第三章

じつは、永遠のアセリアの関係動画見ながら作業してます、そのせいで永遠のアセリアが大活躍
今回のヒロインはファーレーンですかね?
エターナルではなくサブスピリットにするのは確定してますが
闇の剣と共鳴させてようやく神剣の気配を感じれます


あと、第二章のコメントについてですが
実際にエーテルシンクで流転失敗、やけになって彰を攻撃、カウンター気味に二三回切られた挙句蹴り飛ばされた先にいたファーレーンに切り捨てられました(すでにその時点での体力は四桁程度でしたが)




            第三章/訪れる妖精達(スピリット)

【アキラ】
「!」
【ユート】
「この気配は…永遠神剣!?」
【アセリア】
「でも…この感じ…なんか懐かしい…」

俺達は東方に渡る旅費を稼ぐために、護衛を行っているが、その仕事の帰り、またしても神剣の気配を感じる
俺もかつては第四位「枯渇」を握っていたこともあるが、エターナルとの初の出会いの時に砕かれており、その時に偶然なのか必然なのかは不明だが手に入れた闇の剣を使っている
そういった経緯から、神剣の気配を感じることはできるようになっている
最も、神剣を解して感じるのではない以上、その神剣がどういう神剣であるかは解らず、神剣の気配やその使い手の気配に馴染みがあって、誰かがようやくわかると言ったようなものだ
それ以前に、俺はこいつらに会うまで「秩序」や「無我」の気配ぐらいしか覚えていなかったのだから、神剣だと明確に解るだけでも思い出してきているといっていいだろう
ちなみに、それが時深が生まれる前の話だ、俺は一度ある神剣の暴走に巻き込まれ千年ほど時を逆行したことがある
それ以前から俺は老化していない、逆行した先で枯渇と出合ったのだが、俺はそのときすでに特異性の高すぎる存在となっていたらしく、声は聞こえても契約することは不可能だった
コレはどうやら二位以上の神剣でもいえることらしく、聖賢もそう言っている
俺は一応触れさえすれば神剣の声が聞けることもあるので、聖賢の声を聞いたこともある
最も、これにも相性があるらしく、俺に波長が近いほど声が鮮明に聞こえ、遠ければまるで聞こえない
聖賢は多少小さくはあるがはっきり聞こえるだけ相性がいいほうだろう

【アキラ】
「…この感じ…まさか…」
【アセリア】
「ん…」

走り出すアセリア

【アキラ】
「追うぞ!悠人!」
【ユート】
「ああ!」

全力でそれに追従する俺達

そして…

【???】
「あ…ソゥ・アキラ!」

またか…流石に少しは思い出してきたけどさ…
こいつらには教えてないし…あれ?

【アキラ】
「時間が…ずれているのか?ココとファンタズマゴリアとでは…」
【ユート】
「いや…俺達も世界を渡って百年を越えるけど…」

眼前にいたのは、紛れもなくスピリットたち
いまはラスフォルト姓をもつ、彰たちの戦友だった

【セリア】
「お久しぶりです…皆さん」

何とか翻訳は出来るか…流石に日常会話ぐらいならば思い出してるし

【アキラ】
「ええと…」

しかし、聞いて理解できるのと話せるのとでは意味合いが大きく違う
俺はすでにほとんど会話など不可能なレベルだった

【ヒミカ】
「セリア、それじゃ彰にはわからないって」
【アキラ】
「!?ヒミカ、何故お前が日本語を…!?」
【セリア】
「あ…そうでしたね…私達はレスティーナ様やヨーティア様に教わりました」
【アキラ】
「あ…そういえば俺、あの二人には教えてたっけ?」

レスティーナが学んだ理由は俺が興味本位で教えてみようと思い、彼女もソレを望んだからであり、ヨーティアは逆に自分から学びたがった
その結果、その二人は日本語での簡単な会話ぐらいならばできる
俺とは真逆の二人に助けられたことに安堵してしまう

【アキラ】
「しかし…なんでお前らがこの世界に、しかも普通にあの頃とまったく変わらんままで生きてるんだ?スピリットも歳はとるだろ?」

数えてみると、スピリット隊に所属していたうち数人はこの場にはいなかったが、スピリット隊の反応を見る限り元々この人数で正しいらしい

【ハリオン】
「ええっとですね~…どこからお話しましょうか~?」
【ヒミカ】
「私達が生きている理由とこの世界に来た理由ですね?」
【アキラ】
「ああ…ていうか、普通に話せてんのな、お前ら」

