続き続き

クロスオーバー諦めた途端に筆が進むようになり始める
やはり今しばらくは単品物を書くことにしよう
正直原作における力関係とか一部無視です、次の分もかけてはいるのですが、筆が進まなくなっても困るのでしばらくキープ
若干ベイが兄様になってる気がするが、もう気にしないで突っ走ろう



あれから数日が経過し、特に自体が動くでもなく
なぜかやたらとエンカウントするルサルカとは妙に親しくなったりもしたが

【ルサルカ】
「…久しぶりね、彰」
【彰】
「ルサルカ…!?どうした、妙に憔悴しているが」
【ルサルカ】
「スワスチカが開いたわ、それも二つ、ほとんど同時に」
【彰】
「!?」
【ルサルカ】
「散ったのはバビロン、もう一箇所はベイが開いた不良のたまり場になってた場所ね、やったのは不明だけど、今の時点で同士討ちなんて考えにくいから…おそらくはツァラトゥストラね」
【彰】
「ああ、あのシスターか…」
【ルサルカ】
「知ってるの?」
【彰】
「一度だけ会ったことがある、教会に行ったときにな」
【悠人】
「ああ、あの人か…そうか…逝ったのか」
【彰】
「さて、お前さんがどうしてうちに来たのかの説明を求めたいな」
【ルサルカ】
「…あなたに協力してもらいたいのよ、私は最後まで生き残りたい、そのためには強力な味方がいるわ」
【彰】
「…ま、道理だろうな」

しかしまあ、黄金練成、か…
結局それでは本当にかなえたい望みはかなわないんだが…
あれはそんなものではない、どうあがいたところで歪んだ形でしかかなわない
俺よりも生粋の魔女である彼女のほうが詳しかろうに、それすら見失うほどに彼女の願いは強いのかね

【彰】
「さて…悠人、件のツァラトゥストラにでも会いに行こうじゃないか」
【悠人】
「彰?」
【彰】
「…ま、俺なりに思うところがあるんでな」

さて、歪み者を探すほど簡単なこともそうないもので

【彰】
「…ルサルカの読みは大外れなようだな…」
【悠人】
「そうらしいな」
【蓮】
「あんたらは…」
【彰】
「ま、黒円卓と喧嘩しようと考えてる身でね、君とは協力したい」
【蓮】
「…」
【悠人】
「喧嘩…って、彼女との協力はどうするんだ?」
【彰】
「ああ、それも継続する、話を聞く限りあいつは逃げ回ってるだけでも生き残れるだろうしな」
【蓮】
「…?どういうことだ?」
【彰】
「俺は黒円卓の大幹部連中、そしてその後ろにいる双首領を引きずり出すことを目的としていてな、そのためにも君の協力が要るのだよ、ツァラトゥストラ」
【蓮】
「…藤井蓮だ、その呼ばれ方は好きじゃない」
【彰】
「そうか、俺は不破彰だ、よろしくな、蓮」
【悠人】
「高峰悠人だ、よろしくな」

それからしばらく歩き

【司狼】
「よう、蓮、それにお二人さんも、久しぶりじゃねえか」
【彰】
「司狼か、そっちのは?」
【エリー】
「本城恵梨依よ、エリーでいいわ」
【彰】
「俺達のほうは、名乗りがいるか?」
【エリー】
「別に、この馬鹿からあらかた聞いてるし」
【彰】
「そうかい、で、二人して何故にそんなぼろぼろなんだ?」
【司狼】
「ああ、ヴィルヘルムとか言うやつに絡まれてな」
【彰】
「ベイにか!?よく生きてたな…」
【司狼】
「なんつうか…見逃されたって感じの方が強いんだけどな」
【エリー】
「あまりこっちでは殺すなとか言われてるらしいよ、そんなことをぼやいてたから」
【彰】
「開くだけ開けばそれ以上はやるなということか」
【悠人】
「この世界であまりやりすぎると手痛い反撃が来ると思ってるんじゃないか?俺達見たいのがいるわけだし」
【彰】
「いまさら遅いっての、まあいい、それで、お前らはこれからどうする気だ?」
【司狼】
「どうせだ、あんたらも奴等に喧嘩を売りに行く口だろ?俺にもかませろ」
【彰】
「…いいだろう、ただし、今のお前らじゃ足手まといでしかないんだがな」

直感する、こいつらでは奴らに傷一つ与えられない

【彰】
「やはり奴らと直接やりあう際には俺や悠人、サタンが切り札になるか」

実際にルサルカには今の俺ならエイヴィヒカイトを容易に抜けるのは間違いないといわれている
俺の獲物が奴らの聖遺物クラスに匹敵する代物であり、奴らの蓄積した魂にも匹敵する以上の質を持つのは間違いないということだ

【悠人】
「あまり頼られてもな…」
【彰】
「まあ、奴とのけりは俺がつける、こればかりは誰にも譲るつもりはない」
【蓮】
「奴?」
【彰】
「ベイのことだよ、あれとはまだ決着を棚上げしたままだ、つけずに済ませられるほど温和な性分はしていない」
【司狼】
「お前さんも奴とは因縁持ちってことか」
【蓮】
「…俺も最初に絡まれたのはあいつだからな、あまり良い印象はないな」
【彰】
「…あいつ誰にでも喧嘩売ってんのな」

