今度はこちらを

なかなか書いてる暇が取れない現状です
それでも月一程度にはどちらかを更新するつもりでいますのでどうか見守ってやってください
後、呉と蜀の面子だけ書いといてなんですが人物紹介はカットします、正直混沌のときほど原作から変更する予定は無いので




【彰】
「それじゃ、お疲れ様です」

資金繰りとして工事関係のバイトをするようになって結構立つ、事態は一個も動かぬままに、俺達は早くもこの世界に順応しつつあった
一部の連中はバイトで金を稼ぐようにもなっている
もっとも、全員合わせて月百万程度なので、人数を考えると少ないのだが…
最も稼いでいるのは俺で日雇いのバイトを週五回掛け持ちでやっている
この方面は力仕事が多くその分給料もいいものが多い…のだが、その稼ぎの大半がなぜか呉の連中に持っていかれて懐には月一万しか残らないのはなぜだろう?
まあ、食費は冥琳が管理しているのでいいんだけどな
酒代がほとんど出ないんで雪蓮あたりはぐれてるが、だったら自分で稼げと言われ引き下がっていたりする、いや、本当に働けよあのニート!

【彰】
「…っと、明命か」
【明命】
「彰さん、お帰りですか?」
【彰】
「ああ、お前もそうらしいな」

こいつもバイト組みの一人で、まじめな仕事態度からわりと贔屓されているようだ
呉の連中で外に出てるのは明命、思春、俺だけだったりする
雪蓮はグータラしてるし、冥琳や穏、亞莎なんかは日々世界情勢などを学んでいる、最近横文字も使うようになってきた
他のところでは蜀では星や翠、紫苑あたりが、魏では秋蘭や三羽烏が働いていると聞いている
俺と同じバイトは時々悠人や光陰もやっており、俺達のような人材は力仕事の多い日雇いの工事現場などでは重宝されてもいる

【彰】
「ただいまっと…?雪蓮はどうした?」
【冥琳】
「ああ、霞のところに行っている、こっちの酒が手に入ったので飲んでくるそうだ」
【彰】
「…霞の奴はどっから金が出たんだか、今回の給料だ、預けとく」
自分の分の一万は抜いてある、さすがに多少は趣味の金がほしい、俺の場合は酒代か武器の手入れ道具かに消えていくが

【冥琳】
「ご苦労だったな、雪蓮も少しは働いてくれると楽になるんだが」
【彰】
「ま、力仕事は得意だし、嫌いでもないから構わないって言えば構わないんだが」

そんな日々が続く中、俺は時々違和感、いや、ある種の不快感を感じるようになっていた
他の連中は感じていない類のそれ、そう…
時折月衣が共鳴しているように感じるのだ
まあ、侵魔のような気配はしないが、異なる世界の空気を感じているのは違いない

【彰】
「…何なんだ、この感覚は…」

変に焦燥感をあおるような気配ではない、だが、この感覚が長引くのは正直俺の精神衛生上まったく持ってよろしくない事態なのは間違いない

【彰】
「…こっちのほうであってはいるみたいなんだが…」

なので、俺は単身その気配を探りに出ていた
異世界がらみの感覚であり、俺しか感じていない以上他の連中の手を借りると言うわけにもいかないからだ

【彰】
「…」

月衣から感じる感覚、通常月衣は世界の常識を遮断するための個人結界であり、そこまで気配探知能力は無いはずだが、世界の異物を感じ取る能力が付加されている俺の月衣はこの世界の常識と異なる常識を認識することが可能となっている
俺の月衣の認識する常識は基本的にファー・ジ・アースがデフォルトで、次点がここの前にいた世界と言うことになる、この世界の常識はある意味では俺には非常識だが、この感覚もまた非常識の側の常識だと教えている

