第十八章

第十八章です
今回は地上で戦うものたちサイド(まあ、分断+あの台詞で戦闘ない方がどうかしてると+赤い夜に選定されてなくても原作で戦ってるメンバーを出しておきたかったのもあります)
おまけ気味に出てきてる人たちはやたら強力な人たちだしなあ
ちなみに、今回彼らを送ったのが誰かはクロノベルトを参照

最後の愁厳の台詞はどうしても言わせたくなったので実は次の章書き終わってから追加したというほど
最後の一同の台詞はここで言わせてこそ熱くなると思ったので愁厳同様追加した台詞です、あと、この後に一文がありましたが、それあるとなんか引きとして熱くなくなると思いカットしたりもしてます
元々その上のメッツァーの台詞で切れてたのですが、上記の理由から台詞が増えました



             第十八章

【デミウルゴス】
「彰さん!」
【彰】
「うお!?」

飛び起きる、まだ朝も早いというのに…って

【彰】
「動いたか?」
【デミウルゴス】
「まだ本格的には…だけど、相手の場所はわかったわ」
【彰】
「ならば迷う必要はない、兵は拙速を尊ぶものだ」

即座に全員をフォルテンマイヤー家へ

【セルマ】
「話は聞いたわ、本当なのね?」
【デミウルゴス】
「ええ…混沌が本格的に戦力を集めだしたから気づけたのだけれど」
【彰】
「で…場所は?」
【デミウルゴス】
「…赤い夜を逆手に取られたわ…」
【駆】
「まさか…新綾女ランドマークタワーか!?」
【デミウルゴス】
「ええ…」
【彰】
「…黒い月が昇ってそうだな…」

当時の話は聞いている

【彰】
「じゃあ、そこまで行けばいいんだな?」
【デミウルゴス】
「ええ、到着し次第、私が奴の結界を破るから、突入するメンバーはそのまま戦いに向かうことになるでしょうね」
【彰】
「了解…それじゃあ、行動開始だ!」

まずは全員で向かう

【彰】
「…本当に昇ってやがる…」

今まで存在しなかった黒い月がそこにある
…いや、アレは…

【彰】
「闇精霊か!?」
【美鈴】
「間違いないな…密集した闇精霊だ」
【咲月】
「アレが…闇精霊…」

周囲の人間にも見えている…!?

【彰】
「!これは…まずい!」

その闇精霊が一斉に降ってきた

【彰】
「ちぃっ!」

瞬間的にスイッチを切り替え、焔を飛ばす

【薫】
「待て!お前がここで消耗するのはまずい!」
【エルネスタ】
「そういうことね…」

ちっ!こちらが仕掛けるのも織り込み済みか!

【デミウルゴス】
「かまいません、ファンタズマゴリアの要領で突破します、突入部隊の人たちはそのまま交戦体制を!」

結界に弾かれ拡散する闇精霊…ってアレまずくないか!?

【デミウルゴス】
「混沌を倒せば消滅するわ、もとよりこうなることは解っていたのだから」
【彰】
「それも織り込み済みか」

切り替え

【彰】
「こっから先、鬼化はなしだ…」

さて…ここからさきは少し他人に視点を譲るとしよう
拡散した闇精霊を食い止めるべく戦うものたちへと

【鴉】
「はっ!」

やれやれ…参りましたな…

今までは結界に守られておりましたゆえ、こちらのほうに向かってくる闇精霊は少なかったのですが…

【八咫鴉】
「くそお!何で今日はこんなに多いんだよ!?」
【鴉】
「先ほど虎太郎から連絡がありました、今回の黒幕の仕業だということです」
【八咫鴉】
「…だったら、ここにいるよりも残った戦力と合流したほうが無難じゃないかな?どうもあいつら、建物を攻撃する、って言う考えはないみたいだから」
【鴉】
「そのようですな、車は出せませんが、よろしいですかな?」
【八咫鴉】
「やれやれ…しょうがないね…それじゃあ、神沢学園へレッツゴー!」

