KANONSS第二話

まあ、第二話のっけます

ここら辺からかな~り栞よりに…
ん~…そして、チラッとだけ登場する真琴ですが…
多分ちゃんとした出番ないまま消滅しそうです(彰との接点が一番ない存在になってしまったため)
多分、ここから先は学園内の話がメインになるので、あゆと真琴は自然に出番が消え始めるかと…(たまに彰が水瀬家に行くかもしれないけど、今はここまでしか書いてないんで…)

とりあえず、半ば放り投げつつどうぞ

                 2/

昼休み
「それにしても…今日は珍しく早かったわね…おかげでまだまだ余裕だったのに全力疾走しちゃったじゃない…」
「…あのな…いくら俺でも一泊世話になっておいて、その家の人間ほっといて家出れるほど薄情じゃねえぞ?」
「それもそうね…じゃあ、名雪はあなたが起こしたの?」
「ふっ、目覚めの悪い奴を起こす方法TOP10はまだ試してすらいない!それにたどり着く前に起きた名雪はまだ目覚めがいいほうだ!」
ちなみに、第6位にフライパン+お玉を頭上で打ち付けると言うのがある…実際、目覚ましよりも目覚める確率が高いのは、音の質がダイレクトに脳に届くタイプであることと、その振動によるものも大きい
「ま、そんなこんなで今日は早かったってこった」
「本当に、七夜君、水瀬家に居候したら?秋子さんも喜ぶわよ?きっと」
「…ごめんこうむる、あれに慣れ始めたらもう手のうち用がない…TOP3は流石に危険行為だし」
「?」
「流石にそれは口に出来んが、恋人がいないとどうしようもない、と言うことだけは言っておく」
「キスとかそこらへんか…」
「んむ、ちなみに、キスは第三位な」
とまあ、そんな談義に花を咲かせるのであった
そして、相変わらず昼休み半ば、彰は食事が終わると移動した
「や」
「彰さん」
「また待ち人かい?熱心だね」
「大丈夫ですよ~彰さんはどうしてここに?」
「暇つぶしの散歩…かな?」
栞との会話のため…とは言わない彰である
「ほら、食うだろ?」
昨日と同じアイス
「あ!ありがとうございます!」
ソレを食べる栞を少し観察する彰
(…確かにな…生命力自体はさほど高くないのか…)
彰は能力として炎を操るほか…人の生命力…強いて言うならば命の炎を見ることが出来る…その能力で見ると、栞の炎の勢いはあまり強くはなかった
(…持ち直すことは出来なくもない勢いだが…なるほど…)
一人で納得してしまう彰
「?どうしたんですか?彰さん」
「いや…ちょっと考え事だよ…そういえば、栞はいつもここに?」
「え~と…そういうわけじゃないんですけど…」
「そっか…」
「でも、時々来てます」
「そうか…俺も結構ここは好きだな…校内と違って静かだからさ」
そこに予鈴
「うわ!やばい!」
予鈴は基本的に授業開始五分前になると決まっているようで
「じゃあな!急がんと次の授業間に合わん!」
ここから彰たちの通う教室までは全力疾走でぎりぎり間に合うかどうかである
「なんだか…面白い人ですね…彰さんって」
その後姿に呟く栞だった
ちなみに、授業開始には間に合った
「はあっ!…まさか…こんなところで御神流歩法極意、神速を発動することになろうとは…」
神速…集中力を極限まで高めることにより、感覚時間を引き延ばし、肉体のリミッターを外す能力である
もっとも、肉体にかかる負荷が馬鹿みたいにでかいので、しばらくはまともに授業受ける気にもならないだろうが…もともとまじめに授業受けていない彰には関係ない
「ぐー」
結果、授業開始直後に爆眠開始
放課後まで寝続けたという記録を樹立する彰であった
そして、また放課後に舞と遭遇する彰であった
「どうも、こんにちは、舞、佐祐理さん」
「こんにちは~彰さん」
「…こんにちは」
「今お帰りですか…送りましょうか?」
と軽い冗談で言う彰
「いえ~大丈夫ですよ~」
にっこりと笑顔の佐祐理
「そうですか…じゃあ、俺はコレで」
そしていつもの川原で素振り千回を行う彰であった
「ふぅ…さて、商店街行くか」
荷物をまとめると、商店街へと向かう彰、こちらに引っ越して間もないと言うのにすでにこの待ちに馴染んでいる彰である