【彰】
「…やれやれ、世界ごとの常識をこうして月衣を通して認識させられるとは…柊もこうだったのか?」

柊蓮司、向こうで何度か背中を預けたこともある魔剣使い
あいつも何度も別の世界に飛ばされた経験があると聞いたことがある

【彰】
「世界が必要とするからこそ俺はこの世界にいる、ならば、この気配の持ち主もそうなのか…それとも、そうでないからこそ俺達のような存在を呼ぶ必要があったのか…」

時々だった違和感はこの近くに入った時点から常に感じるようになった
つまり、間違いなくこの近くにこの世界にとって異物であるものが存在するのは間違いない

【彰】
「…?」

何だろう、この凄まじい違和感は

【彰】
「…ああ、あいつらか」

納得する、そこにいたのはどう考えてもファンタジー世界の人間だったからだ

【銀髪の青年】
「…また変な世界に飛ばされた、と言うことか…」
【金髪の少女】
「そのようですわね…あの時と同じメンバーが飛ばされてるみたいですし」
【角のある男】
「…また、私も飛ばされたか…」
【銀髪の青年】
「…しかしこの周りの建物、文明は相当進んでいると見ていいな、俺達は浮く可能性が高いな」
【彰】
「そこの連中、興味深い話をしてるな」
【銀髪の青年】
「何者だ!」

すばやく戦闘態勢に移る連中、ま、当然だな

【彰】
「まあ待て、こちらに敵意は無い、ほら、丸腰だろ」

武器は月衣にしまっている、当然必要ならばすぐに抜き身で取り出せるがそうならないように話し合うことが重要だ

【角のある男】
「…いいだろう、お前もこの世界では特異な存在のようだからな」
【彰】
「…」
【角のある男】
「その個人結界、常識を遮る力があるようだが?」
【彰】
「!?」

こいつ、月衣を感知できるのか!?

【サタン】
「私の名はサタンという、お前は?」
【彰】
「不破彰、この結界は月衣といい、常識の遮断と物の収納を可能としている、もっとも、常識の遮断自体は効果が薄いがな」
【シェゾ】
「俺はシェゾ・ウィグィィ、闇の魔導師だ」
【ウィッチ】
「私はウィッチと申しますわ」
【アルル】
「僕はアルル・ナジャ、よろしくね!」
【ルルー】
「私はルルーですわ」
【彰】
「承知した」

さて…

【彰】
「で、お前らは一体どういう事情でここに来たんだ?」
【シェゾ】
「と聞かれてもな」
【サタン】
「我々も意図してこの世界に来たわけではないのだ」
【彰】
「ってことは…悠人のいう世界が必要として召喚された場合か」
【シェゾ】
「悠人…?もしかしてそいつは高峰悠人と言うのではないか?」
【彰】
「…知り合いか?」
【サタン】
「案内を頼めるか?」
【彰】
「ああ、了解した」

で、人目につかないように移動し

【悠人】
「シェゾ!?それにサタンたちも…」
【シェゾ】
「…悠人か、久しいな」
【エスペリア】
「何故…あなた達もここに?」
【シェゾ】
「それは俺が知りたいぐらいだがな、お前らこそ、何故こんな世界にいる?」
【光陰】
「…高崎彰の持論の通り、と言うことになるんじゃないかね?」
【サタン】
「意図しない転移はその世界が必要とするからこそ起こる…か、確かに、他の世界への干渉意思も無く飛ばされるならばそうなのだろうが」
【彰】
「俺もご他聞に漏れないようだしな」
【シェゾ】
「…こいつの連れは?」
【悠人】
「今は部屋にいるか仕事先じゃないか?」
【冥琳】
「戻ったか、彰」
【彰】
「ああ、他の連中は?」
【冥琳】
「全うに働いてる人間は外に出ている、そうじゃないのは部屋に引きこもっているか遊びに出ているな」
【彰】
「…雪蓮とかは遊びに出ているみたいだな」

気配を探ってみるが雪蓮や霞の気配は無い

【冥琳】
「ああ…で、そちらは?」
【サタン】
「サタンと言う、そちらの事情はある程度は聞かせてもらった、我々も同様に意図せぬ転移に巻き込まれたものだよ」
【冥琳】
「そうか…」

しばらく話し合った結果、彼らも当面の間はここに住むことになるようだ、高崎彰本人の身内でもあるらしいが、そこらへんの事情については俺も詳しくは詮索していない
正直、知っても意味が無いことでもあるからな

【シェゾ】
「しかし…妙なものだな、こういう世界に俺達がいるというのは」
【悠人】
「ああ、正直、何で俺達がここにいるのかもわからないからな」
【彰】
「あるべくして呼ばれたのだろうが、その理由を教えてもらいたいものだな」

男三人雁首そろえてため息をつくぐらいしかやることが無い現状というのも困りものだな…
まあ、さらに頭を抱えているだろう女性陣が俺の部屋で会議中なわけだが
で、俺はこいつらと親睦を深めるべくシェゾの部屋に来ているわけだ

【彰】
「しかし、そっちは面識あったんだな」
【シェゾ】
「ああ、ココとは違う別の世界でだがな」
【悠人】
「あの時はあいつが得意点でそれに巻き込まれて俺達が召喚されたんだったな」
【シェゾ】
「ああ、あの世界での経験は確かに有益なことが多かった、この世界での経験がそうであることを願いたいな」
【悠人】
「さて、こうして剣を使う奴がそろったんだ、腕試しでもしてみないか」
【シェゾ】
「…お前は俺がそういうのが嫌いだと知っているだろうが」
【悠人】
「そうでもないだろ?あの世界ではまじめに修行していたし」
【彰】
「ま、お互いの力量を知るいい機会だ、いっぺん手合わせするのは悪くないだろう」

ということで、このマンションの屋上で野郎連中は己が獲物を手に、女性陣は見物客として手合わせを始める、ちなみに実況は

【地和】
「何でまたちーが実況なの!?」
【雪蓮】
「いいじゃない、解説は私たち武将陣がやるんだから」
【彰】
「…どうしてこうなった…」

実際には俺と悠人と光陰とシェゾの四人で手合わせをするだけなのだが

【シェゾ】
「…お前の世界の連中のノリが異常にいいということだけはよく解った」
【彰】
「まあ、試合うこっちはガチで行こうぜ」

最初は

【地和】
「では第一試合、不破彰VS高峰悠人!」
【彰】
「実際に試合うのは初めてになるな、お手柔らかに頼むぜ」
【悠人】
「そっちもな、剣の腕だけなら俺以上に見えるし」

向こうのは…まさか、魔器か…?
この感じ、俺達魔剣使いの使う魔器に似ている

【彰】
「…その剣、なんか妙だな」
【悠人】
「解るのか?こいつは永遠神剣って言う特殊な剣だよ」
【彰】
「これでも一応魔剣使いなんでな、こいつは俺が昔から愛用してるただの日本刀だが」

名刀ではあるが無銘だし、魔器としての能力は絶無だ

【悠人】
「さて、始めるか!」
【彰】
「ああ」

お互いに武器は本物だが、俺と悠人、光陰は体術と剣はあり、シェゾはこれに強力ではない魔法の使用も許可されている
シェゾ本人は魔導士であり剣士ではないというのがその理由だ

【彰】
「おおおおおお!」

まずは剛の剣で行ってみるか!
どっちかと言えば俺は速度重視ではあるが、力押しでもある程度はいける
本領発揮前の手慣らしといったところだ

【悠人】
「くっ!だけど、光陰ほどじゃないな!」
【彰】
「ちっ!」

即効で後ろに飛ぶ、どちらかと言うと悠人は速度重視タイプにも思えるがわりと力は強いようだ、ならば!

【彰】
「…しっ!」

こっちの本領発揮と行かせてもらう!

【悠人】
「速い!」
【地和】
「おおっと!彰選手、速度を上げてきました!」
【雪蓮】
「彰は力も強いけどその本領は速度だからね…そこまで本気になるだけの相手って事ね、彼も」

事実、俺は先ほどから超高速で一撃打ち込んでは距離をとるということを繰り返しているのだが、その全てが有効打ではない
連撃に移ってもいいが、正直手数で攻めて勝てる相手でもなさそうだ、下手に軽いのを秒間10発打ち込むよりも確実に重く速い一撃で相手の体力を削る、これが俺の戦法だ

【悠人】
「くっ、だが…見切った!」
【彰】
「ちっ!」

さすがに向こうも同じ攻撃の繰り返しが通用する相手でもないか…

【彰】
「…ならばそろそろ…本気で行かせもらう」
【悠人】
「こちらもな!」

全力での打ち合いの末

【彰】
「ちいっ!」
【悠人】
「くっ!」
【雪蓮】
「そこまで!」

ドロー…か、どちらも後一歩が足りなかったな…

【彰】
「驚いたね、俺の速度にここまでついてきたのはお前が初めてだよ、悠人」
【悠人】
「そっちこそ、エターナルとして本気を出した俺と引き分けるってのはすごいよ」
【光陰】
「…俺じゃあ勝てないな、あの速度と力は」
【シェゾ】
「非常に不愉快ではあるが同感だ、互いの実力差ぐらいは解る、この世界のマナ濃度を考えればあの世界以上に強力であろう悠人と互角とは…」
【彰】
「でもサポートスキルとかの類は使ってないんだろ?」
【悠人】
「俺達エターナルはマナの濃度が高ければそれだけで強力な存在にもなるんだよ、この世界のマナは濃い、普通の人間ならば動きに追いつくだけでも不可能だ」
【彰】
「ま、俺も伊達や酔狂で三国最強だったわけじゃない」

で、シェゾ対光陰は剣の世界で何度かやっているらしくシェゾが拒否したため

【彰】
「俺対シェゾになるのか」
【シェゾ】
「お互いの力量を測るためには当然だろう」

お互いに武器を構える、向こうは多少魔法とやらの強化を受けているのだ、もともとのステータスがどれぐらいか解らんが、油断はしない

【彰】
「…行くぞ」
【シェゾ】
「ああ…」

速度は…強化込みでも俺のほうが速いな!

【彰】
「おおっ!」
【シェゾ】
「くっ!」

やはり!強化したといっても元々のステータスは俺のほうが上だ!

【地和】
「おおと、先ほどとは打って変わり彰が一方的に攻めています!」
【雪蓮】
「地力の差ね、元々彰のほうが圧倒的に速いせいで強化してもアレが限界ってところかしら?」
【シェゾ】
「確かに、ただの打ち合いでは俺は不利か、だが…サンダーストーム!」
【彰】
「うお!?」

いきなり飛んできた雷を何とか避けて距離をとる

【彰】
「…なるほど、魔導士、か」
【シェゾ】
「今のはほんの初歩だ、行くぞ!アイスストーム!」
【彰】
「なんの!エンチャントフレイム!」

飛んでくる冷気を炎を纏った刃で切り裂く

【シェゾ】
「なっ!?」
【彰】
「遅い」

一瞬で踏み込みシェゾの喉元に刃を突きつける

【シェゾ】
「くっ…お前が魔法を使うのはありなのか?」
【彰】
「ちなみに、俺が唯一使える魔法だ」

本当にこれしか使えない、飛ばす系は軒並みだめでリオンにさじを放り投げられたほどだからな!

ちなみに、光陰との手合わせはパスとなった、俺一人で三連戦にしかならないのはさすがにきついからだ
まあ、それは折を見て行うようにするという方向で片がついたので、今度はギャラリーなしでの模擬戦にする予定だ
しかし…俺達がこの世界に呼ばれた理由ってのは…
一体、何なんだろうな?

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