こうして移動を開始した彼らの向かう先でもすでに戦いの火蓋は切って落とされていた

【虎太郎】
「はあっ!」
【薫】
「戦闘能力の低い生徒は私達の後ろに下がっていろ!」
【刑二郎】
「つっても、ほとんどこれじゃジリ貧じゃねえか!」
【スイートルージュ】
「あきらめてはダメよ、刑二郎君!」

…そういえば、メッツァーたちから聞いてはいたが、彼女もスイートナイツだったな…

【スイートルージュ】
「はっ!」

手にした鞭で闇精霊をなぎ払っている…なんで赤い夜に選出されていなかったんだ?それ相応の力はあるが

【虎太郎】
「ちっ!白狼!」

人型の闇精霊が一撃で吹き飛ぶが…このままでは埒が明かんな

【鴉】
「はっ!」

師匠が駆けつけたが、それでもジリ貧に変わりはないか…

【虎太郎】
「仕方あるまい、一般生徒にも能力の使用を許可する!」
【生徒達】
「応!」
【ミズハ】
「”纏えや、焔”!」
【ヤト」
「行くぜ!」

生徒達が各々の能力を用いて闇精霊との戦闘に参加し始めたが…
神沢はどちらかというと戦闘向きでない能力者のほうが多い、このままではどの道押し切られるか…

【虎太郎】
「頼んだぞ…」

ゴルトロックでは…

【アッシュ】
「奴ら単体の戦闘力はたいしたことはない!確実に一撃でしとめろ!」

FBI長官であるアッシュの指示の元、魔法使いや魔銃使いなどがいっせいに闇精霊を攻撃し始めていた

【プーキー】
「やれやれ…このくそ忙しいときに相棒はどこ行ってやがんだ!」

そうぼやきつつもサブマシンガンを闇精霊に対して乱射する

【アッシュ】
「グラトレーズを使う!全員閃光防御!」

轟音と閃光が周囲を包み込む
相当数の闇精霊が消滅し、また再び攻撃が開始される
こちらではこういう事態に対処するための技術が洗練されていたこともあり、対応は非常にスムーズだった
では…今回の結界の中心点、新綾女ランドマークタワーに向かうとしよう

そこでも闇精霊が数人の手により確実に倒されていた
一体の闇精霊が掌打を受けて霧散していく

【九鬼】
「やれやれ…ここではいっぺん消えた身なんだがな…」

そうつぶやいた九鬼耀鋼だったが、台詞の割りにずいぶんと晴れ晴れとした表情である

【ゲオルギウス】
「なに、同じく黄泉を見てきたもの同士、仲良くやろうではないか」
【操】
「今の我々に出来ることなど、この世界を守らんとして戦いに赴いたものの後顧の憂いを絶っておくことのみ、ということだ」
【九鬼】
「ま、かまわんがね…あの女には三途の川で俊介を案内してもらった恩がある」

そこにいたのは九鬼耀鋼のほかにかつてこの地で駆たちと戦った黒騎士たちだった

【セバスティアヌス】
「よもや、再びこの姿で戦うことがあろうとは思いもしなかったが…」
【ゲオルギウス】
「これも因果というものか…」
【九鬼】
「まあ、俺にはもう未練なんてさらさらないんだがな、少なくとも一人は弟子の完成を見届けられたし、復讐も成し遂げた、出来なかったことなど妻と子を愛することぐらいか」

