剣魔物語 最終章

というわけで、最終章でございます
特に語るべきことはありません

では、どうぞ





     最終章/それぞれの明日へ(The Next World)

【彰】
「そうか…もう戻るんだな」
【サタン】
「ああ、いつまでもあの世界をあけておくわけには行かないからな」
【ルルー】
「ここでの経験は悪いものではなかったですけれどね、向こうの方が私には似合いますのよ」
【シェゾ】
「まったく、よく言えたものだ、ほとんど食っちゃ寝の生活だった分際で、俺よりも怠けていたのはどこの誰だったかな?役立たず及び無能者」
【アルル】
「まだ言ってるよ…」

この調子では向こうに戻ってからもしばらくは引っ張るだろう…

【ウィッチ】
「それでは、戻りましょうか、私達の世界へ」
【サタン】
「ああ、ようやく道も開けたのだしな」
【彰】
「…そう遠くないうちに今度は俺がそっちに行くよ」
【ファーレーン】
「そこは…達、をつけて欲しいです…」
【彰】
「おおっと!悪い悪い、ツーわけで、俺達でそっちに行くな」

ファーレーンはすでにスピリット隊に除隊を伝えており、彰からもそれに対しての文を綴ってある…まあ、レスティーナたちならそれを見れば許可してくれるだろう…

【シェゾ】
「さて…それじゃ俺達もそろそろ戻る…昌霊世界の連中に会うことがあれば俺からもよろしく言っていたと伝えてやってくれ」
【彰】
「行く機会はなさそうだけどな…」

昌霊世界の面々は彼らよりも一足早く、元の世界への道が開かれていたため、先にもとの世界へ戻っているのだ

その際の会話が

【シェイス】
「じゃあ、世話になったな…」
【ウィニーグ】
「ああ、お前さんたちが俺達の世界を訪れることがあったらミンツって言う街でFlow Lightって言うギルドを訪ねてくれ、歓迎する」
【おたまん】
「じゃ、うちらはもう行くよ」
【ドライゼル】
「縁があったらまた会いましょう!」
【クォー】
「それじゃあ、俺達はこれで」
【彰】
「ああ…縁があればな…ただ、そのときはきっと昌霊世界の外だろうな」
【シメオン】
「ファーレーンさんがいるから?」
【彰】
「その通り!」

後ろで顔を赤くしているファーレーンであった

その後、彼らは光に包まれ元の世界に戻った、つい今しがたの魔導世界の人間のように

【彰】
「で、何でまだ居座ってるんだ?テムオリン…悠人達はもう戻る準備は済ませたぞ?」
【テムオリン】
「いいじゃないですか、私達にも休息は必要ですわ」
【タキオス】
「ああ、茶が上手い…もう一杯もらえるか?」
【ファーレーン】
「あ、はい」

…まったく、とため息をつくが、彰自身も今の状態は悪く思ってはいない

そして、エターナルとスピリットたちを送り返すときが来た

【悠人】
「…テムオリン、本当にまだこっちには戻らないんだな?」
【テムオリン】
「ええ、私とタキオスはもう少し神剣世界の外の世界を見てまわります、彼とともに」
【彰】
「…まあいい…特に害にならないうちは見聞を広めてまわるのもいいだろう」
【タキオス】
「安心しろ、あの世界の外の世界でお前と敵対するつもりは無い、無論、強者を見れば血が疼きもするだろうが」
【彰】
「…」

はあ、とため息をつく彰

【時深】
「それでは皆さん、戻りましょう」
【セリア】
「私達は直接ガロ・リキュアに転送されるんですよね?」
【彰】
「ああ、ソレは間違いない」
【ヒミカ】
「そうか…それじゃ、ファーレーン、ニムントール、元気でね」
【ファーレーン】
「ええ、皆も、お元気で」
【ニムントール】
「そのうち、また会いに行くから」
【彰】
「ああ、ソレは間違いないな、必ずお前らに会いに行く、じゃあな」

片手を上げて彼らを見送る
そして、彼らもまた光に包まれた

【ラティ】
「それじゃ、俺達も行こうか」
【ヨシュア】
「ええ、行きましょう」
【ミリー】
「また、会えるよね?」
【エリス】
「大丈夫よ、ね?」
【彰】
「ああ、会いに行かなかったら灰にされそうで怖いからな」

そういい肩をすくめる

そして彼らも光に包まれ…後に残ったのは彰、ファーレーン、ニムントール、テムオリン、タキオス、ケイト、フェイだけである

【ケイト】
「俺達は一緒には行けません、まだこの世界を旅してまわってみたいんです」
【彰】
「ああ、お前には才能がある、武の才能も…世界を渡るものとしての才能も…やがてその力に覚醒したら第三世界の高崎彰を訪れるといい、茶ぐらいは出そう」

