校能力者多すぎだ」
「まあ、今がそうだというだけだろう…君の能力が炎か…だとすると、先のあれは一体?」
「…ソレは俺も解らない、何者かの能力の暴走か、ソレとも意図的に生み出されたものか」
「まあ、今回は大事に至らなかったことをまず感謝したい」
「…とりあえず、舞曰く、あれはもうすぐ決着がつくそうだよ」
「…そうか…ソレが終わればもみ消しは僕に任せてもらおう、長話ですまなかった、誰かと踊ってはどうかね?君のダンス、すばらしいものだったと思うが」
「…少し休憩させろ、二人連続した後だ、水分とカロリー補給ぐらいしてから、声かけられれば答えよう」
「そうか…」
そして、なぜかついてきた久瀬
「く…倉田さん!よろしければ、僕と踊っていただけませんか!?」
(がっちがちだな…さっきまでの態度はどこに行ったのやら…さては…久瀬、お前佐祐理さんのこと好きなんだな?)
難儀な恋である、佐祐理は他人の恋愛感情には鋭いようだが、自分に向けられるものには鈍感なのだろう
「頑張れよ、久瀬」
小さく、本当に小さく呟いたその言葉は、おそらく誰にも聞こえなかっただろう
しばらく、飲み物に口をつけたり、置かれている食べ物を貪っていたが
「…あの、よろしければ、私と踊っていただけませんか?」
という、女子生徒の言葉
「あれ?君…確か、栞のクラスメイトじゃなかったっけ?」
「はい、天野美汐です」
たまに栞の教室に行くこともあり、それに栞と美汐はそれなりに仲がよかったりするため、彰は顔は覚えていたのである
「ふむ…」
「美汐ちゃん、参加してたんだ!」
「はい…この学園の伝統行事ですから、参加してみようかと…」
「ふむ…それでは、エスコートさせていただきますかな…お手を頂戴」
かくして、舞踏会終了までに彰が踊った女性の数 14人
そのうち、彰とちゃんとした面識があった人数  4人
「…ふぅ…流石に疲れたぞ…」
「お疲れ様…それで?彰の本命は誰?」
「…あのなあ…」
「ふふ、冗談よ」
「香里…仕返しか!?さっきの仕返しか!?そうなんだな!?」
「どうかしら?」
「…ふぅ、やれやれだ」
「それで?どうなのよ?」
「…本気で聞いてるのか?」
「どうかしらね…私って、妹には甘いから」
「ふ~ん…そういやさ…栞の病気ってなんなんだ?あいつに聞いても言わないし」
「…当人から聞いたほうがいいわ、私からは言えない」
「そうか…それじゃ、潤と仲良くな」
「ええ、ありがとう、彰」
「…そういや、ついさっきまでお前俺に君つけてなかったか?」
「いいでしょ?別に」
「ま、いいけどさ…さて、栞たちと合流しようか」
「そうね…」
終了して、タキシード姿のままテーブルに片手をつきへばっていた彰に声をかけたのだから、もうすでに回りに人はいない
着替え終わり、更衣室の外には栞、潤、舞、佐祐理、美汐、久瀬がいた
「さて…それじゃあ、お送りしましょうか…家まではエスコートさせていただきましょう」
そういう彰は、今度は私服に着替えている
「制服にタキシードに私服…それにその袋は一体?」
彰が肩に担いでいるソレは
「ああ…木刀だよ、帰りが遅くなることはある程度予測できたからな、一応護身用」
「用はボディーガードも兼ねて家まで送ると言うことかね…頑張ってくれ」
「ああ…じゃあな、久瀬」
「それでは、僕はこれでお暇させてもらうよ、この校舎に残っているのももう僕たちで最後だからね、それでは、また後日会いましょう、佐祐理さん、それに、彰君、北川君、川澄さん、美坂さん、天野さんも、お元気で」
そう言うと、軽く会釈した後、校舎を後にする久瀬
「俺たちも帰ろう…」
まずは近い順からだったので
倉田家、川澄家、天野家、美坂家の順に回る
「さて…それじゃあな、潤」
「ああ…またな」
家に帰る彰
「だーっ!疲れた!」
自室に戻るなりベッドに倒れこむ、着替えも何もかもほっぽりだし、彰の意識はそこで途切れた

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

七夜彰

Author:七夜彰
構想だけが爆走し続ける気まぐれ小説書きのブログ
小説か日記、QMAネタを不定期に乗っけています
Twitter→nanaya_akira

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
現在時点での訪問者数
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。