さらに続き

4年に一度の2/29ですから更新してみようと思い乗っけます
まあ、続きはそこそこ書いているので、4月までにはすべてあげて単品物を適当にぶち上げようかと



【彰】
「…いやあ、魔法ってすごいなあ」

翌朝、いろんな世界の回復魔法をかけてもらいほとんど全快といえるほどまで回復した俺だったが

【ルサルカ】
「残るスワスチカは後二つ…」
【彰】
「それが完了すれば双首領が現世にご帰還ってわけか」
【螢】
「本当に、あなたはスワスチカを完成させるつもりなの?」
【彰】
「後一つをベイ、残り一つは…お前らで何とかしろ、正直残り三人とはやりたくない、相性的にザミエルは絶望的なんだよ、俺」
【ルサルカ】
「…先に一撃加えたほうが勝ち、という点ならマキナも同じだけど、命中率の差があるものね」
【彰】
「広範囲への必中攻撃、まあ、勝てる気がしないな、マキナの場合は腕にさえ触れなければ俺の刃で切り裂ける」

能力の特性はだいたい聞いている、拡大する爆心地とあらゆる存在に幕を引く一撃
前者は能力の範囲に囚われてしまえば抜け出せそうにないし、そこから攻撃につなげるのも難しい
そういう点で言うならばマキナは当たらなければどうということはなく、単純な速度では俺のほうが上だろう
そして、俺の魔器は奴らより上位にある流出位階の存在とも伍するほどの質を有している
これは予測に過ぎないが、村正は本来神殺しの性質を有している、俺がシュライバーをあっさり斃せたのもこの性質があればこそ、単純に通じる、程度の武器ではあの状態のシュライバーを屠ることなどできはしない

【彰】
「さて…次はここでいいのかな?」

夜を待つ、お互いに傷も言えた頃だろう
つまり…

【ベイ】
「わざわざ待ってたとはな」
【彰】
「もうじき帰ろうかと思ってたぐらいだ、もうちっと明るい内からでて来いよ、お前の創造なら時間帯無視でガチマンできるだろうが」
【ベイ】
「そういやこの前、お前だけ吸えなかったのは何でだ?マレウスもそうだが、俺の創造に入った奴は無条件で俺に吸われる、なのに何故お前だけ?」
【彰】
「俺の月衣は世界の常識を遮断する、覇道形の創造は世界の上書きではあるが、その世界の常識を遮断することで俺は創造の影響を受けない」
【ベイ】
「なるほどな…」
【彰】
「ま、使うのは無駄じゃないぜ?俺から吸えないだけで世界そのものに溶け込むだったか、あれは十分驚異的だしな」
【ベイ】
「そうかい…それじゃ」
【彰】
「ああ、あの日の続きだ」
【二人】
「決着をつけてやらあ!」

素の状態のまま殴りあう、両腕にオーラフォトンを圧縮し纏う事で十分奴をぶん殴れる
ここ最近ずっと光陰にオーラフォトンの扱いは学んできた、これぐらいならば何とかなる!

【ベイ】
「くっ、ははっ!あの時以上に楽しめるじゃねえか!」
【彰】
「そっちこそ、そろそろ本気になってくれよ、じゃないと村正抜く気にもなりゃしねえ」
【ベイ】
「ああ、よく言った…本気で行くぜ?」

俺は無言で月衣から村正を抜く
それをこちらの意思と見たようで、向こうも詠唱を開始する

【ベイ】
「かつて何処かで、そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか
あなたは素晴らしい、掛け値なしに素晴らしい
しかしそれは誰も知らず、また誰も気づかない
幼い私は、まだあなたを知らなかった
一体私は誰なのだろう、一体どうして、私はあなたの下に来たのだろう
もし私が騎士にあるまじき者ならば、このまま死んでしまいたい
何よりも幸福なこの瞬間、私は死しても、決して忘れはしないだろうから
ゆえに恋人よ、枯れ落ちろ
死骸を晒せ
何かが訪れ、何かが起こった、私はあなたに問いを投げたい
本当にこれでよいのか、私は何か過ちを犯してはいないか
恋人よ、私はあなただけを見、あなただけを感じよう
私の愛で朽ちるあなたを、私だけが知っているから
ゆえに恋人よ、枯れ落ちろ
Briah―
死森の薔薇騎士
Der Rosenkavalier Schwarzwald」

