とりあえず、小説のほうを

莉都ルートの裏で彼らが何をしていたか、というようなことを書いてみる、彰は当初男子寮で、星華との好感度はある程度高い状態で月光館に移ったので、原作の進矢ほどあたりが強くないのです
だいたい体験版のあたりまでがこれぐらいだったはず…
個人的におすすめのタイトル・・・というかメーカーさんです、ここのはいろいろ創作意欲刺激してくれるので、ほかの三部作(見上げた空におちていく、コンチェルトノート、黄昏のシンセミア)もおいおい混ぜたりいろいろできたらいいなあ、と思ってたり
ちなみに、ほぼ原作ままの内容で、彰がちょこちょこ口出す以外は原作の流れに準拠してます
本格的な分断はルート入って以降かな?そのため陽太や慶一、星華の出番が心持多めになる予定



               コンチェルトノート

【彰】
「よう、君が倉上進矢か」
【進矢】
「お前は…?」
【彰】
「不破彰だ、俺もちょっとした事情からこの月光館から学園に通うことになっていてな…お前もいろいろ大変なことになってるようだが、ま、よろしく頼むぜ」
【莉都】
「ああ、お前も戻っていたのか」
【彰】
「ま、新しく入居者が増えると聞けば、早めに帰るさ…」
【莉都】
「進矢の部屋は彰の隣だ、隣人同士、仲良くしてくれ」
【彰】
「そのつもりだよ…基本的に俺は寝るとき以外は部屋に鍵をかけてないんでな、何か用事があったらいつでも言ってくれ」

そういって、一緒に館の中へ入る

【小夜璃】
「お帰りなさいませ」
【莉都】
「ああ」
【彰】
「俺もついでに戻ったぜ」
【莉都】
「紹介しておこう、彼女は夕月小夜璃、私の生活環境全般を任せている。今は、お前の部屋を用意させていた」
【彰】
「俺も手伝おうとは思ってたんだがな、野暮用で手伝えなかったんだよ」
【進矢】
「すげえ・・・生メイドさんだ」
【小夜璃】
「はい?」
【進矢】
「い、いえ…夕月さん、よろしくお願いします」
【小夜璃】
「私のことは名前で結構ですよ」
【進矢】
「それなら、俺のことも名前でいいですよ」

で、二人が部屋に向かおうとした瞬間

【彰】
「あ…」

進矢が思いっきり前のめりになり、小夜璃の尻をつかんでいた
そのまま小夜璃が手に持っていたバッグで頭部を強打…

【彰】
「…今のは…」
【莉都】
「どうした?」
【彰】
「いや、それよりも大丈夫か?あいつ」

とりあえず、そんなに重体ではない様子なので、二人に任せ、俺は彼の荷物を部屋に持って行くことにした

【彰】
「そう重くも無いな…とりあえず放り込んどけばいいか、整理はおいおい手伝えばいい」

あの時、進矢にとび蹴りをかましていた小さいのが一瞬見えたが…まさか、な

【莉都】
「そっちは片付いたのか?」
【彰】
「部屋に放り込むだけならそう苦労も無い、ってね、中身の整理やなんかは時間があるときにでも手伝うさ」
【進矢】
「いいのか?」
【彰】
「俺がなんか困るようなことがあれば手伝ってくれればいい、それにこれからこの寮で一緒に生活するんだし、当然だろ?もともと男子寮でも隣同士だったかもしれないんだしな」
【進矢】
「寮でも?そういや、莉都、何で俺はこっちになったんだ?」
【莉都】
「ああ、男子寮の一室が水周りのトラブルで使えなくなっていたんだが、それが空き部屋とされていて、お前の転入が決まった」
【彰】
「で、それがさらに悪化して、俺の部屋も使いものにならなくなったので、急遽寮としての体裁を整えつつあったこっちに移住することになったわけだ、幸い、完全に水浸しってほどじゃなかったからだめになったものは無かったからよかったけどな、それにこっちにきたおかげでいろいろと楽になったのは事実だし、人間万事塞翁が馬、ってな…じゃ、俺は先に部屋に戻っておく、何かあったら呼んでくれ、今日は特に用事も無いし、片付けに手伝いが要るようなら言ってくれ」
【進矢】
「ああ、解った」

とりあえず、部屋に戻り、簡単に体を動かす
といっても、せいぜい腕立て伏せ、スクワット、腹筋などといった簡単な筋トレとストレッチぐらいなのだが、夕食後からはここの庭でもっと本格的な訓練を行うようにしている
そういえば、今日からは毎食小夜璃さんが作ってくれるんだったな
俺もここの住人になってから日がたつわけではないが、それでも何度か彼女の料理を口にしたことはある、正直に、美味いと思うので、これから毎食というのは正直にうれしく思う

