久しぶりに

勢いで書いた、苦情はあまり聞く気はない
あと、シメオンの扱いが酷い?なんとなくこの面子だとこんな感じだったよ~な記憶があるのでな
めっちゃ短いけどいいじゃない、登場人物が少ない?
ま、気まぐれだし、貴公子やシメの小説見てて書きたくなっただけだし



学問の町ミンツ、その街道に一人の青年が立っている
古ぼけたマントと伸ばしっぱなしにしているような黒い長髪が特徴といえば特徴だが、それ以外では取り立てて特徴などない…いや、少し鋭すぎるといってもいいような目つきをしているが、不機嫌なのかさらにその目は鋭さを増している
人待ちをしているらしく、四五分に一度周囲を見回しているが、その後すぐに嘆息している
腰に下げた剣やマントから覗く装備は彼が戦士であることを表しているが、その風貌や立ち居振る舞いにしてはかなりの軽装であり、実力を計り知れない
「ったく…シメの奴、ねえ彰さん、よかったら狩りに付き合ってくれないかな?とか久しぶりに言ってきたから乗ってやったてのに…規定時間はとうに過ぎているぞ…」
そう呟く、彼の名は七夜彰
ギルドには所属していないが、彼の実力はかなり高い
その所持する剣はバスタードソードと呼ばれる彼のレベルからすればあまり見向きされないことの多い剣だが、彼はソレを極限まで強化する事で自分のレベルに相応しいだけの名剣に仕立て上げている、それゆえに、彼の名はよく知られていた
「しかも、集合場所まで指定して…」
そこで言葉を切る、ようやく目当ての人間を見つけた…という感じでもない
「貴公子、メーガス、遅い」
「あはは、ごめん、彰さん」
「シメは今回パスだそうだ、その代わり彼女がついてきてくれる」
「ナフタリかよ!?ったく、あの野郎…妹に任せて逃げやがったな!?」
彰が話している相手は彰が約束していた今回の相方の一人であるはずのシメオンとよく行動している二人
メーガスという剣士と風来の貴公子という格闘家
そして、そのシメオンの妹でありメーガスの恋人であるナフタリだった
「…ったく、で、今回の狩りはどこだ?」
「ええと、どうやらラシュアンみたいなんだけど…どうもおかしなことがあるんだよね」
「?どういうことだ?」
「え~と…彰さん、もし魚系の魔物がラシュアン近辺にいるって言ったら信じる?」
「…なるほど、理解した…ようはこう言いたいんだな?俺に焼き魚を作れ、と」
そういうと、腰に下げているバスタードソードの柄に手を触れる、瞬間、周囲の温度が上がったような気がした
「いいだろう、その異変も含めて、面白そうな話だ、シメオンのやつには後で出来上がった焼き魚でも食ってもらおう」
さらりと怖いことを言い放つ、魚系の魔物は毒をもつものもいる、もし食えるにしても味の保証はない、ソレを食え、というのが今回思いついたシメオンに対する罰らしい
ラシュアンに続くラス・エラセド渓谷、まず魚系の魔物は近づかないはずのこの土地にだが、何故かやたらと魔物がいた
「…本当にフィッシュパニック?てな感じだな…」
そう呟くと、バスタードソードを抜き払う彰
と、いきなりその刀身が激しく炎を吹き出す、その様はまるで自身に焼き払われる獲物を待っていたかのようであった
剣に炎の属性を付加して戦うものは少なくない、だが、彼のバスタードソードから吹き出す炎は尋常ではなかった
通常は刀身が揺らめく程度の炎に覆われるのだが、彼のように吹き出すほどの炎をまとうなどということはないはずだった、だが、彼はこの剣を鍛え上げ続けた、自らの手で
その結果、この剣は彰の戦闘意思に呼応し激しく燃え盛る炎を吹き出すようになった
と同時に
「大気よ!我が命に従い、わが身を守る甲冑となれ!」
周囲から突如として黒い軽装鎧が現れる、闇昌霊の力を借りるこの鎧は攻撃力と防御力を飛躍的に跳ね上げるのだが、TP消費が倍になってしまうという欠点を持つ
「あ、そういえばナフタリは彰の鎧見るのは初めてか」
「そうだったな、つーか、組んで狩りするの自体初めてだ」
そういうと、自身が得意とする魔神剣で相手の動きを封じ
「虎牙破斬!」
両断する
本来魚系の魔物には炎は効きにくいのだが、ここまでの勢いとなると切り裂かれた直後に焼き魚となっている
「ひゅう!さっすが彰さん!頼りになる!」
「俺ばっかりにやらせてるとお前らにも食わせるぞ、あれの焼き魚、安心しろ、昔食ったこともある、毒はない」
