第二章

第二章です
今回も恋姫無双オンリーです
やってることは萌将伝の二番煎じですが、こいつの実力をはっきりと書いておきたかった
まあ、準決勝から先が別の章になったのは誤算ですが
そっちはもうちょっと戦闘を詳しく書く予定です



                 第二章

俺がこの世界に帰還してより数ヶ月、政務に口出しする機会多数、盗賊退治した回数数知れず
平穏を得たとはいえ、今でも野盗は珍しくないし、国境の先では五胡勢力の動きがあるので危険性は残されているわけで…
俺は基本的に武の人ではあるが下手な文官よりも内政方面での働きが出来てしまうこともあり、さらに今の俺は呉以外の三国にも必要があれば都度出向くようにしていることもあり、場合によっては一刀以上に仕事をしているんじゃないだろうかと思うことも少なくない
無論、役得も少なくない、三国の中には一刀よりも俺のほうが好みに合う奴もいるわけで、そういう連中と閨を共にした回数もこの数ヶ月で両の手は越えただろう
ちなみに、俺と一刀の間にはある不文律が存在している
単純に言えば、どちらか片方しか見ていない相手(俺に対しては雪蓮や冥琳、一刀に対しては桃香や愛紗といった感じになるが)に対しては手は出さないことというものだ
無論どちらであっても相手にとって不足なし、という豪快な奴もいるのでこの不文律に関してはあくまでもそれが確認できる相手のみ、ということになる
ちなみに、蜀は結構一刀限定、呉は俺限定が多かったりする
蜀で俺に抱かれてもいいって奴は…片手で足りるな、呉から一刀も片手で足りる
魏は三羽烏が一刀限定を除けばどちらでも、といったところか、手を出す気皆無だけど
で、こっち戻ってから抱いたのが…雪蓮、冥琳、祭、明命、星、紫苑、恋、霞か…
我ながら一刀を笑えん種馬ぶりだとは思うが、一刀の手はもっと早いらしい
恐るべし、三国一の種馬と言ったところか

そんなある日、天下一品武道会のお知らせが届いた

【彰】
「…ようは、腕自慢を集めて競わせようってことか、満足に戦のできない武官たちの鬱憤晴らしもかねる方向で」
【冥琳】
「ああ、うちの雪蓮や魏の春蘭などは鬱憤がたまってしょうがないらしいからな」
【彰】
「あ~…これって俺は出てもいいのかね…?」
【冥琳】
「…他の武官たちに聞いてくれ、私はなんとも言えん」

いろいろと確認する、俺が出るという確認をしただけで泣きそうな顔になった奴もいたが、俺は何とか出てもいいらしい、ただし、初戦は必ず恋とやりあうという条件までついてしまったが…
天下の飛将軍、呂奉先が真っ先に相手になるというのは…あまり美味しくないとは思わないか?確かに本気の恋に勝てる奴など本気の俺以外ありえんが、しかし、そうなると面白みに欠ける、久方ぶりにガチの本気で俺の究極の一を披露できると思ったのだが…
初戦に放つと後は消化試合じみて面白くない

【彰】
「…はあ、なんかやる気失せるな…」
【愛紗】
「仕方あるまい、出たがってる二人を無理にとめるわけにも行かず、しかし二人とも他の武将では圧倒される実力者だ」
【彰】
「それが最後にかち合うからこそ面白くなるんじゃないか、どうせ観客もくるんだし、そういう連中のためにもう少し後回しにするべきだと思うね、俺は」
【春蘭】
「しかしだな!お前と恋が他の奴に負けるなどという万が一が起きると思うのか!?」
【彰】
「おや、それこそお前は、何を軟弱なことを言っている!私が二人を倒せばいいだけだろう!とか言い出す人間だと思っていたが?」
【春蘭】
「お前はそれこそああいう舞台では戦場以上の実力を発揮するだろうが…」
【彰】
「まあ、一対一に特化してる自覚はあるからなあ…」

それこそ恋でも危ういだろう

【雪蓮】
「いいんじゃない?後回しでも」
【彰】
「雪蓮!」
【雪蓮】
「一番最初に最も強者同士がぶつかり合ったとして、その後の面々がそのまま消化試合ではつまらないでしょう?」
【愛紗】
「それは…確かに」
【雪蓮】
「それに、前回の大会で見せた春蘭のあれ、彰と恋には使用を許可すれば悪くない結果になるかもしれないじゃない」
【彰】
「は?春蘭なんか変な新技でも編み出したのか?」
【雪蓮】
「その目でとくと御覧なさい」