【小夜璃】
「彰さん、夕食の準備が整いましたよ」
【彰】
「ああ、わかりました、今行きます」

ノックのあと、扉を開けることなくそういって隣に向かう気配
基本的に彼女は俺の部屋の扉を開けることはあまり無い、まあ、女性が見て面白い部屋ではないだろうが

夕食の場では、俺と小夜璃さんは基本的に聞く側で、二人の昔話に付き合う形となった
あと、少々莉都が物騒な発言をしたのはスルーしよう、そこらへん知ってはいるが、踏み込む気はない
なお、俺はこいつらの会話には一切割り込まず、ただ懐かしそうな二人を見て、頬が緩むのを自覚しつつ、食事を楽しむことにした
やはり、大人数で食う食事というのはにぎやかで楽しい、両親を早くに失い、一人暮らしの長い身となったからこそ、かえってそれを実感する
その後は、俺にも話が振られるようになり、会話が弾み…気づけば外は暗くなりつつある
進矢たちが部屋に戻るのにあわせ、俺も一度部屋へ戻る
一度着替えてから、本格的に訓練を開始したいからだ

【彰】
「ふう…さすがに今の時期はまだ日が落ちると少し冷えるな…」

まずは徒手空拳の型をこなす
九鬼流という流派で、捌きを主体とするカウンター重視の流派だ
円転自在球転自在
それこそがこの流派の骨子であり、あらゆる攻撃を捌くことが可能とも言われている
その鍛錬が終わると、今度は日本刀を持つ
真剣であり、俺が親父から受け継いだものでもある

【彰】
「御神不破流・・・一刀術」

こちらも本格的な型をこなすと納刀し、館の中に入る

【彰】
「何だ、二人とも、まだおきていたのか?」
【莉都】
「進矢にこの光景を見せておこうと思ってな」
【彰】
「ああ…そういうことか」
【進矢】
「お前こそ、こんな時間まで外で何やってたんだ?」
【彰】
「鍛錬、実家が武術の家でな、ガキの頃からの習慣だよ」
【進矢】
「武術の家か…俺とはあまり縁がないな」
【彰】
「ま、俺も誰かに教えることがあるのかどうかは怪しいからな…身に染み付いた習慣として鍛錬してるだけで、もう半ば趣味とか義務が混ざってるところか、やらずに寝ようとしても落ちつかねえ」
【莉都】
「重症だな」
【彰】
「ほっとけ!」
【進矢】
「…仲いいんだな、お前ら」
【彰】
「最初はとっつきにくそうな印象があったけどな、話してみるとそうでもなかった」
【莉都】
「こいつは何かと頼りになるからな」
【彰】
「さて、それじゃ俺はそろそろ寝る、また明日な」

翌日は、昼まで寝たあと、町に出る
昼食は外で取り、適当にぶらつくと

【彰】
「星華か、どうした?」
【星華】
「ああ、彰か…これどうすればいいと思う?」

俺が通っている天津原学園の生徒会長、名凪星華がなにやら困り顔でこっちに差し出したのは

【彰】
「…ミニ四駆か、懐かしいな…この様子だとどっかにぶつけたな?どれ…ああ…こりゃだめだ、シャーシがいかれてるんだな…ちょっと待て…」

シャフトを固定する穴が割れている、これでは動かないだろう、ちょっと危ないが穴の部分だけなんとかすれば…
すべてのパーツを集め、ライターで軽くあぶりながら、整形していく、接着剤でもあれば別だが、そんなもん常時携行する趣味はない、元喫煙者だった名残でライターは持ち歩いていたのが幸いしたか…

【彰】
「これで動くはずだが、応急処置なんですぐまた壊れるぞ、買いなおすなり何なりしたほうがいいな」
【子供たち】
「はーい!」

うん、いい返事だ…返事だけでないことを祈りたい

【星華】
「相変わらず、頼りになるね」
【彰】
「相変わらずってのも微妙だが…それにただの応急処置だ、動きはしてもすぐ壊れる、ちゃんとしたのは買いなおすほうが早いだろうな」
【星華】
「ま、助かったよ」
【彰】
「じゃ、俺はこれで、また明日、会うかどうかはわからんがな」