肩をすくめる、俺の聖ヨト語より発音完璧だと思う
いや、あの当時は俺の普通に話せてたんだけどな、使わなくなって長いし

【セリア】
「まず、私達が生きている理由ですが、彰様や悠人様たちと同じだけの時間を私達も生きています…ラキオススピリット隊は全員がそうですね」
【彰】
「じゃあ、この場にいないシアーとかネリーも?」
【セリア】
「はい…ラキオスにいます」
【ヘリオン】
「ええっと、私達が生きている理由なんですけど、皆さんがガロ・リキュアから旅立たれた後に、彰さんと同じ方法であの世界を訪れた方がいらっしゃいまして…」
【彰】
「俺と!?そんなことが出来る奴…俺を含めての知り合いでも片手で足りるぞ…」

俺の方法はかなり強引で世界の壁を切り裂く転移法だ、だからこそ魔導世界や封鎖後のガロ・リキュアでも転移は出来るが…ガロ・リキュアには分かれてから一度もいっていない

【アキラ】
「すまん、話が逸れたな」
【ファーレーン】
「いえ…その人の血を浴びてしまったのが原因なんです」
【アキラ】
「…俺と同じような存在ってことか…」
【ヒミカ】
「そうですね、光陰様は彰の血を浴びたことが原因で時が止まったわけですし」

アレはタキオスの攻撃を受けきれなかったことが原因だがな…
わき腹を切り裂かれた状態で光陰に投げ飛ばされ、そのせいであいつは時が止まっちまったんだが…

【ハリオン】
「大変でしたよ~…彰さんから教わったヒーリングで何とか出血だけは止めれましたけど、そのときには私達全員こうなってましたし」

スピリットの治癒法では人間を治癒出来ない、その事を考えて、俺はハリオンとニムにはヒーリングを教えていた

【ヘリオン】
「それに、私と、ファーレーンさん、ニムントールさんは彰さんの血を浴びてますよ?」

光陰と同じ時だったか、それよりも前だったか、確かそんなこともあったな…

【ニムントール】
「忘れてるし…」
【アキラ】
「いや、悪かった…本気ですまないと思ってる」

俺のせいで時間が止まってる奴の事を失念するなど…

【アキラ】
「本当に申し訳ない…」

素直に頭を下げる
そうだった…光陰と同じタイミングでこいつらも浴びていたんだった

【ヘリオン】
「わわっ…そんなに頭を下げなくても…私は気にしてませんし」
【ヒミカ】
「いや、気にした方がいいと思うよ…少しは」
【アキラ】
「しかし、俺と同じ特性の持ち主か…感染する不老の呪いなんて代物、俺以外にもってる奴がいるのかね」

実際に、俺のコレは呪いの類だ、だが、呪いであるならば同じような呪いを持っている奴がいてもおかしくはない
最も、この呪い、二次感染はないらしく、呪いそのものを受けた奴の血で無ければ感染はしないらしい

【セリア】
「少し話が脱線しましたね、それで、私達がここにいる理由ですが、その人に依頼されたんです」
【アキラ】
「依頼された?」
【ヒミカ】
「はい…本来ならば彼が向かわねばならないはずでしたが、妨害にあって私達の世界に傷ついた状態で流れ着いてしまい、私たちにこの世界を訪れるように依頼したんです」
【ハリオン】
「巻き込まれた形ですけどね~」
【ファーレーン】
「ですが、あの人はあなたのことを知っているような素振りでした…」
【アキラ】
「何?…俺と同じ呪いを持っているような相手など知らないぞ…?」
【ヘリオン】
「ですけど…あの人は私達がよく知る人がそこにいる、彼に協力して欲しい…あの世界は今…特異点になっているって言ってました」
【アキラ】
「特異点…か」
【セリア】
「あとは、あなたに適合する情報を幾つか口にしてましたし…」

…俺のことを知り、俺と同じ呪いを持つもの…
一体、何者だ…?

