最終章

混沌なる物語、これにて終了となります
この二人は相性いいんじゃないだろうかとは最初から考えてました

次回作についてはまた次の更新になるかと
タイトルは「超越の物語」
まあ、タイトルを見てある作品が思い浮かんだ人には出す予定とだけ言っておきます




                  最終章

【彰】
「…さっきの気配はこっちだよな…」

あれから二年が経過した、俺は念願のツィベリアダ二号店のマスターとなり、それなりに順調な日々を送っていた
メッツァーはつい先日、セルマたちの助力を得てこの世界でも最大規模の企業を立ち上げ、ある意味では、世界を制したも同然の位置に立っている
ちなみに、愁厳だが…

卒業式前日

【愁厳】
「…すまないな、いきなり呼び出して」
【美鈴】
「いや…何かあるのか?」
【愁厳】
「あ~…こういうときなんと言えばいいのだろうな…」
【美鈴】
「?」
【愁厳】
「やはり、回りくどい言い方は俺には不向きのようだ、単刀直入に言わせてもらう」
【美鈴】
「ああ…」
【愁厳】
「俺と付き合ってくれないか?」
【美鈴】
「なんだ…それなら無論、答えはイエスだ」
【愁厳】
「よし!俺はやったぞ!刀子!」
【彰】
「愁厳…開口一番妹の名前はどうなんだ?」
【メッツァー】
「まあ、こいつが一番に報告したいのなどあいつぐらいだろう」

ああ、当然こっそり見ていたさ
ニヤニヤと俺とメッツァーは階段の裏から、菊理とココノが給水塔の裏から出て行く

【彰】
「まあ、親友としておめでとうとは言っておくさ」
【愁厳】
「まったく…だが、一応感謝はしておく、正直な話、お前らに言われてなければ卒業まで言い出せなかっただろうしな」
【彰】
「しかしまあ、正直な話、照れまくって何も言えなくなるんじゃないかと冷や冷やしてたがな」
【愁厳】
「心臓がかつてないほど早く動いているんだが…どうしたものかな?これは」
【彰】
「…照れる以前の問題だったか」

とまあ、そんな経緯を踏まえ、現在ではすでに籍まで入れている
ミズハたちは時折町のほうにも出てくるが、卒業してからはほとんど八咫鴉の屋敷でこちらの妖怪たちと人々の橋渡しとして頑張っている
八坂の連中もそれに協力しており、現在は問題なくすごしているらしい
ライルたちはまあ、何でも屋紛いのことをしたりもしている
エニルの酒場があいつらのたまり場以上の意味を発揮していない気もするが…
賢久と雪子も何かとうちの店に遊びに来るが、一応メッツァーの会社で働いていたりもする
他の綾女ヶ丘メンバーはそれぞれ仕事についていたり、誰かの世話になっていたり(栞はうちの店で働いている)
ゴルトロックのほうはこちらに比べて治安の悪い場所も少なくないため、ガラたちも忙しく走り回っている
時折俺やストライフも手伝っていたりする

そして…つい先ほど、妙な波動を感じた俺はそちらに向かっていた、菊理からデミウルゴスに確認を取ってもらったところ(今でも何かあれば声が聞こえるらしい)、いきなり扉が開いて閉じたらしく、何者かが流れ込んだ可能性があるとのことなので、放置するわけにも行かず、俺は単身探りに来たというわけだ
無論、すぐにでも愁厳たちを呼び出せるようにはしてあるが

【彰】
「そろそろか…」

一応、気配は消せる限り消している、向こうに敵意があれば厄介なことになるからだ
そうであれば即座に愁厳たちに連絡を取り、来てもらえるように手はずを整えてある

【???】
「つつ…ここは…?」
【???】
「何奴!?」

気づかれた!?
そう判断するや否や、俺の居場所のすぐ近くに刃が飛んでくる

【彰】
「…こちらに敵意はない、お前たちが何者であるか、それを聞きたいだけだ」
【???】
「ほう、その割には気配まで消しておったではないか?」
【彰】
「それで感づかれてれば世話はない、とりあえず、そちらの名前と、この世界に来た目的を言ってもらおうか?」
【一刀】
「俺は本郷一刀…で、そっちのほうは?まずは自分から名乗るが礼儀じゃないのか?後、姿を見せてくれ」
【彰】
「…これはしたり、だが、いきなり刃が飛んできた連中の前に姿をさらすのも怖くてな」