歓迎するといった昌霊世界の面々に比べると茶ぐらいは出す、といういい方はぞんざいに扱っているようにも思えるが、彰にとっては決して珍しいことではなくなるという予感があったからこその発言である

【フェイ】
「せめてそっちの世界のご馳走を用意して欲しいわね…」
【彰】
「無理だね、あっちじゃ貧乏人なんだよ、俺は」
【テムオリン】
「嘘をついていますわね」
【ファーレーン】
「そうですね、嘘をつくときの癖、わかってますから」

目線を合わせないのだ、多少逸らす程度だが、気づける人間はすぐに気づいた

【彰】
「それでもだ、俺がいるとは限らないからな」
【ケイト】
「わかっています、だけど…きっと俺たちが言った時にはいてくれそうな、そんな気もするから、大丈夫だと思う」
【彰】
「ま、俺がいたんならファーレーンとニムもいるだろうし…ここで食えるよりももう少しだけ豪華な晩飯にはなるかもな」

そういいつつ、彰自身が力を解放する

【彰】
「さて、それじゃ俺達は次の世界に行くぞ」
【ファーレーン】
「はい、彰さん」
【ニム】
「行こう、新しい世界に」
【テムオリン】
「楽しみですわね、私達の知らない世界を訪れるというのは」
【タキオス】
「まったくです、それに、彰と一緒であれば退屈することは無い、そう思えますからな」
【彰】
「手合わせだけは勘弁な、一時間で終わる自身がない」
【タキオス】
「はっはっはっは!確かにその通りだ!はっはっはっはっはっは!」

今にも腹を抱えそうに大笑いするタキオス、そんな光景も、この戦いがあればこそ、そう思うと、少しだけ、あの無貌の神にも感謝したくなる彰であった
無貌の神は人に恵みを与え、混沌をもたらす、今回這い寄る混沌として具現化した彼はそのままこの世界を混沌へと落とさんとしたが、結果としては無貌の神として彰たちに恵みをもとらしたことになるのだろう…

【ケイト】
「じゃあ、皆さん!お元気で!」
【彰】
「ああ、また会おうぜ!ケイト!フェイ!こことは違う、外の世界で!」
【ケイト】
「はい!」
【フェイ】
「ええ、行ってあげるから精々歓迎の準備はしてよね?」
【彰】
「はっ!俺が家にいればな!」

光が広がり、そして閉じる

かくして、混沌よりこの世界を守るべく召喚されしものたちはあるものはそのあるべき世界へと帰っていき、あるものは異なる世界を守るべく世界を渡り歩く
彼らが再び交わる機会があるのかどうか…それはまた、異なる世界の話となるだろう
だがひとまず、剣の世界を包まんとした動乱はこうして終わりを告げ、特異点となった者たちはその力から離れ、日常へと戻った、最後に、彼らのその後を書き記して終わりとしたい

【ウィニーグ】
「平和だな~」
【xのあx】
「そうだね~」

ウィニーグは今もFlow Lightの面々とともに昌霊世界で平和を謳歌している

【ドライゼル】
「はああっ!」
【カスト】
「兄貴、こっちは任せろ!」

ドライゼルは弟のカストや友人とともにあるときは魔物を退治し、あるときは平穏に生きる生活に戻っていた

【シェゾ】
「今日こそアルル、お前の力を貰うぞ!」
【アルル】
「べーっだ!」

シェゾは今までどおりに闇の魔導師として相手から力を奪おうとするようになった
だが、一部の人間はそれがポーズに過ぎず、力を奪っても決して相手の命に関わるほどは奪わず、その力を我が物とするための鍛錬を欠かさなくなったことを知っている

【ラティ】
「はあっ!」
【ミリー】
「ドーン!遅れないでよ!」

ラティは自分の世界に戻り自警団としての生活に戻った
今の彼らが守るのは今彼らが住む町である

【ケイト】
「さて…次はどこに行こうか?」
【フェイ】
「そうね…いっそ外の世界とか?」

ケイトとフェイは外の世界へと渡る術を習得するべく修行を重ねている

そして…“彼”は

【彰】
「やれやれ、ようやく首謀者のお目見えか…」

異なる世界を渡り歩くものとして、世界間の均衡を保つべく戦い続けていた

【彰】
「行くぞ!ファーレーン!ニム!」

そして、その傍らには二人の女性が常にいる、時にはそれに供が増えることもあるが、この二人だけは変わらず彼のそばにいる、故に彼は戦い続ける、ようやく得た幸福を、一時のものとしないためにも…


はい、という事で長らく続いてきたこの剣と魔法の物語、これにて幕引きとさせていただきます
そして、次回作についてはまた次回の更新で…
とりあえず、書き始めようと思います、まだ参戦作品完全に決まってませんけどねwww
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