しかし、その決着は予想以上に早く訪れた

【彰】
「…で、櫻井螢だったか、なんのようだ?」
【螢】
「…バビロンをやったのは聖餐杯よ、正直、今は誰に付くのが正しいのか迷っている」
【彰】
「…そもそも黄金練成の何たるか、それを正しく把握してるのか?お前ら」
【螢】
「どういうこと?」
【彰】
「黄金練成、その行き着く先は往々にして金メッキだ、真に望む形ではかなわない、あの神父あたりは察してるんじゃないか?」
【ルサルカ】
「…それでも、あのメルクリウスなら…!」
【彰】
「そいつの術式がどれほどのものかは知らんがな、妙に違和感は残ってるんだよ、第一、何故この世界でスワスチカが開く?模造品のそれで果たして黄金練成自体成しうるのか?」
【ルサルカ】
「それは…」
【彰】
「…事の真偽、確かめたくはないか?」
【悠人】
「彰…お前」
【彰】
「ヴァレリア・トリファ…奴に聞いてみようじゃないか」

教会に向かう

【ヴァレリア】
「おや、皆さんおそろいで…それにマレウスにレオンハルトも、なるほど、彰さん、あなたは相当に頭が切れるお方のようだ、あのお方のことをろくに知りもせず、しかし本質を言い当てたと見える」
【彰】
「黄金練成の何たるか、ぐらいならばな、無駄に知識が豊富なんだよ、俺は」
【ヴァレリア】
「ではお教えしましょう、単純に言えばあのお方がお戻りになれば、確かに永遠の命はえられるでしょう、失われた親族を蘇らせることも出来るでしょう…ただし、無限に殺しあい続ける戦奴(エインフェリア)として、ですがね」
【螢】
「そんな…!では…!」
【ヴァレリア】
「ええ、殺されてもすぐに蘇るならそれは永遠の命と変わらない、すでに死んでいるものもグラズヘイムにいるのであればすぐに蘇れますよ、あの方のエインフェリアとして、ね」
【ルサルカ】
「!」
【彰】
「やめとけ、お前らじゃ無理だし、俺や悠人でもあれは抜けない」
【悠人】
「せめてサタンなら…」

彼我の実力差がよくわかる二人組はさすがに挑もうとはしない
そしてこの面子中最強の悠人が二の足をふんだことで他の連中もそのやばさのほどを理解している

【ヴァレリア】
「ふ、ふふ…ははははははは!全く、あなた方は素晴らしすぎる!それゆえにいずれは排除せねばならぬかもしれませんが…しかたありませんね、カイン、あれがあなたの求めている敵ですよ」

いきなりでもないが突如表れる異形

【螢】
「…兄さん!」
【カイン】
「・・・・・・」

無言でこちらに構えるカイン

【彰】
「…リザをやったのはお前だな?ヴァレリア」
【ヴァレリア】
「ええ、彼女も最初は私に賛同してくれていたのですが、意見が分かれてしまったもので」
【彰】
「…なるほどな」

そこまで言い終えると同時、カインが俺に向かい飛び掛ってくる

【彰】
「しっ!」

月衣から村正を抜き、流れのままに受け流す

【彰】
「…重いが真っ直ぐなだけの攻撃では俺には届かんぞ」

だが、小さく何かをつぶやく声が耳に届いた

【カイン】
「雷速剣舞・戦姫変性(トールトーテンタンツ・ヴァルキュリア)」

瞬間、奴が雷と化した
速度、ましてや剣撃すらもが雷となる

【彰】
「くっ!」

それをかろうじて見切り避ける
受けたりいなしたり?論外だ、触れただけでヤバイだろう
そう思わせる魔性の雷、それが現在の奴といっていい

【彰】
「といって攻撃できなくてはな…!」

ちなみに悠人は援護の間合いを見計らっているが奴が早すぎるのと俺が近すぎるために間合いを見失っている
あいつでもこの攻撃には迂闊に近づけない、他の連中?論外だろう、と思っていたところに

【ルサルカ】
「ものみな眠るさ夜中に
水底を離るることぞうれしけれ。
水のおもてを頭もて、
波立て遊ぶぞたのしけれ。
澄める大気をふるわせて、互に高く呼びかわし
緑なす濡れ髪うちふるい
乾かし遊ぶぞたのしけれ!
Briah―
拷問城の食人影
Csejte Ungarn Nachatzehrer」

その言葉が終わると同時、奴が影に飲まれ動けなくなる
直後

【螢】
「かれその神避りたまひし伊耶那美は
出雲の国と伯伎の国 その堺なる比婆の山に葬めまつりき
ここに伊耶那岐
御佩せる十拳剣を抜きて
その子迦具土の頚を斬りたまひき
創造
爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之 」

炎となった螢が突撃し、奴の雷を消し飛ばす

【二人】
「彰!」
【彰】
「おうよ!」

腰だめに構え、俺の間合いの内にある以上、この技からは逃れられない

すなわち、御神流奥義乃六

【彰】
「薙旋!」

前後と横からの三連撃が、奴に完全な止めを刺した
そのまま光の粒子となって消えていく
後には奴から流れ出た魂が澱みを形成し…
さあ、第五のスワスチカが開かれた…



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