そう言って、隠れていた木の陰から出て行く、と同時に足元に突き刺さっていた…これは、堰月刀…?を拾っておく

【彰】
「俺は神咲彰という…で、これは誰のだ?」
【???】
「私のものだ…」

そう言って出てきたのは黒髪の長髪の結構な美人だった

【彰】
「変わった獲物だな、この世界ではあまり見ないが…」
【一刀】
「ここは…いったいどこなんだ?」
【彰】
「…さて、な…世界に名などつけていない、お前たちこそ、いったいどういう事情でここに来たんだ?返答如何では戦闘もやむなし、と言う状況なのだが…」
【周瑜】
「私は周瑜という…私たちも事情がつかめていない、たしか、三国同盟の会議の最中に飾ってあった鏡が光って、気づいたらここにいた、としか言えないな」
【彰】
「…三国志の世界かよ…えっと…外史というんだったか、正史とは異なる可能性の世界、こうであったかも知れないという人々の想像により生み出された世界か」

たしか、以前誰かから聞いた覚えがある

【一刀】
「え、じゃあ…ここは俺のいた世界?」
【彰】
「ふむ…その可能性は薄いな、お前の元々いた世界に人妖、なんてものはいたか?」
【一刀】
「人妖?」
【彰】
「ま、人でありながら妖の力を持つものたちさ、後天的全身性特殊遺伝多種変性症、ASSHSとも呼ばれるある種の障害みたいなものだ」
【一刀】
「聞いたことないな…」
【彰】
「さて、それじゃ、そちらさんの自己紹介をお願いできるかな?」
【???】
「ねえ、ご主人様」
【一刀】
「ん?どうした?」
【???】
「真名とかはどうしよう?」
【彰】
「真名?」
【周瑜】
「真なる名と書いて真名と読む、私たちの誇り、生き様が詰まっている神聖な名前のことだ」
【???】
「自分が認めた相手、自分が心を許す相手にだけ呼ぶことを許す、神聖な名前のことよ」
【???】
「たとえ相手の真名を知っていたとしてもその相手が許さなければ呼んではいけない、そういう名前です」
【彰】
「…そこらへんは任せるよ、この短い会話の中で俺を信じるに足ると思ったならば預けてほしい、信頼するに足らないと思ったならば名でも字でも、何かしら名前を教えてくれればそれでいい」

少なくとも、敵意はないみたいだし、それならばこれから先いやでも長い付き合いになるだろう、どうせ、この世界では行くあてもないだろうし
何人かは真っ向からこちらの目を見てくる、さすがに三国志の時代を生き抜いてきたとあってまっすぐなよい目をしている連中だ、無論、こちらも目をそらすことなどしない、それは相手に対しての非礼以外の何者でもない

【雪蓮】
「いいわ、私は孫策、真名は雪蓮よ、よろしくね」
【冥琳】
「私の真名は冥琳だ、よろしくな」
【華琳】
「我が名は曹操、真名は華琳よ」
【春蘭】
「華琳様が真名をお預けになるならば…我が名は夏侯惇、真名は春蘭だ」
【秋蘭】
「私は夏侯淵、真名は秋蘭と言う」
【桃香】
「私は劉備、真名は桃香だよ」
【愛紗】
「我が名は関羽、真名は愛紗と言う」
【星】
「我が名は超子龍、真名は星だ」

その他も一通り真名を教わる

【彰】
「確かに…刻ませてもらったよ、お前らの真名を…では、これから案内しよう、この世界を、俺たちがかつて守り、今生きているこの世界を…な」

こうしてこの世界に新たなる住人、そして俺の家の新たなる居候(スイートナイツの部屋以外にも部屋は空いている)が追加されたのだった…
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