「ここの空気が合ったのかね…」
そう呟く
そして、商店街で思わぬ人間と遭遇した
「あ、秋子さん」
「あら、お買い物ですか?」
「ええ…夕飯の材料と明日の朝食ですね」
「一人暮らしなんですよね」
その目が光ったように見えたのは幻影ではないはず
「?そういえば、向こうが騒がしいですね」
「あら、そうですね…何があったのかしら」
二人でそっちに行くと
「…祐一、そっちのはなんだ?」
その祐一にもたれかかって気を失っている少女
「…いろいろな意味で問題がありそうな気もするが…」
「とりあえず、うちまで運びましょう」
(…秋子さん、ソレは半ば誘拐です)
とおもいつつ、それに手を貸してしまう彰、こうして、三日連続水瀬家訪問を果たす彰であった
しかも
「なんで、うぐぅまでここにいるんだ?」
「うぐぅじゃないよ!あゆだよ!」
「そうだったな…悪い悪い、俺は人の名前覚えるの苦手なんだ、特に日常生活で関わることがなさそうな奴の名前はな」
「うぐぅ…」
「ほら、だからうぐぅとしか覚えれねえんだって」
名前が思い出せなければ口癖なんかで呼ぶのは彰のくせである
「それじゃあ、俺はコレで…流石に三日連続で夕飯を馳走になるのは気が引ける、と言うか遠慮しないと習慣化しそうで怖い、ということで、そろそろお暇させていただくよ」
そういうと、席を立つ
「じゃあ、また明日、学校でな」
「あ、うん」
「おやすみ、名雪、祐一、あゆ、秋子さん」
そういうと、水瀬家を後にする
「…あぶねえあぶねえ…多分、今の間合いだと夕飯にアレ出される」
しかし
「…しゃあねえ…今日は外食か」
今から買いに行く気力も起きない彰であった
適当なファーストフードで済ませると(一応品数は多く、栄養バランスも考えてはいる)、家に帰る
「ふ~…ただいま…」
一日あけてしまっていたが、何の変化もなかった
「まあ、当たり前か…」
そういうと、小太刀二刀を取る
「せっ!」
素振り開始
素振りと言うよりも空想実戦である
実質、この空想実戦は図らずも神速の強化にも一役買っている、どちらも尋常ならざる集中力を要するからだ
そして、半時間ほどソレを行うと、風呂につかる
「…しかし…無駄にでかい家だよな…ここ」
一人暮らしには大きすぎるといってもいい
「はぁ…寝るか」
さっさと就寝してしまう
翌朝、川原に向かうと
「?潤?」
「お、彰か」
「どうした?こんなところで」
「いや、たまには体動かそうと思ってな」
「そうか…」
そう言うと、彰は鉄芯入り木刀を振る
「ソレは学校に持ってきたやつじゃないな…」
「まあな…今は普通の木刀持ってきてるけど、こいつはさらに鉄芯入りだ、重量は真剣と同じぐらいだしな…ぶっちゃけ小太刀より重い」
もっとも、片手でソレをぶんぶんと振り下ろす彰のそれに不安感はかけらも感じられない
「そういや、潤、お前は握力どれくらいだ?」
「さあな…最近計ってないからよく解らん…大体50~60だと思うが、それがどうかしたか?」
「いや…実は俺90超えてんだよな」
「…片手刃取りか」
「ああ…ま、その確認だ」
「そうか…」
そういうと、潤もまた木刀を取り出す
「…素振り自体は基本的な型だな」
ソレを見た彰の評価はコレである、ちなみに、彰のほうは小太刀サイズ(当然、芯に鉛が入っているため真剣並の重さであるが)を素振りしている
「お前ほど特殊な術学んでるわけじゃないんでな…」
「まあ、確かに俺の小太刀二刀は特殊だが…それにしても素振りが普通過ぎるのが気になっただけだ」
縦に振るだけの素振り、そこに変則的な動きはかけらも存在しない
「まあ…基礎は必要だよな…俺の場合基礎がコレだけど」
そう言うと、小太刀二刀の木刀はその場に置き
「よっと」
一体、その竹刀袋に何本木刀を入れているのかといいたくなるが、通常サイズの木刀(これも当然鉄芯が入っている)を取り出す
それで行う素振りは、縦はもとより、横薙ぎ、袈裟懸け、逆袈裟などが織り交ざった実戦用の筋肉作りの素振りである
「縦だけだといまいち応用しずらいしな…腕にかかる負荷も無駄にでかくなるし…」
そこでふと時計を確認すると
「…ヤバイ、今7時半だ…」