俺は中学卒業後、三年間修行の旅として日本国内を歩いて一周しているため、ほかの連中よりも年上だ、そのため、基本的に生徒は全て呼び捨てている
まあ、教師も大半だが

翌日、進矢はやはり俺たちのクラスに転校してくる事になるようだ

【陽太】
「お前はもう顔知ってるんだったか?」
【彰】
「土曜からすでに月光館の住人だからな、それなりに親しくはしてるさ」
【慶一】
「ふむ…」

当人が登場し、面白くも無い自己紹介を済ませる

【彰】
「…」

ま、片手は挙げて挨拶してやる

最初の授業開始前に、駆け込んでくる女生徒が一人
和奏か

【和奏】
「セーフ!?セーフだよね!まだ先生来てないからセーフ!」
【彰】
「もう出て行ったぞ」
【和奏】
「思いっきりアウト!?」

ちなみに、俺の隣席である

【和奏】
「って、あれ?」
【進矢】
「…もしかして、和奏さん?」
【和奏】
「進矢君!?」

・・・ああ、彼女も転校生組だったな

【和奏】
「どえええ!?何で何でどうしてー!?」
【進矢】
「うわわ、声がでけえ!」
【莉都】
「…」

楽しんでるなあ、莉都
いや、俺は和奏がもともといた学園が進矢と同じなどとは知らなかったが
そして休憩時間

【和奏】
「どーいうことー!?」
【莉都】
「落ち着け」
【和奏】
「これが落ち着いていられるかー!」
【進矢】
「彰は知ってたのか?」
【彰】
「転校元など俺が知るはず無いだろう、理事長の莉都ならまだしも」
【陽太】
「さっきから聞いてると、おもしれー偶然見たいだな」
【進矢】
「まあな…」
【陽太】
「しかも理事長とも仲いいみたいだし」
【進矢】
「幼馴染なんだよ、で、こっちは元同級生」
【和奏】
「元じゃなくて今もだよー!」
【進矢】
「そういえばそうか、こういうのなんていうんだ?」
【和奏】
「同級生今昔物語」
【進矢】
「平安時代に帰れ!」
【陽太】
「あっはっは、お前面白い奴だな、まいいや、俺は寺内陽太、こいつは上杉慶一、でこいつは不破彰だ、よろしくなお隣さん」
【進矢】
「いや、彰は知ってるから…」
【陽太】
「そうだったな、ま、ついでだついで」

話の途中でチャイムがなってしまったため、詳しくは昼休みということになる
そして昼休み、俺と陽太、慶一は開幕ダッシュで人数分を購入し、女子たちと進矢たちは中庭の場所確保、この時期人が多くなるから、集団で座れるのはあそこか屋上になり、屋上よりは中庭のほうが落ち着くということでそうなる

【莉都】
「昼休みは基本的に弁当か購買になる、今日みたいにパンを買ったりするわけだ」
【彰】
「…かって来たの俺らだけどな…」
【進矢】
「応用的には?」
【莉都】
「職員室で出前をとることもできるが、まあ、やらないな」
【和奏】
「えぇー!?やろうよー」
【陽太】
「へー」
【進矢】
「どうした?」
【陽太】
「いや、こういっちゃ何だが、こんな気安い理事長始めてみた」
【莉都】
「何だそれは、それではまるで私がいつも怒ってるみたいじゃないか」
【陽太】
「悪いな、気を悪くしたか?」
【和奏】
「似たようなものでしょ、いつもこーんな目してるし」

目を吊り上げて釣り目にしている
確かに、彼女は終始怒っているかのような目つきをしているので初見でとっつきにくそうに感じる
まあ、話してみればそれほどでもないし、目つきに関しては人の事言えないという自覚がある

【莉都】
「む…そのようなつもりは無かった」

対する莉都も目じりを下げようとしている
…顔芸大会か?

【陽太】
「はあー、やっぱ幼馴染ってのはすげーんだな、あっはっは」
【進矢】
「いてーっての!」

背中をばしばしたたいている

【陽太】
「ま、学園の事で解らない事があったらなんでも聞いてくれよ、俺でもそっちの二人でもいいからさ」
【進矢】
「助かる、正直、男の友達ができないかもと思ってたから不安でさ」
【彰】
「元女子高だからな…うちのクラスはまだ多いほうかもしれないぐらいだ」
【陽太】
「肩身が狭いっつーか、なんというか」
【進矢】
「だよなー、体育の授業とか不安だよ、ちょっと見ただけで叫ばれないかとか」
【陽太】
「いやー、俺はむしろそれぐらい周りを気にしてほしいね」
【彰】
「女子って人数多いと気が緩むからな…部室棟なんか通りがかって、赤面もんの会話丸聞こえ、何てこともあるぐらいだからな」
【和奏】
「そーこーまーでー!変な相談しないの」
【莉都】
「だが二人の言うことももっともだな、見るなとは言わんが気をつけろ」
【和奏】
「うん、こればっかりはねー」

しかし、周囲で弁当を食べてる女子の中にはスカートの中が無防備な輩もいるわけで…まあ、それが眼福な相手かどうかと言えば、申し訳ない、否だ

【進矢】
「気をつけよう」
【慶一】
「倉上もそのうち気にならなくなる」
【進矢】
「慣れたいような慣れたくないような…」

予鈴がなってしまったので、莉都にせかされ伝説レベルの早食いで残りのパンを胃袋に収める

放課後、バイトのある陽太と、委員会のある慶一はそちらに向かい、俺も今日は用事があったので案内はできなかった
まあ、それは莉都がするというので、任せる事にした
俺は俺でお仕事があるので、町に出なければならなかったのだが
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

七夜彰

Author:七夜彰
構想だけが爆走し続ける気まぐれ小説書きのブログ
小説か日記、QMAネタを不定期に乗っけています
Twitter→nanaya_akira

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
現在時点での訪問者数
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる