第三章

久しぶりの第三章、いや、変に長くしようとしなければもっと早く終わったのだが…
次回はまだ未定ですが、そろそろ恋姫無双オンリーは終わりにしようと思うのでどこかと合流します
たぶんアセリアかな




                 第三章

【地和】
「お待たせいたしました!すでに準決勝第一試合の二人は準備を整えて開始の合図を待っている状態です!」

第一試合の組み合わせは俺と雪蓮
第二試合は恋と華雄という組み合わせになる

【彰】
「雪蓮が相手か…」
【雪蓮】
「彰が相手…楽しめそうね」

俺は抜刀し集中力を研ぎ澄ましている
雪蓮は南海覇王を構え、言葉とは裏腹に俺との間合いを計っている

【地和】
「お互い戦闘準備万端なのでもう始めちゃいたいと思いまーす!それじゃ、始め!」

銅鑼の音が響くと共に雪蓮から猛攻を仕掛けてくる

【彰】
「…」

神速に入った今の俺は雪蓮の動きがある程度は見えている
当然、避けるのは不可能じゃないが

【雪蓮】
「ほらほらほらほら!避けてばっかりじゃ話にならないわよ!」

勢いに徐々に押されるのは目に見えている

【地和】
「おおっと、彰選手避けるので精一杯といった感じです!」

ま、そうみえるだろうな…そろそろ仕掛けるか!

【彰】
「はっ!」

今度はこちらから攻勢に移る

【地和】
「彰選手、攻勢に転じましたが、雪蓮様も負けずに打ち合っています!」
【華佗】
「あの二人は単純な腕力や速度ではほぼ互角といったところだろうからな、打ち合いになればそう簡単には決着がつかないぞ」

やはり、単純な打ち合いだけではやはり俺と雪蓮にそれほどたいした差は無い…か
そうなると…

【彰】
「ちっ!」

一度跳躍し、間合いを開ける、再び、今度は先ほど以上に集中力を高める
御神流奥義の極…閃
雪蓮に勝つには下手な泥仕合では意味が無い、確実な一撃で持って破るより他にないだろう

【彰】
「ふぅぅぅぅぅぅぅ」

深く息を吐く、向こうも俺のこの技は知っている、だが

【彰】
「知っていたとて…防ぐことは不可能」

見切った!

【彰】
「永全不動八門一派、御神真刀流奥義の極」

後はただ、その閃光に刃を通せばいい!

【彰】
「閃!」

彼女の刃は俺には届かず、俺の刃は雪蓮の首筋で止まっていた

【地和】
「おおっと!やはり強い!彰選手、己が主、雪蓮様を破っての勝利です!」
【雪蓮】
「あ~あ、やっぱり私の負けかぁ…」
【彰】
「結構きつかったがな…」

そして第二試合

【彰】
「では、第二試合の前解説だ、組み合わせは恋対華雄、一見すれば圧倒的に恋有利にも思えるが、華雄の実力が水関以降どれほどまで上がったのか、未知数であるのは事実だ、これは大番狂わせも否定し切れんな」
【地和】
「おおっと、解説に戻った彰の発言が割りと華雄よりなことに少々驚きを隠せませんが、何はともあれ第二試合、始め!」
【華雄】
「まさか、このような場で仕合う事が出来るとは思っていなかったぞ、呂布!」
【恋】
「…確かに、前よりも強くなってる…だけど」

お互い武器を構える

【恋】
「今はまだ…恋のほうが強い」
【華雄】
「ならば、この場でそれを証明して見せよ!」
【地和】
「おおっと!華雄選手、これはすさまじい攻めです!」
【彰】
「速度、力において恋に比肩しうるほどにはなりつつあるな…これは俺も恋もうかうか出来ん」

だが、確かに手数は圧倒的に華雄のほうが多い、しかし

【恋】
「…」

恋はそのことごとくを見切っており、避けるかいなすかのどちらかでもって消耗を最小限に抑えて戦っている
さらに言えば、手数で劣る程度、恋の真の武の前には意味を成さん

【恋】
「見えた」
【華雄】
「何!?」

一撃、すさまじい轟音が響くと共に、一気に華雄が吹っ飛ばされる

【華雄】
「ぐっ!さすがだ…だが、私はこの程度で敗北を認めはせんぞ!」

一度場外に吹っ飛んだものの、すぐに復帰する

【恋】
「うん…」

構えなおす恋と華雄

【華雄】
「この一撃に全てをこめる…うらあああああ!」
【恋】
「!」

華雄の大振りからの一撃、一見すれば隙だらけだが、今の華雄の全力がこめられているだけあって早い、だが、恋はさらに早かった

【彰】
「そこまで!」

華雄の一撃は恋の真横の空間を切り裂き、恋の刃が華雄の胴に当てられていた

【地和】
「やはり飛将軍の力は伊達ではない!恋選手の勝利です!」
【恋】
「…楽しかった」
【華雄】
「ああ、次は負けんぞ」
【恋】
「恋だって、負けない」

いい感じの友情が芽生えたようだ

【彰】
「さて…では再び休憩をもうける、決勝戦は半刻後とする!」

そして

【彰】
「…そういえば、お前とガチで仕合うの、初めてか?」
【恋】
「…(コクッ)」
【彰】
「…お互い、全力で行こうぜ」
【恋】
「恋も、久しぶりに本気で行く」
【地和】
「お互い闘志は十分なようです!では時間もないし、さっさと決勝戦始め!」

