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第十三章

ええと…
今回はぐだぐだです
書いていて、やばい、こいつらに宴会というイメージが欠片も湧かないという事態に陥りまして…
結局他の連中でごまかす羽目に…
次回は赤い夜を予定




                第十三章

【彰】
「さて…前回はいろいろあってすっ飛ばしてしまったが、というか準備期間中に赤い夜が入るというイレギュラーのためにお預け食らっていた我々の気持ちを考えてくださいといいつつ、恒例の歓迎宴会をはじめようじゃないか!」

今回も場所は古地亭だが、酒の類はエニスの店からかっぱらった(というのは冗談で、宴会やるなら持って行けと渡された)もの多数であり、自前の酒を持ち込んでいるのはごく少数ですんでいるため、実質費用は食費だけである
本来はエニスやカーマインも呼べればよかったのだが、エニスはそもそもこれからが稼ぎ時、カーマインは宴会なんてガラじゃない、と断られてしまい、結局ライルとストライフ、アスト、リル、リリスの五人しか来なかった

【リル】
「えっと…こういう宴会って初めてで不慣れなんですけど…」
【彰】
「いいんだよ、適当で…ほら、早速馬鹿飲みしてるのがいる隣で食事しているやつもいるだろ?どっちに混ざるかは自分次第、俺は飲みよりは食いに走るほうなんで、無理に飲む必要はないし、自分の好きなように飲んで酔っ払ったら帰ればいい、そういう宴会なんだよ」

まあ、こいつらに関しては実は強制参加じゃなかったりする、強制だったのは、俺たちに首を引っ張られた

【メッツァー】
「まったく、こういう場では飲めませんなどとは言わず最初ぐらいは付き合うものだぞ?」
【凛々子】
「はい、ウーロン茶を飲むのはこれの後ね」
【ヤト】
「往生際が悪いぞ、坊主!」
【直哉】
「解った、解ったから一気とかは勘弁してくれ!」
【彰】
「誰もやれとは言っとらん」

そう、直哉、ミズハ、咲月、奈緒は引っ張ってきた
ヤトだけはミズハから聞いて強引に来た
もともと鬼というのは酒好きが多いんだ、とは八咫鴉の談であり、鬼の人妖である俺もご多聞には漏れない一人である
まあ、ヤトほどではなく、飲みよりも食いに走る傾向があるのは否めないのもあり、そこは人間の血だね、というのも八咫鴉の言葉である

【彰】
「さて…」

こんな機会でもないとなかなか話せん連中もいるし、そっち行くか

【彰】
「で、騒ぐのは好まない、と」
【ライル】
「まあ、酔うのは嫌いじゃないんだけどな」
【ジューダス】
「酒は飲まれない程度にたしなむもの、だろ?」
【彰】
「まあ、宴会だからこそ飲まれるもよし、という考え方もあるがな、ほら、向こうで腹踊りやってるモンチッチとか」

匡はなぜか酔うと腹踊りから入る、誰に仕込まれたんだろうな?

【リリス】
「まあ、あまり過度に摂取する気はないわ、ほろ酔いぐらいで止めておくつもり」
【彰】
「ま、それが無難だな、あそこまで無様もさらしたくないし」

その匡はいつものごとく香央里に殴り飛ばされている

【彰】
「やれやれ、よく飽きないな、あいつらも」
【アスト】
「…あれが、いつものことなんですか?」
【彰】
「おおむねいつもどおりの宴会風景だな、これでまだ三度目だが…」

そう、あいつらが参加しての宴会はこれで三度目、メッツァーたちはまだ二度目なのだ
その割りにこの順応の速さはさすがといえる、むしろついていけていない連中のほうが当然といってしかるべきだろう

【彰】
「しかしまあ、あいつらと知り合ってもう結構経つな…」

もう一月以上にはなる、しかし、まだ一月しか経っていないともいえるのだ
その間に俺は菊理に告る羽目になり、恋人同士となったわけだ…
この一月…それは俺という存在の情報を根源から書き直すほどの事態が立て続け手に起きている期間でもある
もともと九鬼流は完成し得ないはずだった、それが今では免許皆伝となり、双七に教える側になっているほどだ
恋人はいなかった…今では時折床を共にすることさえあるほどの女性がすぐそばにいる
でかい家に一人暮らしだった…今では大家族の家主だ

【彰】
「…結構、人間って急激な変化にも適応できるものなんだな、とつい感動してしまうことしきりだよ、特にこういう宴会で、まだ三度目でしかないのに、いつもの光景になっているところとか」
【ジューダス】
「なるほどね、まだ二回目だというのにメッツァー達もなれたものだよ」
【彰】
「まあな、本当はこれが三度目になるはずだったんだがな、直哉たちはその宴会の後に合流して、次の宴会の前に赤い夜になったからな」
【ライル】
「そういや、あの空間にまた入る可能性もあるんだったな…」
【彰】
「それを気にして酒飲んでたら宴会の意味がないと思うぞ?翌日に残さない程度に騒げばいいさ、または飲みではなく食いに走るもよし、刑二郎なんかは残さない体質でもあるが、その理由のほとんどは飲みよりも食いに徹していることにあると思うぞ、かく言う俺も食いに走る側の一人だし、美鈴や菊理のようにただ食事を楽しむもよしだ、まあ、美鈴はすでに食うだけではなくほかの面々の世話も焼くようになったが」

まあ、そこは性格だろうな、ただ食事だけで済ませられない彼女の人柄が出ているのだろう

【美鈴】
「まったく、こんなになるほど飲む必要はないだろうに…」

そういって彼女がつついているのは匡です、結局あのまま伸びっぱなしなわけで…

【彰】
「さて…そろそろ恒例のやっておくかな…」

THE・酔っ払いチェック!

まずは、俺、愁厳、刑二郎、菊理、栞、美鈴、駆、賢久、雪子、メッツァー、ココノ、凛々子、香奈葉、ティアナ、ヤト、咲月、ライル、ストライフ、リル、アスト、リリスは酔ってはいない
双七は若干酔っ払ってきているようだ
すずは机にあごを乗せてうだっている
刀子はいつものごとく刀子スマイル、餌食は奈緒で、奈緒もまんざらではなさそうだ、あの二人は放っておいて大丈夫だろう
トーニャはアレだ、誰も地雷を踏んでいないからだろうが、一人でウォッカを飲んでいる、いや、アレに干渉すると延々ウォッカ談義が始まってしまうので…
匡は先ほど言ったとおり、腹踊り後一撃でノックアウトされていたが再び踊り始めた
香央里は若干酔いが入ってきているようだ、もっとも彼女は悪酔いはしない性質なので、匡を殴り飛ばすのもいつもどおりに見える
麻由希はまあ、呂律が回らぬままに酒を飲んでいる、いつもどおりだ
直哉はアレだ、酔っ払ってきてはいるが、まだまだ大丈夫だろう
奈緒はまあ、顔は赤いが酔っ払っているのかどうかは不明、刀子に頭を撫でられてご満悦だ
さくら、みゅう、ゆかは撃沈している、ついでに狩人は向こうで死んでいる、比喩抜きに呼吸も今は止まっていることだろう、後数分で復活するだろうが

【ジューダス】
「しかし…狩人君?彼は本当によく死ぬね?」
【彰】
「えっと、お前らの前ではまだ二桁未満か、この一週間だけで学内で三桁は死んでるはずだ」
【ライル】
「人が死ぬのは見慣れてるが、生き返るのだけはいつまでたっても見慣れねえな…」
【アスト】
「同感です」
【彰】
「まあ、後三十回は見るうちに、愛野狩人はそういうものだと認識するようになるさ」
【リリス】
「つまり、それだけの回数以上はアレを見ることになる、と、そういうことね?」
【彰】
「ま、そのとおりだ、大丈夫、すぐに慣れるさ」
【リル】
「あまり慣れていいものではない気がします…」
【彰】
「ま、ある程度は慣れんとな…ついてけんぞ」

愁厳などはいつ狩人が死んでもいいように準備は万全だ、死んだ状況に合わせ移動手段の確保、蘇生前の準備など抜かりが一切ない
俺はそれほどではないが、その分狩人が死んだときの移動の際に人が寄らないよう人員整理の能力を双七とともに磨いている
ちなみに、菊理や美鈴、駆や賢久などはもう慣れている、というよりも、もともと雪子は狩人と同じような能力を持っていたらしく、以前は何度も致命傷から復活していたそうだ…
もっとも、現在はその復活力の源となっていた魔石の欠片を失い、自然治癒力が多少高いだけになってしまっているらしいが…
同じように魔石の欠片を宿していた連中のばあい、若干の能力低下だけですんでいるほか、賢久などは逆に暴走しなくなった分無理に押さえ込んでいた部分を開放できるようになり、能力が上がっているとも言っていたが…

【彰】
「まあ、慣れだよ慣れ、メッツァーたちだってもう驚かなくなってるんだから」

いちいち驚いていては身が持たない、ほとんどの人間は
「あ、また死んだ、でもまあ、すぐに生き返るから蘇生が長引かないようにどこか隔離しておこう」
で済ませられるようになっている
生徒会室にでも放置しておけばいつの間にか生き返って出てくるからな

【凛々子】
「私はまだ慣れてないけどね…時々廊下で死んでるの見かけると心臓どきどきするし…」
【彰】
「メッツァーはもう慣れてるぞ、この前、仕方ないな…とかぼやきながら生徒会室まで運んでるの見かけたし」
【凛々子】
「最近、メッツァーがどんどん真人間になって行ってて…喜んでいいのかな」
【メッツァー】
「…それには一応理由があるんだがな」
【彰】
「おお、メッツァー」
【メッツァー】
「俺はこの世界の中でのみ上位存在として認識する人間がいるからな、そいつらからの指示には逆らわないことにしているんだ」
【彰】
「ってえと、愁厳か?」
【メッツァー】
「ああ、後はお前もだな、彰」
【彰】
「俺かよ!?」
【メッツァー】
「何を驚く、能力的に見てお前と愁厳はこの面子の中でリーダー格に立てる数少ない人間だ、そういう人間の言うことは基本的に間違いはないからな」
【彰】
「…まあ、お前が更生の道を歩んでいるのはよいことだ」
【メッツァー】
「もっとも、世界制服の野望を捨てたわけではない、この世界に通用する人間を見極めるのに今の立ち位置はなかなかに有益だ」
【彰】
「ま、それはそれでいいんじゃないか?逆に世界征服の自信がなくなっても知らんが」
【メッツァー】
「それは確かにあるな…いかんせんお前らは強すぎる、はっきり言って勝てると思えん」

そう苦笑するメッツァーだが

【メッツァー】
「まあ、だからこそやりがいもあるというものだがな」
【彰】
「さて…」

再度見回す

【狩人】
「ぐふっ…」

あ、生き返った

【リル】
「ひゃっ!?」
【ライル】
「…驚きすぎだ、この馬鹿」
【狩人】
「いやあ、もう慣れたよ、その反応は」
【彰】
「しかしまあ、死屍累々」

先ほどの三人に加え、とうとうすず、香央里、麻由希が撃沈、匡がトーニャの地雷を踏んだ

【彰】
「しゃあねえ…愁厳、そろそろお開きでいいんじゃないか?こいつらも送ってかにゃいかんし」
【愁厳】
「そうだな…では、以降は各自の判断で解散とする、彰…」
【彰】
「ああ、撃沈している連中は送っていこう、立てそうにないのが数人か…」

担ぐにしても一人が限界だしなあ…

【メッツァー】
「同じ家の人間だ、麻由希はスイートナイツに任せよう、俺が運んだとなると後でいろいろ言われそうだ」
【彰】
「確かに…まあ、普通は男のお前が、ここは俺が運んでおこう、というべきだが」
【メッツァー】
「…まあ、ほかのスイートナイツがやれというならば仕方ないが」
【彰】
「俺はさくらかな…駆がゆかは当然として…」
【雪子】
「じゃあ、私が美羽ちゃんを連れて行きますね~」
【香央里】
「…私は自分で歩けるから…」
【彰】
「ん~…さくらだけ送って一回戻ってくるか」

用はまたアレをやろうということである
何のことかわからんやつは第四章でも読み直せ(メタ発言)

【香央里】
「そう…じゃあ、待ってるから早めに戻ってきてよ?」
【彰】
「善処する、菊理と栞もそのときでいいな?」
【菊理】
「はい」
【栞】
「…(こくり)」

さくらの家までお姫様抱っこのまま走る
さほど距離があるわけでもないので問題なく到着する
そして即座に全力疾走

【彰】
「ぜえ、はあ、ぜえ、はあ…」
【菊理】
「はい、お水です」

受け取り、一気に飲み干す

【彰】
「ふうっ…よし、帰るか」

例によってお姫様抱っこ

【香央里】
「♪」

…ああっ、菊理からの視線が痛い!
ってこともなく、そこらへんはちゃんと理解してくれる菊理に感謝
いい嫁さんになるな、菊理は
…出来ればその夫が俺でありたいと思うのは決して悪いことではないはずだ

香央里を送った後は、菊理をお姫様抱っこしてみる

【菊理】
「え!?彰君!?」
【彰】
「たまにはいいだろ?…こういうのも」
【菊理】
「うん…」

栞からの視線は痛いです、ええ
まあ、本気のジェラっ気は感じないのでとりあえず痛い目で見てやろうというだけのようだ
栞は結構そういうところは空気を読む、というよりも、こいつに関しては俺と菊理の関係を喜んでいる節ももあるぐらいだし、痛い目で見ているのは実際俺も自覚がある、この行為を平然とやってる男ってのは傍目に見て結構痛い人にしか見えないだろう
ましてや、このような状況下、痛いカップルという風に見られても文句が言えないことは百も承知だ、香央里のように足元がおぼつかないというならまだしも、菊理の場合はもう完全にそういう領域でやってることは百も承知だしな

【彰】
「…」

それでも、口元がにやけるのは押さえられない
バカップル?大いに結構!

【栞】
「彰…口がにやけてる」
【彰】
「おおっと」

何とか引き締めてみよう、指摘されるほどだとは思っていなかった

【菊理】
「彰君って、人前で惚気るのは苦手なんですね」
【彰】
「らしいな…栞は妹みたいなもんだし、身内の前でぐらいしか惚気る余裕もないってのが回答かな」
【栞】
「当たりかまわず惚気るとうざいからやめて」
【彰】
「しねえよ、そんなん、生徒会メンバーの前でさえしない俺が出来ると思うか?」
【栞】
「…それはそれでヘタレな気もする…」
【彰】
「ぐはっ!」

さ、さすが栞、さらっと毒を吐く…

【彰】
「…っと、もう家の前まで来てたか…」

名残惜しいが、菊理をおろす
さすがにあの体制のまま家に入ろうものなら明日から学園中でネタにされる…
特に凛々子やメッツァーのせいで
あの二人は結構こういう話題は口が軽いからな…

こうして、今日も平和な一日が終わっていった…
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Author:七夜彰
構想だけが爆走し続ける気まぐれ小説書きのブログ
小説か日記、QMAネタを不定期に乗っけています
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