第十一章

では、混沌なる世界にて、第十一章です
彼らはそうとう悩んだんですけどね、出すかどうかは
ぶっちゃけ、シンがあると強すぎる、かといってシンを持たないと能力的に中途半端に…
まあ、多少の改竄はありますが、それでも原作相応の実力はあると思います




               第十一章

【彰】
「久しぶりだな…」

日曜日で、八咫鴉の屋敷へと向かう道中いきなり赤い夜に入る、傍らにいたはずの咲月と奈緒はやはりこの世界には入ってきていない

【彰】
「!来るぞ!」
【メッツァー】
「戦闘能力の低い奴を中心に陣形を組め!数が多いぞ!」

それは確かに、前回ほとんど出会わなかった分を埋め合わせようとでも言うのか、やたら多い
闇精霊は負の衝動が凝り固まったもの、もしかしたら接続した先に影響を受けるのかも知れないが…

【彰】
「来るぞ!」

ぱっと見で百以上…ともすれば二百や三百すら超えるかもしれない

【彰】
「…だが…」

基本的には人型、確かに速度や戦闘能力を考慮すればこちらの方が手ごわいかもしれないが、殴って倒しやすい分、不定形なアメーバ型や飛び回ってるハエ共に比べればはるかに戦いやすい

【彰】
「…あいつらは…俺のこの技で…守ってみせる!」

九鬼流絶招、肆式名山、内の二

【彰】
「焔錐!」

一体の喉元を抉ると、即座にもう一体に回し蹴り、吹き飛んだそいつに巻き込まれ体制を崩した一体をまとめて焔錐で抉る

【美鈴】
「牡龠かけ闔す総光の門―――」

俺の後ろで美鈴が詠唱に入る

【美鈴】
「七惑七星が招きたる由来艸阜の勢―――」

手袋がはじけ飛び

【美鈴】
「文曲零零、急ぎて律令の如く成せ―――」

剣が呼び出され

【美鈴】
「千歳の儔、雷切!」

駆が受け取り

【美鈴】
「並びて来たれ、小烏丸天国!」

そのまま握る

【愁厳】
「彰、開放はしなくていいのか?」
【彰】
「ん~…実はな…」

右手を軽く振るとその手を炎が包む

【彰】
「菊理を抱いて以来かな?どうも一つリミッターが外れたっぽい」

そのまま一体に掌打を叩き込む

【彰】
「つまり、俺は今鬼化せずとも焔の力を操れるわけだ」

そういうと突撃し、さらに数体の闇精霊を攻撃する

【駆】
「五雷神君奉勅―――――我が剣に歳星の気を宿さん」

駆の雷撃によるなぎ払いや

【美鈴】
「北帝勅語―――千鳥や千鳥、伊勢の赤松を忘れたか――――」

美鈴の式神、さらに愁厳、刀子の剣術やスイートナイツたちの魔法攻撃などで確実に数は削られているのだが、圧倒的な数の差は質を凌駕するに十分だった…

【彰】
「くぅっ!」

弾き飛ばされ、後方に下がる、すでに俺たちはほぼ完全に包囲されており、思うように身動きが取れなくなっている

【彰】
「有象無象が…!」

複数体をまとめて葬れる面々も徐々に手数が付き始めてきている
駆の雷撃は勢いが失われてきており
美鈴の式神はすでに尽き
賢久の炎も限界が近く
スイートナイツの魔力も残り少ない

【彰】
「何体やった?」
【愁厳】
「十から先は数えていないな」
【彰】
「同じく、そっちは」
【駆】
「同じだよ、もう数える気もなくなった」
【美鈴】
「せめて、戦えない者たちだけでも無傷で向こうに返してやらねばな…」

俺たちが血路を開こうと構えたその瞬間

【???】
「レスト・イン・ピース」

突如として聞こえたその声とともに、耳をつんざくばかりの轟音が響く
今のは…銃声?

【双七】
「銃声!?まさか!?」
【薫】
「まさか…輝義か!?」

輝義…光念輝義だったか、ドミニオンに所属していた野鉄砲だと聞いた記憶があるが…

【彰】
「誰だ!?」
【赤い服の男】
「礼ぐらい言えよ、少年、君たちは危ないところを助けられた、この場合普通は感謝してしかるべきだと思うんだが」

そこにいたのは、金髪碧眼、赤いロングコートの男だった、聞いていた輝義とは特徴が異なる別人だったが…

【彰】
「まだ敵がうじゃうじゃ残っていて助けた気になられてもな…」
【赤い服の男】                       
「確かに、それはその通りだね、後は任せていいのかな?ミスター死神(デス)」
【黒尽くめの男】
「ちっ、おまえと組むことになるとは思わなかったが、仕方ねえ」

そういうと、その男の袖から伸びた鎖が数体の闇精霊をなぎ払い絡みつく、そのさまはまさに蛇…
さらに蹴りで一体の闇精霊の首を飛ばすと、何だろう、大き目のナイフのような、しかし、俺が第一印象に抱いたのはまるで

【彰】
「デスサイズ…」

先ほどの発言もあるのだろうが、なぜか俺にはその武器がそう思えた
曰く大鎌であるなどともいわれるが、その実こんなものなのではないか、と
そのデスサイズでもってさらに数体の闇精霊を切り裂いていく
ついその攻撃を眺めていたが

【彰】
「!」

あっけに取られている暇はない、おかしな連中ではあるが、今は敵ではなさそうである以上、こちらはこちらで闇精霊と戦うべきだろう

【彰】
「焔螺子!」

一体を吹っ飛ばす、気づくと、俺の隣には銀髪の少女が存在していた

【銀髪の少女】
「自己紹介は後です、今は敵の掃討を行いましょう」
【彰】
「同感、行くぜ!」

先ほどから止んでいた銃声が再び響き始める、大口径の拳銃、しかしリロードしている様子はない、何よりもマシンガンのごとき連射でありながらライフルのごとき精密射撃…
一撃一撃が確実に闇精霊の数を減らす、この男一人の独壇場とすら思わせるほど圧倒的ですらあった

【彰】
「ふっ!」

こちらはこちらで地道に数を減らす作業に徹する、隣の少女は何かの術式だろうか?を発動し闇精霊と戦闘している

【金髪の少女】
「そっちの人たちはこっちに!」
【白衣の女性】
「まあ、そんな戦闘の真ん中にいるよりは安全を保障できるわよ」

非戦闘要員は向こうで保護してくれたので、こちらは戦いに専念できる!

【彰】
「紅蓮飛礫!」

こう数が多いのでは九鬼流でいちいち片付けていくのはやはり時間がかかる、技に浮気するのは本意ではないし、すべての絶招を教わってからはそれを極めるべく九鬼流しか使ってないため、やはり以前ほどの速度は発揮できなかったが、それでも十分なだけの威力はあった

【銀髪の少女】
「なかなか…やりますね」
【彰】
「そっちこそ」

かわいい顔してよく戦う、というのは伏せておこう、この状況で言う台詞でもない

【彰】
「せいっ!」

炎をまとった手刀で闇精霊の首を吹っ飛ばす

増援…特にあの銃使いの男のおかげで、圧倒的だった数の差は瞬く間に縮まり

【黒尽くめの男】
「終わりだ!」

同時に現れた黒尽くめの男の一撃に最後の闇精霊が消滅した

【彰】
「ふう…改めて、礼を言わせてもらう、俺は神咲彰、かなり助かった」
【ジューダス】
「俺はジューダス・ストライフ、一部の人間はタスラムとも呼ぶけどね」
【彰】
「タスラム…魔弾か」

確かに、あの銃の絶技はまさに魔の所業でしかないだろう
なるほど、そういわれれば魔弾の名も頷ける

【ライル】
「俺はまあ、親しい奴はライルと呼ぶな、他の連中からは死神だのデスサイズだのと呼ばれてるが」
【アスト】
「私はアストといいます、タスラムやそこのアルトマリンとは元同僚の間柄ですね」
【リリス】
「私はリリス・アルトマリン、リリスでいいわ」
【リル】
「私はリルっていいます」
【愁厳】
「一之谷愁厳だ、よろしく頼む」

ちなみに、おそらく人妖云々は言っても通じないだろうし、ぶっちゃけこいつらの戦い方を見れば言う必要はないだろうことは一目瞭然だった

【刀子】
「一之谷刀子と申します」
【駆】
「皐月駆です」
【メッツァー】
「メッツァー・ハインケルだ」
【双七】
「如月双七です、よろしく」
【すず】
「如月すずよ」
【トーニャ】
「アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナよ、トーニャでいいわ」
【美鈴】
「草壁美鈴だ、よろしく頼む」
【菊理】
「橘菊理です、よろしくお願いしますね」
【雪子】
「広原雪子です、よろしく」
【賢久】
「田島賢久だ、よろしくな」
【栞】
「百乃栞、よろしく」
【凛々子】
「私は七瀬凛々子、よろしくね」
【ココノ】
「私はココノ・アクアと申します、よろしくお願いしますね」
【ティアナ】
「ティアナ・リリアン・トランシルヴェールと申します、よろしくお願いしますね」
【香奈葉】
「柚木香奈葉です、よろしくお願いします」
【麻由希】
「宮守麻由希です、よろしくお願いします」
【刑二郎】
「上杉刑二郎だ、よろしくな」
【伊緒】
「七海伊緒よ、よろしくね」
【狩人】
「愛野狩人、よろしく」
【さくら】
「姉川さくらです、よろしくお願いしますね」
【美羽】
「新井美羽です、よろしくお願いします」
【ゆか】
「水無瀬ゆかです、よろしくお願いします」
【香央里】
「奈月香央里、よろしくね」
【直哉】
「八坂直哉って言います、よろしく」
【ミズハ】
「ミズハと申します、よろしくお願いしますね」