周囲があの時と同じ夜に包まれる

【ベイ】
「一つ教えておいてやる、お前が以前に使ってた武器に炎を纏わせる奴、あれは俺との相性的に最悪だ」
【彰】
「知ってるよ、よくある吸血鬼の弱点、曰く太陽、曰く銀、曰く炎、これらを弱点として抱え込んでしまうが故に、場合によっては一般人でも伍することが出来るが、相性次第では上位の存在であろうとも完敗する、と」
【ベイ】
「マレウスか?あの女おしゃべりだからな」
【彰】
「アンナから聞いたってわけでもないんだが、な」
【ベイ】
「ほう…」
【彰】
「エンチャントフレイム、使わせてもらうぜ」

刃を炎が纏う、これで条件はそろった、おそらく直撃すればベイは一撃で沈むだろう
最も、あの杭の塊の内側にどう切り込むか、それが問題だが
創造を展開した直後より奴は全身から杭を発生させている

【ベイ】
「しゃあっ!」
【彰】
「おおっ!」

飛んできた杭を悉く切り裂く、炎を纏うこれは奴の生み出す全てのものを切り払える

【ベイ】
「ちっ、やっぱりそう簡単にはおわらねえか」
【彰】
「お互い様だ」

この杭に触れることは出来ない、触れてしまえば月光による吸精は防げても、直接的に精気を吸われることになるからだ
故に、迂闊には切り込めない
全身を炎と化す螢のように行くわけでもなし、あくまで刀身に炎を纏うだけでは限界があるか

【彰】
「ふっ!」
【ベイ】
「ちっ!」

だが、射出された直後ならともかく、奴に張り付いている杭自体は奴自身にも連動する
用は切り裂き続ければ奴にもダメージが行くということだが

【ベイ】
「おおおおおお!」
【彰】
「!」

全身の杭を一気に打ち出す
かろうじて直撃だけは避けたが、二三発かすったな…
それだけで相当な疲労感、虚脱感を植えつけられる

【彰】
「くっ…だが、この程度で!」

再び刀身に炎を纏わせ、奴に切りかかる

【ベイ】
「その程度かよ!?」
【彰】
「ちぃっ!」

いまいち反応速度が追いついていない
やはり、こちらも本当の意味で限界域の力を使うしかない、か

【彰】
「…手は綺麗に、心は熱く、頭は冷静に…」

速度の差ではこちらが上だ、ならば、焦らずに確実に打ち込んでいけばいい

【彰】
「せぁっ!」
【ベイ】
「ちぃっ!」

こちらの攻撃は当たらなかったが、距離が調整できた
この間合いならば!

【彰】
「行くぞ、我が至大至高の一撃…その身で受けろ!」

もはや再び杭を生み出すことも許さない
これを切るからには負けるつもりもない

【彰】
「虎切!」

その一撃は、逃れることも、ましてや防ぐことすら許さず、奴を両断していた

【ベイ】
「くはっ…やっぱりお前とは相性悪い…か」
【彰】
「は、ははっ…ケリはつけたぜ、俺の勝ちだ!」

勝利宣言、と同時にベイの創造が消滅する

【ベイ】
「だが、悪くはねえな…初めてだ、俺が望んだ相手と最後までやりあえたってのはな…未練はねえよ」
【彰】
「…そうかよ、まあ、悪くないガチマンだったぜ?」

奴の魂が澱みとなりスワスチカを形成する
これで…後一つ

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