「何!?あ、マジだ…」
「…」
「…」
「「急いで帰らねえと!」」
二人揃ってそういうのであった
彰は装備をまとめるのに少々のラグがあったが…
そこは神速で補う
何とか、準備を済ませると、昨日に続き再びダッシュ
「くっ、思いのほか時間を食った!後二十分!」
ここは彰の意地だろうか、石橋…いや、水瀬家の二人よりも早く学校に着くと言うだけの
「何とか…間に合いそうだな!」
校門で香里と遭遇する
「どうしたの!?まだ時間には余裕あるわよ?」
「いや…少し走りたくなっただけだ…」
そういう彰は呼吸は荒い、汗だくと爽やか過ぎる登校であった
「まったく…ここまでしなくてもいいでしょうに…」
ちなみに現在時刻、8:20…実に、朝のHRまで10分もあった
「…馬鹿か…俺は」
急ぐにも程がある
そこからはゆっくりと教室に向かい
朝から爆眠する彰であった
「彰!起きろ!昼だぞ!」
「…何…?…マジだ…」
腕時計を確認すると時間は正午五分過ぎを指していた
「…午前中全部寝過ごしたか…俺内記録達成だ」
「…安心しろ、学校記録じゃなさそうだから」
「何!?」
過去には一日寝過ごした記録があるそうだ
「…名雪じゃねえだろうな…ソレ」
「う~…違うよ~私は授業中には寝ないもん」
「確かに…そういや、水瀬が授業中寝てるところはあまり見ないな、くーとか言って寝てるときはあるけど」
「…ああ…でも結構ソレだと途中でおきるよな…」
実際、最初の授業などは、寝ながら歩いていたときと同じような状態で受けていることも多いが、ソレでも二時間目にはしっかりおきている
「さて…今日は購買でパンでも買うわ」
「あら…最近昼は一緒に行動しないこと多いわね」
「ん~…学食でランチと購買のコッペパン、どっちがより安く腹に溜まるかを考えたらやっぱ購買なんだよ」
そう言うと、購買のほう(最も、途中までは一緒だが)に歩き出す美坂チーム
「あ…」
「こんにちは、倉田先輩、川澄先輩」
隣にいる連中のこともあり、あえて苗字に先輩をつける彰
ソレに対し
「…」
無言の舞と
「あはは~こんにちは~彰さん~」
そう言って笑う佐祐理である
「彰、誰なんだ?この先輩たちは」
「ああ…こちら、倉田佐祐理さんと、川澄舞先輩だ」
呼び方が適当だが、まあ、そこらへんを気にする美坂チームではなかった
「…っと、そろそろ急がんと購買でまともなパンがなくなっちまう、じゃあな!」
そういうと、走り出す彰
そして
「よっ」
「彰さん!」
またしても中庭で栞に会う彰であった
「ほら」
そしてバニラのアイスを渡す
「ありがとうございます」
並んで食べる彰と栞
他愛のない会話を続けていたが
「ソレでですね、私、明日からまたここに通うんですよ」
「へ~…舞踏会には間に合いそうだね」
「はい!楽しみです!」
「…参加するんだ…」
「彰さんは参加しないんですか?」
「ん~…今は保留かな?いまいちああいう場は不得手でね…運動神経はいいから踊れないってことはないだろうけど…」
「ふふ…よかったら私と踊ってくれませんか?」
「え?」
「考えといてくださいね!」
そう言うと、空になったカップを置いて帰っていく栞
「…まあ、明日からは普通に先輩後輩か…って…あいつ、進級大丈夫なのか?」
そんなことを呟く彰だった
昼休みはまだ結構残っていたが、食事も終わり、話相手もいなくなった以上、ここにいる意味はない、さっさと校舎内に戻ると
「香里…」
「やっぱり、あなただったんだ…最近栞と仲良くしてる上級生って…」
「あまりよくないことだったか?」
「ううん…とりあえず、確認したかっただけよ、それじゃあ」
(少しは妹の存在を認める気になったか?それとも…完全に諦めきった結果か…)
「そんな顔しない…私があの子に対して素直になるって決めただけだから」
「…そうか…さて、そろそろ教室戻ろうぜ」
「そうね…」
並んで教室に向かう彰たちであった
席に着くと窓の外を眺める
この町ではもはや珍しくはなくなったが、雪が降り始めていた…
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