そういう彼の動きは今の彰よりもはるかに鋭く、早い
彰と彼を見て、彰が完成したといっていいのかどうかは未だに疑問符ではあるが

【九鬼】
「まあ、どうせこいつらを片付ければ消える身だ…存分に暴れさせてもらうぞ」
【ゲオルギウス】
「そうだな…」

もっとも強力な戦力の終結していたこの地において、闇精霊は瞬く間に消滅していった…

【九鬼】
「さて…俺は多少はなじみのある連中を助けに行こうと思うが、お前達はどうする?」
【ゲオルギウス】
「我々はここに残ろう、また闇精霊がここに現れる可能性は否定できないのだからな」
【九鬼】
「そうか…じゃ、お互い次に合うのは三途の川だな」
【ゲオルギウス】
「九鬼耀鋼、お互い、この泡沫の現世、悔いを残さぬように生きたいものだな」
【九鬼】
「もとより、残すような悔いもないさ」
【ゲオルギウス】
「新たな悔いが生まれることもあろう?」
【九鬼】
「ふん…生まれん用にするのが俺達の仕事だ、違ったか?」
【ゲオルギウス】
「そうだったな…」
【九鬼】
「悔いなど生まれさせんさ、俺にも、あのバカ弟子たちにもな」

そういってその場を去る九鬼、向かう先は神沢学園だろう

【ゲオルギウス】
「我々も悔いを残さぬよう、悔いを生まぬよう、行動せねばならんな」
【操】
「ええ…」

そして、神沢学園

【九鬼】
「はっ!」
【刑二郎】
「あ、あんたは…」
【九鬼】
「どうやらめぼしい連中は向こうに行ったか…別にいまさら授業などするつもりもないが…あのバカ弟子共の後顧の憂いぐらいは立ってやらんとな」

構える、この学園は人妖も多く通っているだけに戦力には事欠かなかったのだろうが圧倒的に経験が足りないようだな

【九鬼】
「…」

冷静になって戦況を分析する
現在は量と質が均衡している状態だ
ならば…俺一人加われば均衡も崩れるだろう

【九鬼】
「ふっ!」

こちらから仕掛ける!

【鴉】
「九鬼様の増援があることですし、こちらも攻勢に打って出ましょう」
【虎太郎】
「了解だ」

こうして、神沢学園の危機も去った

そして…

【彰】
「っと!」

ファンタズマゴリアの結界の中を斜め上に爆走していた俺達だったが、しばらくして黒き月の内部へと突入した
外部を覆っていた闇精霊はともかく、この月自体も一種の結界であるらしく、内側は足場があるようなないような状態で、地に足をついている感触はあるのだが自分の足元には何もないようにも見える

【志都美】
「…怖い…」
【彰】
「俺達の後ろに下がってて」
【愁厳】
「彰もだ、今回フィニッシャーに選定されているものと菊理君、デミウルゴスが負傷するという事態は好ましくない、俺と刀子が先陣を切る」
【雪】
「お嬢様」
【ヴァレリア】
「うん、雪も前に出てあげて、私とお師匠様でしっかりフォローするから」
【ガラ】
「僕も前に出よう」

四人が率先して前に立つ

【セルマ】
「リック、これは命令よ、混沌との戦いまで貴方は鉛弾の一発も撃つことは禁ずるわ、いいわね?」
【リック】
「解りました…お嬢様」
【アルフレッド】
「俺もそうしておこう、俺とリックは斑影のために力を温存しておきたい」
【彰】
「…俺と双七、駆も前に出れないな…くそ!」
【メッツァー】
「そのために俺が選定されているのだろう?安心しろ、誰一人欠けることなく混沌まで向かえるよう全力で指揮してやるさ」
【美鈴】
「私と賢久、雪子君もいつでも前に出れる、疲れたらすぐに交代しよう」
【メッツァー】
「スイートナイツも準備はしておけ、前線の連中は少しでも疲労が見えたら下がらせるからな」
【スイートリップ】
「解ってるわよ!」
【メッツァー】
「行くぞ!作戦開始だ!」
【愁厳】
「ああ!この戦いには、命を賭ける価値がある!」
【美鈴】
「行こう!」
【ジューダス】
「ま、本命には手出しさせないさ」
【咲月】
「私達は基本的にサポートね…気を抜かないでよ?」
【アルフレッド】
「ああ、行こうか!」
【彰】
「ああ、だが、その前にアレ、やっとこうぜ?」

拳を突き出す、全員がそれにあわせる

【一同】
「友と、明日のために!」
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