これで全員か、ヤトや教師たちは八咫鴉の方にいるようだし、今からではたぶん合流する前に赤い夜が終わるだろう

【ジューダス】
「で、さっきの連中は何なんだ?人じゃないのは一目でわかったけど」
【彰】
「闇精霊…俺たちはそう呼んでいる、負の瘴気の塊だ」
【ライル】
「…なるほどな」
【ジューダス】
「やっぱり?ライル、君はどうだった?」
【ライル】
「…M区画ほどじゃないが、奴らから感じたのは結構濃かったな、この空間もそうだが」
【彰】
「?」
【ライル】
「俺たちが元いた世界ってのはかなり荒れててな、まあ、あのクソ野郎がどうにかしたみたいだが、少なくともあいつの計画とやらが成立するまでは町中、特にM区画とか呼ばれる場所は瘴気が濃くて常人では立ち入ることも出来ないような場所だった」
【リル】
「珍しいですね、あなたが素直に解説するなんて」
【ライル】
「お前は黙ってろ」
【リリス】
「まあ、そういうわけで、マスターによって一度世界が書き直されたような形になったのよ、私たちはちょっとしたきっかけでその以前の記憶を取り戻してしまったのだけど」
【アスト】
「私だけはそのときまでマスターにお供していたので世界の変わる様を見届けましたが」

なんか、聞くだけ理解できる気がしない、とりあえず、相当やばい世界にいたらしいことだけがなんとなく認識できた

しかし…

【彰】
「いつになったら終わるんだ…この状態は」
【ジューダス】
「?ここはこういう世界じゃないのか?」
【彰】
「残念ながら、ここはある種の結界であって、俺たちの世界に何か別の世界がつながるときに展開されるものらしい、俺たちも理解できてはいない部分も多々あるんだがな」

そも、誰が、何のためにどうやって展開しているのかさえ不明だ

【彰】
「最近は終わるタイミングもなんとなくわかるようになってきてな…」
【メッツァー】
「終わるよりも前にさらに一戦だな」

メッツァーがぼそりといったのに対し全員が戦闘体制に移る

【彰】
「…」

俺は無言で顔の前で手を振る、どうせだ、開放しておこう

【アスト】
「?目の色が」
【彰】
「俺の中にある鬼の力を開放した際の反動だ」

炎を発生させる

【彰】
「…やってみるか…」

一体の闇精霊に向かいその炎を全力で投げつける

【彰】
「若干レベルアップか…賢久には劣るが、鬼化していれば炎を投擲できるようになったか」

再び響く銃声、よく見てみるとストライフの首から何か触手のようなものが銃のグリップに繋がるのが見える

【リリス】
「スチール・イーター、ある種の寄生生物で血中に寄生して、大気に触れると金属分子に結合、ああして弾丸に転換するのよ、空気中に含まれるわずかな金属分子とも結合すれば立派な弾丸になるわ、本来は命中した対象の血球を破壊したりもするのだけど」
【彰】
「リロードゼロであの連射回数、何か種はあるだろうとは思ったが…」

で、銃の腕そのものはストライフのものなのだろう、あの腕前だけで十分に魔技ではあるが
あの大口径の拳銃に振り回されることのない技量、寸分たがわず相手の急所を射抜く精度、いずれをとってもまさしく魔弾の名にふさわしいと呼べるものだ

【彰】
「しかしまあ、タスラムとはよく言ったものだ、アレだけの銃の絶技、魔弾の名も頷ける」
【アスト】
「元々タスラムの名はマスターの下にいたときの渾名ですから」
【彰】
「へえ…」

さて、そんな雑談をしてこそいるが、群がってくる闇精霊を適当に屠りながらの世間話である
もっとも、やはりストライフの銃技あってこそではある
ストライフの援護があるというだけで闇精霊戦がかなり楽になったのは事実だろう
事実、俺たちはあいつが打ちもらしかけた連中を殴り倒せばいいのだからな

【彰】
「終わりだ」

焔螺子で最後の一体を消し飛ばす、元々さほど数がいなかったこともありさっさと終わった

【ジューダス】
「簡単すぎるね、いまいち手ごたえがない」
【彰】
「…赤い夜の外ではそんなもんぶっ放さないでくれよ…平和な町なんだから」
【リリス】
「まあ、解ってるわよ、こいつもたぶん」
【ジューダス】
「心外だなあ、脅威がいるなら倒しもするがわざわざ平穏ぶち壊してまで殺し合いしようと思うほど狂ってもいない」
【彰】
「っと、終わるぞ、武器は隠しておけ、所持は禁止されてないが見えるように持ち歩くのは問題になる」
【ジューダス】
「了解、まあ、郷に入りては郷に従うまでだよ」

眼前で手を振り、スイッチを切り替える
そして、空間がひび割れ、俺たちは元の世界に帰還した


まあ、次回以降のストライフの日常でのはっちゃけっぷりは同じメーカーの同じ声優のキャラが憑依しているとでも思ってくださいwww
まあ、DMFなんですが…発売時期もそう遠くないんだよなあ、アレ…
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