【アキラ】
「それで…ココに来たのか?」
【ヒミカ】
「はい…最初に来たときも二度目の来訪も事故だったようですが…今回は特に傷が酷かったので…」
【アキラ】
「…信頼、出来るのか?その男は」

いくらなんでも、向こうに残っている戦力がネリー、シアーとかだけというのは…

【ファーレーン】
「ソレは大丈夫だと思います、確かに彼の戦闘能力は高いですけど…あの当時の彰さんと同じ感じがしましたから」
【アキラ】
「俺と…?」

ますます解らない…俺をよく知る俺と似たような存在…
だが、こいつらが知る当時の俺に似ているということは危険ではないな…
少なくとも、明確な敵意を持たないものに攻撃しない存在ではあるだろう
あの当時の俺は自分から攻撃を仕掛けることは稀だったからな…

【アキラ】
「で…協力しろといわれた相手は俺でいいのか?」
【セリア】
「おそらくはそうでしょう…あと、これを渡せ、と」

渡された袋にはこの世界の金が10000rと書簡
早速読んでみる

『高崎彰殿
私は君と同じ運命をたどっている存在の一人だ、本来ならば私が直接出向かねばならないことだが、彼女達が説明してくれる理由のおかげで直接迎えなくなったことをすまなく思う
今、その世界は特異点となっている…理由は不明だが、これからもその世界には異なるものが集まるかもしれない…そういったものから世界を守ってほしい
彼女達を巻き込んでしまったことは遺憾だが、今は彼女達にすがるしかない
その金はせめて君の助けになればと思い同封した、好きに使って欲しい
それでは…君達にマナの加護があらんことを…』



【アキラ】
「せめて名前ぐらい名乗れ…といいたいところだが、相手がどういう人間かはよく解るな」

そう呟くと、手紙を丸め懐にしまいこむ
そして、彼女達を連れて移動する

他の連中と合流し、今回は野営する

【光陰】
「なるほどな…じゃあ、俺たちが呼ばれたのもそういう理由か」
【アキラ】
「ああ…」
【シェゾ】
「しかし、その特異点というのはなんなんだ?いまいちよく解らんのだが」



【アキラ】
「少し長くなるぞ」

そう前置いて、俺は話を始めた

【アキラ】
「特異点というのは、平たく言うならば中心点、という意味だ、ある一定の条件の下、中心となるもの、を指すことが多い、まあ、特異点という単語は基本的に物語の主人公を指すことが多いが、何らかの状態で世界の中心点となるような特異性を持った世界を特異点と評する場合もある」
【光陰】
「じゃあ、今起きていることを物語にするんなら、特異点は誰になるんだ?」
【アキラ】
「…おそらくは俺だろう…あまりにもこの世界に俺の知り合いばかりが集まっている…それに、スピリットたちをよこした男も俺のことを知っていたというならば、俺が特異点といっていいだろう」

異なる世界からの来訪者、俺と同じような存在…
…どうやら、俺はまたしても何かの騒動に巻き込まれたらしい、しかも、俺自身が納得出来ないままにその中心人物に仕立て上げられるとは…な

とりあえず、渡された資金でこの全員が東方に渡るに足るだけの資金とはなった、そう遠くないうちに落ち着ける場所まで移動できるだろう

【アキラ】
「インスパイアとトラスケード、どっちがいい?」

いきなりの質問に驚愕する様子もなく、アタッカーが数人インスパイア、ディフェンダーとブラックスピリット二人はトラスケードを望む
こちらの数が多いだけに、敵も結構数がいるようだ

【アキラ】
「んじゃ、トラスケードかな?そんなに攻撃力のいる相手ってわけでもないし」
【光陰】
「任された」

詠唱が完了し、俺たちを守護のマナが包む

【アキラ】
「さあて…行くぜ!」

闇の剣の刀身を展開し、向かってくる魔物に向かう
今回は攻撃力はそこそこ高いが、その反面防御力は結構低い相手だ…トラスケードで正解だな
ハイロゥを展開するスピリットたちに続き、オーラフォトンを展開する俺や悠人たち

【アキラ】
「今回は俺は完全にアタッカーに回るからな」

そう宣言すると同時、地を蹴って敵のゼロ距離に踏み込むと、オーラフォトンで刀身を強化した闇の剣で一体をぶった切る
俺はオーラフォトンを使っての戦法はあまり使わなかったが、闇の剣の性質上この戦法は相性がいいな…

【アキラ】
「っと!」

咄嗟にバリアを展開、一体の攻撃を防ぐと、蹴り飛ばす
ちょうどその位置には抜刀の構えを取ったウルカがいる

【ウルカ】
「星火燎原の太刀!」

飛ばされることがわかっていたかのように完璧にコンボが繋がった
軽くガッツポーズを見せると向こうも答えてくる
百年たっても以前に培った連携能力が失われていないことに感動しつつ、次の獲物に刃を叩き込む
再び一体を蹴り飛ばす、その先にいるのはファーレーン