そして、大会当日となった、幸い俺達の嘆願が聞き届けられたのか、俺と恋は全勝しない限りかち当たることはないようになっている

大会規定はそう多くない、武器は模造刀を使用すること、相手を殺してはいけないということ、敗北の判定に対しての詳細、後は褒美に関してなどのことになる

【彰】
「で、初戦の相手は鈴々か…」

俺が一番手で戦うことになる
ああ、久しぶりに血が滾ってきた

【彰】
「悪いが手加減は出来そうにないぞ、鈴々」
【鈴々】
「うにゃ…」

ああ、もう抑えられん

【彰】
「では、黒き竜巻の全力、その身でとくと味わうがいい!」

抜いた獲物で突撃し、蛇牟の間合いのさらに内側へと切り込む

【彰】
「踏み込みの速度ならば負けん!」

そして、通り抜け様に放った一撃で鈴々の体を宙を舞っていた

【地和】
「おおっと!燕人張飛が一撃で宙を舞った!さすがは黒き竜巻と言うべきでしょうか!っていうかちぃには何が起きてたのかわかんなかった~!」

ちなみに実況は張三姉妹の次女、地和であり、解説はいまいち役に立つかどうかわからない連中だったりもする

【華佗】
「今のは、一瞬の交差で彰が一撃を叩き込んだようだな」
【彰】
「まあな、単純な腕力勝負では俺は鈴々に劣っている、確かに腕力だけで見れば愛紗などにも匹敵する自覚はあるが鈴々のそれは頭一つ飛びぬけているからな、当然、直撃をもらえば俺とて一撃で戦闘不能になるのは必定、しかし、それ以外の小手先の技など俺に通じるはずも無い、鈴々の全力の一撃を俺がよけて一撃を叩き込めるか否か、それがこの勝負の肝だった、鈴々も野生の勘でそれがわかっていたから最初から全力の一撃だったと言うことだ」
【一刀】
「…勝っていきなり解説席か…?」
【彰】
「仕方あるまい、どうせなら星あたりでも解説にしておけばいいものを華陀とお前だけでは不安がある、次の戦いは愛紗対春蘭…おい、もったいないなこの試合」
【華佗】
「ああ、前回の決戦での取り組みが第一試合になるとは…だが、これも公平なくじの元に決まった結果だ、その分はお前や恋が盛り上げてくれるだろう?」
【彰】
「まあな、俺の次の対戦相手はこの内のどちらかになるのだし…」

今回はリーグ戦形式をとっているため、俺の隣の組である愛紗か春蘭と勝負することになるな

【地和】
「おおっと、解説席の話が弾んでる間に準備が整ったようです!それじゃ早速、勝負開始!」
【春蘭】
「かつては二度とも遅れをとったが、今度こそ私が勝たせてもらうぞ!愛紗!」
【愛紗】
「二度あることは三度ある、今度も私が勝つさ」

両者、武器を構え、間合いを計り始める

【地和】
「この勝負の見所はずばりどうなると思いますか!?解説の黒龍さん!」
【彰】
「もはや言うことはない、としかいえんな、両者共に技量は互角、であるならば勝負はまさに時の運となるだろう、ただ、個人的に言えば春蘭の新技とやらを拝んでみたくもあるのでな、かつての雪辱を晴らすところを見てみたいと言うのが個人的感情だ」
【一刀】
「でも、愛紗は二度も春蘭を倒してるしなあ…」
【彰】
「ああ、すでに幾度と無く豪撃を交わし始めている、闘気の質もほぼ互角、もはや勝負は読めぬ領域だ」
【華佗】
「ああ、まさに好敵手同士と呼ぶにふさわしい関係の二人なだけに、会場の興奮も人一倍といったところか」

結果としてその勝負は紙一重で春蘭が拾い雪辱を晴らすと言う結果になった

【彰】
「紙一重の差だったな、後ほんの刹那踏み込みが遅れていたならば勝敗は逆になっていたことだろう」

その次の試合は特筆すべき点も無く、雪蓮が猪々子を下して終了
次の試合は斗詩が白蓮に勝つと言う、まあ、どっちが勝っても大差ないよな、という試合結果だった
次の試合は恋が翠を一蹴して終わる、まあ、俺のときの焼きまわしのような結果だった
その次の試合では明命対思春という呉の人間同士という試合だったが、きわどいところで明命が勝ちを拾っていた、正直経験の差とかで思春が勝つと思っていただけに面白い結果ではあるな
その次の試合は霞が秋蘭に勝利し、最終戦は華雄が焔耶に勝利するという結果だった

【彰】
「ふむ…ここまで見ていて大番狂わせといえるような試合結果は無いといっていいだろう、多少予想外となった明命対思春、華雄対焔耶に関しても実力差はそれほど大きくない、二度目があれば結果も異なる可能性は低くないだろう」
【華佗】
「ふむ、で、お前は次の試合出番だろう、魏武の大剣を相手にどう戦う?」
【彰】
「ふ、それは後ほど、ご観覧あれ、といったところだ」

