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第三章

というわけで、第三章です

コレ、実はもう第六章まで書いてあったり…

龍刻の連中出そうかな…結構符術とかはアレを参照にしてるんだよな…

第七章のほうは、↑の連中出すか、それ以外かは不明

あと、式神の城漫画版の影響が結構強く出ちゃった彰…ここからは漫画版式神の城のネタが結構多用されます

            第三章/炎を纏いて立つ男

「…何だ?この違和感は…」
日曜、学校が休みなので町を歩いていた彰だが…ふと違和感を感じ周りを見回す
「…真昼間からうろつく妖怪などいない…それに…どちらかというと俺と同じ異能か?」
常人には見えない炎を発生させる彰、いわば餌だ
「喰らいつくなら…味方にはなり難そうだな…」
だが、誰も反応するものはいない
「…消えていいぞ、式炎」
意思のない彰の相棒、常人に見ることの出来ない炎…式神
「見えていないか…今仕掛ける意思はないだけか…どちらかだろうが…」
独り言を言いながら街を歩くのはこれ以上は避けるべきと判断し、一度思考を切る
ちなみに、郁美と美咲はカインとリースに町を案内しており、彰は気が乗らなかったために別行動をとっていた
「思わぬ収穫あり…か」
途中で
「あの…違っていたらすまないんだが」
「…引っかかっていたか…しかし…」
振り向く彰、その先には
「青の長髪に青眼…か」
「さっきのは…やはり君か」
「そうだ…しかし、その腕輪…焔珠?珍しいものを持つな…」
「…!」
「触れてはいけないことだったか…すまないな」
「君も…炎使いなんだね」
「こいつが見えるのか?式炎」
「一般の人には見えていないみたいだね…」
「すこし、二人きりで話せる場所に行こう…いい喫茶店がある」
あそこのマスターなら大丈夫だろう…
「いらっしゃい!彰か…久しぶりだな」
「ああ…端、借りるぞ」
そして
「まずは俺の名から、不破彰、一応退魔師やらせてもらってる」
「僕はグレン・ライゼスといいます」
「グレン…か…」
「ほらよ」
「…注文してないぞ」
「お前はいつものだろうが…そっちのあんちゃんは?」
「あ…同じで…いいです」
「ミルクと砂糖はつけてやってくれ…」
「了解」
「さて…と…焔珠か…変わった物…といったことは事実だが…君はどうしてソレを?」
「…」
「いい難いことならば無理に言わなくていい…こっちも尋問してるわけじゃない」
「あなたは何故…気づいたんです?」
「能力者同士は共感しあう、道を歩いてて違和感を感じたからおびき寄せたってところだ」
「…僕はまんまと釣られた馬鹿ですか?」
「そうはいわない、ま、飲めよ」
マスターが追加で持ってきたコーヒーを勧める
「ここのは高いが美味い、俺の奢りにしておくよ」
「ありがとうございます…」
彰が炎使い同士親睦を深めようとする間…郁美たちはというと
「…何故…俺が…荷物持ち!?」
カインを荷物持ちに買い物を楽しむ女性陣、すでに友情は硬い物となっているようだ
「じゃあ、次はあそこ行きましょうよ!」
「そうですね」
「俺の…負担を…考えろおお!」
カインの苦情は聞き流されていた
再び喫茶店
「…焔の施術…か…クソ忌々しい話だが…そういったことが行われていたのは事実だからな…」
「過去形?」
「…お前は知らないのか…その研究所、三年前に壊滅してる、たった二人の剣士の手で」
「まさか!」
「そう、そのうちの一人は俺だ、もう一人は俺が師と仰ぐ人だ」
「…君はすごいな…」
「そうでもない…俺のこの力はそのときにはすでに使っていたからね」
「式炎…ということは…式神…なのかい?」
「ああ…俺の式神、意思はないが…俺が退魔師を始めて以来ずっと俺の相棒だ」
そう言うと、再び手の上に出す
「最小でこの手乗りサイズ、最大まで行くと大体半径1mぐらいだな」
「便利なんだね」
「まあな…明りにはならんけど…そう考えると無価値か?手乗りサイズ」
明り代わりになるなら停電などの時には重宝するかもしれないが…不可視に近いため明りとしての役割は果たせない
「そうでもないさ…異能を見分ける手段にはなる」
それから数分して、席を立つ
「2000円になります」
「…高いぞ」
「1000円になります」
「…俺以外にやるなよ…」
「当然」
千円札を渡し、外に出る彰
「それじゃあ…夜にまた」
「ああ…そうだね」
ここで解れるが、後で合流することは既に決まっていた
「さて…合流してやるか、カインがそろそろ苦労するころだしな」
苦笑する彰、現在のカインの状態を把握しているのだった
「ま、いい経験だろうな」
そして、“心”を駆使し、合流する
心…御神流技法のひとつ、気配と音で視界の届かない範囲のことを“視る”能力
一般的に言われる、心眼と考えると解りやすいだろう…彰の認識可能範囲は1キロに及ぶ
「よう、カイン、大変そうだな」
「彰!キサマ!こうなるのが解って断ったな!?」
「まあ、そういうな…たまにはこういうのもいい経験だろう」
隣を歩くだけの彰、ここから先の荷物ぐらいは持ってやる、という意味である
「で…後は食料品か、この袋を見るに」
「そうね、さすがに、彰は解ってるわね」
「…なれたよ、流石に」
過去数十回こうして荷物持ちを経験した彰ならば当然の反応である
「…本当に…こういうところは普通の女の子なんだよな…この二人」
普段から使用しているスーパーに入る
「まあ、今日は俺が担当だからな、食材選びは俺に任せてもらおうか…ついでに運搬も」
そして