【ファーレーン】
「月輪の太刀!」
またしてもきっちりとコンボをつなげてくれる

【アキラ】
「さあて…オーラフォトンバースト!」

あとは俺一人でも足りそうだが…

【アキラ】
「闇の剣よ…」

熊の懐に入り

【アキラ】
「切り裂け!」

胴体から両断する

さらに一体の狼を蹴り飛ばす

【セリア】
「相変わらず、足癖が悪いですね…」

そうぼやきつつも、見事にコンボをつなげてくれるセリア
スピリットたちは基本的にサポートに回っていたようで、前線に出ていたのは俺を含めほとんどがエターナル達だった
最後の一体を悠人がこっちに飛ばしてくる

【アキラ】
「オーラフォトンバースト!」

そっちに突撃し、すれ違いざまにオーラフォトンを叩き込む
さすがに、飛ばしてばかりってのもあれか…

最後の一体もマナの塵となったのを確認し、俺達は移動を開始する
この世界での野営の問題点はまさしくこれだな…魔物に襲われる

【アキラ】
「ココらへんなら大丈夫だろう」

今度は簡単な結界を張っておく
さっきは張っていなかったが、ここなら張れるだけの条件が揃っている

【彰】
「…ん?」

一応周囲の警戒のために一人だけ離れ、剣を抱いた状態で眠っていた俺に近づいてくる気配が二つ

【ファーレーン】
「彰さん…」
【彰】
「ファーレーンとニムか…どうした?」
【ファーレーン】
「いえ…一人だけで警戒するのも大変でしょう?」
【ニムントール】
「だから…手伝いに来た」
【彰】
「…慣れてはいるがな…助かるよ、ありがとう」

苦笑する俺のとなりに腰掛けるファーレーンとニム
そういえば…ラキオス時代に何度かこういう場面があったな…

【彰】
「そういえば、ファーレーン、仮面外せるようになったんだな」

あの当時は赤面症持ちで俺やニム以外の前では仮面無しではまともに会話も出来なかったぐらいだが…
ソレを考えると、俺はあの頃からこの二人には信頼されてたな…ニムントールの愛称であるニムも俺とファーレーン以外が呼ぶと怒ってたし
最も、それには俺がこの二人の訓練を担当していた時期があることも大きいのだが

【彰】
「百年ぶりぐらいになって悪かったな…本当はもっと早くに会いに行くべきだったと言うのに」
【ファーレーン】
「そんな…」

懐かしく感じるとともに、申し訳なさが大きくなる
スピリットたちのことも考えるべきだった…
エターナルとなった連中があの世界を去るよりも早く、俺はあの世界を離れていた
せめてその時に…こいつらに声をかけるべきだったな…
誰にも告げずに、一人忽然と姿を消した俺のことを、恨んでも当然だと思うぐらいだ

【彰】
「お前らは、俺が憎くはなかったのか?何も言わずに姿を消した俺のことが」
【ファーレーン】
「それは…最初は、少しは悔しかったのは事実ですが…」
【彰】
「悔しかった…か」
【ファーレーン】
「はい…せめて、一声かけて欲しかったです…いなくなることや、その理由について、教えてくれてもいいのに、と」
【彰】
「…」
【ファーレーン】
「でも…信じてましたから…」
【彰】
「え?」
【ファーレーン】
「何の理由もなくいなくなるなんてこと、あなたがするとは思えませんでしたから…きっと、理由があったんだって」
【彰】
「…」

確かに、俺はその後また別の世界で戦いを繰り広げていた…
だが、あそこまで早急に移動する必要はなかった

【彰】
「ニムは…どう…あ…」

ニムは…すでにファーレーンの膝に頭を乗せて眠ってしまっていた

【彰】
「…ぷっ…くく…」
【ファーレーン】
「ふふ…ニムったら…」
【ニムントール】
「すぅ…すぅ…」

一気に場が和んだ…と同時に、罪悪感も少し薄れてくれる

【彰】
「…ありがとな…」
【ファーレーン】
「え?」
【彰】
「いや、許してくれたことに、かな…あとは…ここに来てくれたこと」

少し照れくさくなり、少しあさっての方向を向いてしまう
隣でくすくすと笑うファーレーンの声が耳に届くが、不思議と心地よく、俺も顔が緩んでしまう

【彰】
「…俺も寝るかな…」
【ファーレーン】
「あの…肩をお借りしても…いいでしょうか?」
【彰】
「…好きにしろ」

肩にかかる重みが心地よく、俺もまた目を閉じる
完全に気を緩めるわけにも行かなかったが、結界を抜けるものがいれば俺に頭痛が走るようになっている
せめてその頭痛が起きるまで、安らぎの時間を過ごしていたかった



ここで話に出てくる誰かさんが登場するかどうかは考え中
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