「…味は?」
「自分で確かめてみろ、保障はしないがな」
そう言うと、もう一体を丸焼きにするべく剣に気を集中し
「行け!紅蓮咆哮波!」
その炎を飛ばして一体を包み込む、その後には全身をこんがりと焼かれた魚が転がっていた
「双撞掌低破!」
貴公子も遅れるまいと一体に打ち込むが、飛びあがった事で打点をずらされ、致命傷にはならなかったがかなりのダメージを与え
「レイ!」
ナフタリの術で消滅する
「ええっと!秋沙雨!」
さしあたり、地味だが確実な戦果を上げているメーガス、派手な技ではなく確実に倒す方法を選ぶあたりが彼の人格を表している
最も、ド派手でかつ確実という彰だが、このバスタードソードでも不利な相手は少なくない、というよりも、本当に炎に耐性がある魔物には弱いのだ
彼は固執するあまり、他の武器を扱えない、一応借りて戦うことはあっても、まるで動きに差が出るのだ
「そうら!魔人・千裂破!」
炎を纏った剣気が連続して数匹の魔物を焦がし
「飛燕連脚!」
「閃空翔裂破!」
確実に二人が止めを刺す
「私の出番、最初だけでよさそうね」
と呟くと後ろに下がるナフタリだが、その前にパイングミを彰に向けて放り投げる
ソレを起用に空中で受け止めると口に放り込んでまた敵に向かう
数秒後にはTPが回復していたが、実はナフタリが気づくまで彰のTPは魔神剣すら放てなかった
元々が息切れしやすい戦士である、さらに消費が倍になっているとあればこれだけの大技を繰り返せばTPも切れるというものである
残りが数体になったところで
「彰さん!お願い!」
「後は任せてもいいよな?」
「シャープネス!」
「ったく…しょうがねえ…我が剣に宿りし紅蓮の業火よ、我が命に答えその真なる力を我が前に示せ…」
バスタードソードから燃え上がる炎が一段と激しくなる
左手で何本かの小刀を投擲し
「まとめて燃え尽きろ!紅蓮陣!」
彼が投擲した小刀は残りの魔物全てを包み込むようにして陣を描く
さらに彰がバスタードソードを地面に突き立てると、その陣から炎が燃え上がり魔物を包み込む
「終わりだ…秘儀、絶炎陣!」
一瞬でその炎は内側に収束して消滅する、内側にいた魔物はすべていい感じに焼けていた
「さて…」
そう言うとナイフを取り出し、その魚の身を切り取る彰
「ふふふ…さあて、シメオンにはどうやって食ってもらうか…」
そう呟く彰の顔は今からする悪戯が楽しみでしょうがないという表情だった
「本当に、毒はないんだよな?」
「ああ、だが、味の保障はしない」
二度言ったのはその意味を強調するため、つまり、本当に味は保障しない
罰ゲーム感覚で食わせるのだから当たり前のことではあるが
「っと、そろそろ解除しておくか…わが身を覆う鎧よ、汝があるべき姿へと帰れ!」
今まで彼が装備していた黒い軽装鎧は瞬時に大気に溶けて消えた
そして
「シメ、お前何で来なかったんだ?」
「ちょっと事情があって…」
「さて、イサカル君から聞いたんだが、また逃げ回ってたそうじゃないか」
「あいつめ…余計なことを」
「で、だ、これを食ってもらおう」
「え…焼き魚?」
「拒否権はない、食え」
命令する彰、その焼き魚を見ているメーガスや貴公子、ナフタリなんかはどう反応するのか興味津々だ、ついでに言うと今名が上がったイサカルもまたその光景を見ている
「さあ、早く食え」
「解ったよ…!ぐ!これ…な、何!?」
「予測はつくだろう、今回の相手は魚、俺の武器は炎の属性持ち、回答、奴の身だよ、毒はないだろ?」
「なくても…こんなの食えないって!」
「いいや、食え」
その後、彰が強引に食わせた結果そのあまりの不味さに数十分のた打ち回りいい晒し者にされたことは言うまでもない
ソレをとても楽しんでいたのはきっとイサカルだろう、次あたりがナフタリだったということも付け加えておく


大体俺の中でシメの兄弟関係ってこんな感じです
ついでに言うと、この彰は今までの昌霊世界の彰とはまったく違う別人です、特徴としては同じだけど出自が違う、彼だけは純粋に昌霊世界生まれです
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記念すべき三十章は任せた!


では仕事に行ってくるノシ

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