「…微妙に高いな…財布の中身少ないんだが…」
食材とにらめっこを始める彰、経費を押さえ、いかに美味いものを作るか、彰の料理人としての腕が試されるところだ
「やはりこちらか…自分の料理する食材は自分持ちだからな…」
彰の場合、自分が仕事で稼いでいる資金はきっちり三等分ではなく
彰:2割
郁美:4割
美咲:4割
という分担にしているため、実質自分が自由に使用できる分は少ない(理由は、やはり女性は何かと物入りだろうという配慮から)
「今月ピンチになってきたな…やはり出費は切り詰めていかねば…」
総本山からの収入はかなり少ないといって過言ではなく、ソレのさらに20%となると、ほとんど日雇いのバイトぐらいしか入っていない
「さっきの千円がやっぱり響くな…あそこに行くのも月一度の楽しみになりつつあるな…」
なんとか、食材を選別し、家に帰ると
「さて…それじゃそろそろ出るか…」
一度部屋に戻る
「待たせたな、行こうか」
いつもの装束に着替えると、巡回開始
「反応あり…早いな、あいつ」
「?誰のこと?」
「急いで向かう!」
そのころ、グレン
「くっ…数が多い…真炎結界しかないか…?」
「そこまでだ!悪鬼覆滅!急急如律令!」
お札の結界で数体をまとめてなぎ払う彰
「無事か!?グレン!」
「彰!すまない!」
「彼は?」
「炎使いのグレンだ、しばらく共に戦うことにした」
「よろしく、お願いします!」
「まあ、自己紹介は後だ…まずはこいつらを吹っ飛ばす!」
「それなら僕に任せてください…一日一度の限定奥義!」
グレンの焔珠から焔が走り、結界を構成する
「喰らえ!真炎結界!」
彰の式神とは違い、不可視ではあるが、ソレは高温ゆえのもの
「すげえな…だが…」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
消耗が激しいのか、息が荒く、苦しそうなグレン
「!大丈夫か!?」
「大丈夫です…ただ…負担が大きいから…」
「郁美、美咲、グレンについておけ、カイン、姫さん、一緒に来い」
そう言うと、グレンに札を数枚渡し、歩き出す
「…解った」
「そうですね、郁美さん、美咲さん、ここはお任せします」
「解った…美咲もいいわね?」
「うん」
「すみません」
そして
「さて…続きだな!」
彰が戦闘態勢に移る
「行くぞ、狼牙!」
構える
「せえええああああっ!」
一体を両断する
「九十九神が一体、蝦蟇の変化が一体…あれは…携帯か?」
その他多数が携帯電話の怨念体
「…いやな世の中だな、本来ならばありえぬ存在なのだろうがな…」
体当たりを仕掛けてくるその携帯電話
「…せっ!」
横薙ぎの斬撃で破壊する彰
「数が多い!何とかできないのか!?」
「…俺が仕掛ける」
札を取り出す
「怨魔退散!急急如律令!」
投擲で作り出した結界で一気に吹っ飛ばす彰
「残りは二体!任せる!」
「鬼神!」
「参ります!」
二人が同時に仕掛ける
「…祭!」
「ライトニング!」
一瞬のための後抜刀する攻撃で蝦蟇の変化を両断するカインと、雷の魔術で包丁の九十九神を倒すリース
「流石だね、息ぴったりだ」
軽く冷やかすと、二人の会話は軽く流し、神経を研ぎ澄ます
「…妖気はなし…今日は終わりだな」
郁美たちと合流、グレンと共に家に戻ると
「チャチャッと作っちまうか…まあ、ゆっくりしててくれ」
火力MAXで中華を作る彰、最も得意というだけあり、手際よく、すばやく作る
「おらよ!いっちょ上がり!」
速度重視というだけあり、炒め物ばかりだ
「ふむ…まあまあ…だな」
「…負けた」
「こんなものね」
上から、彰、美咲、郁美の評価である
「美味い…意外だな」
「美味しいですよ!彰さん!」
「あ…美味しいです」
こっちはカイン、リース、グレンの順である
「意外とは何だ、意外とは…」
苦情一つ、ソレが終わると
「ま、美味いならよかった」
そして
「さて…それじゃあ…カイン」
「ああ…手合わせだな?」
「ああ」
そして、道場に入ると
「それじゃあ、始めるか!」
彰は小太刀サイズの木刀を二刀、カインは少し長めの木刀を握る
「そういや、お前は妖刀使いの癖に長刀使ってないよな」
「…ああ、俺はコレの延長として狼牙振るってるだけだからな…基本的に小太刀二刀を使いつつ、長刀使うってのが理想だからな」
そういうと、構える
「永全不動八門一派、御神真刀流小太刀二刀術…参る!」
「完全我流!来い!」
数合打ち合うと
「!」
ばきぃっと言う音と共に、両者の木刀が砕け散る
「あああああ!またやった!」
郁美の声と
「…やはりあまり木刀での手合わせはしないほうがいいようだな…俺」
両者の力に耐え切れず、木刀が砕け散ったのだ
「思ったよりももろいのか?」
「いや…実質樫の木から削りだして、さらに上薬まで使って固めてるからもろくはない…」
ソレが砕け散るのだから、この二人の技量は推して知るべしである
「それじゃあ、今日はもう寝るか…」
自室に戻ると、一度だけ周囲に気を配り、なにも以上がない事を確かめ、睡眠に移る
こうして、新たなる仲間、グレンを加え、彼らはこの夏を乗り越えようとしていた…

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Author:七夜彰
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小説か日記、QMAネタを不定期に乗っけています
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