【彰】
「おおっ!」
【恋】
「ふっ!」

お互いに初撃は腕力勝負
得物が軋む音に即座にはなれ、再び激突する
徐々に手数の多さ、つまり、速度の勝負に移っていく

【地和】
「なんていうか…ちぃ、闘技場の上にいると危ないかも…」
【彰】
「…まだいたのか、実況は解説席からでも出来る、さっさと行ったほうが身のためだ」
【恋】
「…(コクッ)」

地和が離脱し、仕切りなおす

【地和】
「では、実況に戻りまーす!再び対峙したまま動こうとしない両者ですが…なにか変な光が見えるんだけど!?」
【華佗】
「あれは…両者の闘気が常人の目にも見えるほど高まっているんだ!あの状態で両者が激突すれば、闘技場の上は立っていることも困難なほどの衝撃波が走り抜けるだろう!」

直後

【彰】
「ぜえあああああっ!」
【恋】
「はあっ!」

俺と恋の刃がぶつかり、まさに華佗の言ったような状態となる

【地和】
「…本当にこっちに来ててよかったぁ…」
【一刀】
「あれが…あの二人の本気…なのか…?」
【愛紗】
「いえ、あの二人はまだ先にある一撃を隠しています、彰の言っていた究極の一も気になるところです」
【星】
「確かに、他の武将をして回避も防御もほとんどできぬとまで言わせる閃でさえ、自分の流派の奥義の極みであって自分の到達点ではないと言い切ったこともあるほど、どれほどの技か、私も興味は尽きませんな」
【一刀】
「星!来てたのか!?」
【星】
「参加する気はありませんが、己が武を競い合うものたちの姿は美しいもの、それを見に来ただけでしたが、これほどの仕合となると解説もそれなりの実力者が必要でしょう」
【愛紗】
「同感だ」
【地和】
「いつの間にか解説が乗っ取られてるけど、その間にもどれだけの回数刃が交差したのか、一向に衝撃波が収まる気配はない、本当にあの二人って何者よ!?」
【星】
「今ので十合目だな、これほどの力の放出仕合をよくもまあ続けられるものだ」
【愛紗】
「…格の違いを思い知らされるな」
【華雄】
「待て!二人が距離をとったぞ!」

お互いにすでに肩で息をするほど疲弊している、もはや観客のための打ち合いは終わりだ
いや、この仕合自体もう終わりが近い
ゆえに、俺は刃を鞘に納め、体を深く沈める

【一刀】
「まさか、抜刀術か!?」
【愛紗】
「なっ!?」
【一刀】
「だけど、あんな広い間合いで抜刀術なんて聞いたことが無い!」

だろうな
俺のこれはガキの頃から延々積み重ねてきた鍛錬によってすでに常識を凌駕する一撃となっている

【彰】
「行くぞ、恋…俺の究極の一…その目、その魂に刻み込んでおけ」
【恋】
「…」

恋もまた無言で構えなおす
そして…

【彰】
「虎切!」
【恋】
「!」

恋に攻撃に移る間合いを与えず、俺の刃は恋の首筋に当たっていた

【彰】
「俺の持つ数多い技の中にあって、最も早くもっとも長い射程を持つ、我が究極の一にして、俺が一番最初に学んだ技、それがこの虎切だ…ガキの頃からこれだけはずっと磨き続けてきた、俺が最も信頼する技だよ」
【恋】
「…恋の負け…でも、楽しかった」
【彰】
「ああ…久方ぶりにガチで仕合えて、俺も楽しかったぜ」

さて…表彰式というわけではないが優勝者の俺には賞金のほかにもう一つ、ある権限が与えられている
今回の大会参加者に対し優勝者は一つだけ何を命じてもよい、一人に限定するか全員にするかは優勝者に委ねられる
正直、俺は最初行使する気は欠片も無かった、が
気が変わった

【地和】
「では、今回の優勝者に与えられる権限ですが、彰はどうするか決めたの?」
【彰】
「ああ…華雄!」

自分が名指しされると思っていなかったのだろう、驚きながらも闘技場の上に上ってくる華雄

【華雄】
「な…なんだ?」
【彰】
「そう怯えんなって」

そういいつつ、いきなり唇を奪う

【地和】
「え、ちょ、ちょっと!?」

地和も混乱してるし

【彰】
「ふぅっ…さて、俺の権限だが、華雄、俺の女になれ」

お~お~…さすがに場外…っと、俺限定面子は除いて、騒いでるな
さすがにあいつらは俺がどうするかよく認識している

【華雄】
「え…何ぃっ!?」
【彰】
「そう驚くなよ…それとも俺が相手じゃ不服か?」
【華雄】
「いや、別にそういうことは無いが…むしろ、お前ぐらいの男で無ければこちらから願い下げだが」
【彰】
「…華雄、そういや、俺お前の真名は知らないよな、教えてくれないか?俺のことは彰と呼んでかまわん」
【冥】
「冥…、だ」
【彰】
「冥…か、これからよろしくな」

冥…ねえ、どちらかと言うと迷の方が合ってる様な人生送ってる気もするが
こうして、冥もまた俺限定となるようになり、結果として孫家とも和解し、今では呉の将の一人とまでなった
結果としてまた袁家の武将陣が悲惨なことになったのだが、あの家も他の国に喧嘩売ろうとすることも無いだろう、この状態をわざわざぶち壊すのが本意でないのは向こうもそのはずだ
まあ、違うと言うなら三国同盟の全力を持って叩き潰せばいいだけだからな
かくして、盛況の内に今回の天下一品武道会は終焉を迎えたのだった
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