俺も控え室へと戻り、獲物の点検を済ませる

【地和】
「それじゃあ、第二回戦第一試合、黒龍選手が入場しました!黒き竜巻は魏武の大剣をどうへし折るのか!?それとも気迫の前に霧散するか!?」
【彰】
「魏武の大剣の新技、いかほどのものか見せてもらおう!」
【地和】
「対する夏侯惇選手も入場しました、前大会で編み出した新技の威力、果たして黒龍を相手にどこまで通じるのか!?」
【春蘭】
「黒き竜巻、我が剣の前に倒れるがいい!」
【地和】
「では、試合開始!」

お互い構える

【彰】
「春蘭、前の大会では妙な技を編み出したと聞いている、小手先だけの打ち合いになど意味は無い、見せてみろ!」
【春蘭】
「よかろう!ならばその目でしかと見るがいい!はあああああっ!」

春蘭が気合をこめると共にその体を淡い光が覆う
闘気を放出しているのだと気づくのに時間は不要だった、だが

【彰】
「ふむ…」

氣の扱いにそれほど長けているわけでもなかったこいつがそれを放出ししかも刃に収束しているというのだから、なるほど、三日会わざればこれ即ち刮目して相対すべし、か

【春蘭】
「七星餓狼!闘神圧砕!」

闘気を吸収し巨大化した刃が振り上げられるが

【彰】
「いいだろう、ならば俺も放蕩の中で得た新たな力を見せてやろう!」

プラーナ開放、一気に決める!

【地和】
「おおっと、彰選手の体もまた光に覆われている!これはいったい!?」
【華佗】
「目視できるほど強力な氣…いや、あれはお互いすでに魂の力すら用いているといって過言ではない!」
【彰】
「その通り、俺が放蕩していた先ではプラーナとも呼ばれていたがな!」

そして、春蘭のそれを真っ向から受け止めると、力技で押し返す!

【春蘭】
「うお!?」
【彰】
「永全不動八門一派、御神真刀流奥義之六」

踏み込む、すでに春蘭は間合いを直すことも許されない

【彰】
「薙旋」

俺の刃は春蘭の首元で止まっていた

【地和】
「さすが黒き竜巻!見事に魏武の大剣を押し返しへし折って見せました!」
【彰】
「まだまだ、俺と仕合たくて疼いてる奴がいるんでな、負けられんさ」
【春蘭】
「くっ…これをもってしても敗れるとは…」
【彰】
「ま、以前の俺であったならば今ほどの圧勝は出来なかっただろうが…刮目して見るべきなのはお前だけではなかった、そういうことだ」

さらりと今の俺でなくても勝てはした、という意味ではあるが

【彰】
「さて、解説に入ろう、次の試合は雪蓮対斗詩だったな」
【華佗】
「ああ、ところでお前のあれは」
【彰】
「もう使えんよ、プラーナはあまり多用できるものじゃない」
【一刀】
「さすがに、あれは卑怯すぎるか」
【彰】
「まあ、そういう側面もある」

次の試合、解説は不要の一蹴だった
まあ、雪蓮が相手じゃな

【彰】
「次の試合は恋対明命か…」
【一刀】
「どっちもお前限定だったよな」
【彰】
「下の話を持ち込むな!」

まあ、恋の圧勝、明命もよくやったよ

【彰】
「次の試合は…霞対華雄…元董卓軍の武将同士、面白い仕合になりそうだな」
【華佗】
「ここ最近の華雄の戦闘能力を見ていないからな、先ほどの仕合でも全力は出し切っていないように見えたが」
【彰】
「以前戦ったときと大差なかったようにも見えたが、いくらなんでもあの戦乱をあの連中と一緒に生き抜いてきてあの程度などということも無いだろう」
【地和】
「では、仕合開始!」

初手から仕掛けたのは華雄、相変わらずの猪かと思いきや

【霞】
「くっ!?」
【華雄】
「うらああああ!」
【彰】
「これは…華雄が速度で霞に匹敵しているだと!?」
【華佗】
「ああ、しかも単純な腕力だけならば華雄のほうが上のようだ」

真に刮目して見るべきだったのは彼女のほうかも知れんな…
前回大会では出場していなかったが、あの袁術たちと共に行動していてこれまでの間生き抜いてきたのだ、考えてみればこれぐらいの実力はあってしかるべきかも知れん…

【彰】
「ふむ…しかし、彼女の次の相手は恋だ、確かに高い実力を身につけたようだが、俺や恋にはまだ遠いな」

結果は華雄が勝利すると言う若干番狂わせが発生したが、勝負内容を見れば納得のいく結果と言えるだろう

【霞】
「しばらく見ん内にずいぶんと腕を上げたやないか!」
【華雄】
「私とていつまでも昔のままと言うわけではない、あの戦いで敗れてより血がにじむほどの修練を重ねたのだからな!」
【彰】
「ふ…思わぬ実力者の登場といったところだな…では、準決勝まで半刻の休憩時間をとる!」
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