第二章

さあて、乗っけますか

初登場の魔導キャラを差し置いて目立ちまくる永遠のアセリア参照の方々
つーか、悠人、時深、今日子、光陰の四人との組み合わせは彰にとってはかなり楽だったり
彰の特性…第三章で明かされますが、彰自身は不老の呪いを受けており、殺されない限り死ねません





          第二章/招かれざる来訪者(エトランジェ)

【彰】
「で、俺達で捜索と」
【悠人】
「まあ、いいじゃないか、同じ日本人同士」
【今日子】
「そうね…エスペリアたちも別に捜索してるんだし」
【彰】
「…むしろ不安だ」

別の意味でも不安だが…昨日から感じている気配、どうも、俺が向かっている方角にいるのは違いないのだが…

【彰】
「因果の気配は?」
【悠人】
「…こっちだな…隣町だったのかもな」
【時深】
「そうですね、昨日は反対方向でしたから気づけませんでした」
【彰】
「…まさか…な」
【悠人】
「どうしたんだ?機能もなんか言っていたけど」
【彰】
「…古い知り会いの気配にそっくりなのがどうやらこの町にいるらしいんだ…」

だが、ソレはありえないと自分で否定する
少なくとも、そのうちの一人はあの世界からそう簡単に出れる存在ではない…はずだ
でも、出てきそうなんだよなあ…

【彰】
「この町か?」
【悠人】
「ああ…間違いない、因果はこの町にいる」
【彰】
「…光陰もここにいるか…しかし」

俺の持つ闇の剣が、共鳴していた
コイツが共鳴するのは自我を持つ闇の剣…俺の友人である、闇の魔導師以外に他ならない

【彰】
「…しゃあねえ…行くぞ!」
【悠人】
「何がしょうがないんだ?」
【彰】
「気にするな…」

そして

【彰】
「光陰…久しぶりだ」
【光陰】
「彰!?それに、今日子や悠人、時深さんも…」
【悠人】
「おい、俺達はおまけかよ…」
【今日子】
「私達が必死に因果の気配を探ってここまで来てあげたって言うのに」
【光陰】
「悪い…ところで、ココは一体なんなんだ?昨日いきなりこっちに飛ばされたと思ったら、おかしな化け物には襲われるし…因果がなかったらやばかったぜ」
【彰】
「…それより、おかしな人間に会わなかったか?銀髪の魔導剣士とか、茶髪のお前好みな魔導師とか…」
【???】
「アキラ!?何でお前がココに…」

噂をすればなんとやら…

【アキラ】
「シェゾか…やはり、昨日から感じていた気配はお前か…」
【光陰】
「知り合いなのか?昨日魔物共と戦ってる時に手伝ってもらったんだが…」
【アキラ】
「お前らよりは新しい知り合いだ」
【サタン】
「ん?アキラじゃないか」
【アキラ】
「…やっぱお前もいたのか…サタン」
【サタン】
「当然だ!とはいっても、私自身が今回は関わっていないのだがな?」
【アキラ】
「…魔導世界の連中だけならお前がお遊びで転移してきた…で説明がつきそうだったのだがな?」
【サタン】
「それならばどれほどましか!おそらく魔導世界の存在の中では私が一番動揺している!」
【アキラ】
「…お前達まで、謎の転移か」
【アルル】
「あ、アキラだ!」

あぁ~!また話がややこしくなる!

【アキラ】
「ん?シェゾ、アルル、お前らのもってるの、この世界のものだよな」

手に持っているのは果物や野菜の類、生で食えるものばかりだが…気になったのはそこではない

【シェゾ】
「ああ…金だったら俺たちが助けたおっさんからいくらか渡された」
【光陰】
「そうそう、助けられたお礼って言ってな」
【アキラ】
「…そういえば、聞くのを忘れていたが、お前ら、最近までどこにいた?ファンタズマゴリアってわけでもなかろうし…現在、あそこにはエターナルは介入できないはずだし」

コレは光陰と、後ろで目が点になっている三人に対する問いかけだ

【光陰】
「ファンタズマゴリアそっくりの世界だったけどなあ…言葉も一緒だったし」
【悠人】
「だが、国の名前には覚えがなかった、それにスピリットのような存在もいなかったし」
【彰】
「そうか…まあ、そっちはどうでもいいことだったが」

向き直る

【アキラ】
「お前らは魔導世界から直行か?」
【サタン】
「私がいる以上、それ以外ありえまい」
【アキラ】
「…参ったね」

魔導世界自体が強固な壁を持つ、外界からの強い干渉を退けるためだが、ソレを超えてまで彼らを召喚できるなど、彰のように世界間の壁を直接切り開いているとしか思えない
彰があらゆる世界に転移できるのもそれが理由だからだ

【アキラ】
「…そういや、エターナル連中よ、この世界でのお前さんらが出せる力ってどれぐらいだ?」
【ユート】
「…そうだな、ファンタズマゴリアより少し多いかもしれないけど、その程度だな、多分、本気になったお前相手だと分が悪すぎる」

彰が本気になった場合は、そこそこマナが潤沢な世界であっても第一位クラスのエターナルと互角以上に戦えるだけの実力がある
彰の闇の剣は武器としての力自体は第二位と互角ぐらいだが、現時点で彰がやりあった経験があるのは精々が「世界」「聖賢」「秩序」のみ…
今のところ、彰はそれら全てを圧倒している
本来の、エターナルの世界での戦いであればどうなるかは解らないが…

【アキラ】
「…さて、一応向こうにいきたいところではあるが…お前らは向こうで宿を取れ、流石にマスターに世話になれる人数には限りもある、東方にある俺の館ならば全員問題無いとは思うが…向こうに戻るのも手間だしな」
【シェゾ】
「家なんかあるのか!?」
【アキラ】
「…失敬な、まずどの世界に行っても活動の拠点は必要だ」

そのために、彰は最初に辿り着いた町に何とか家を持っている
最も、それまでは野営ばかりだったし、食べ物も基本的には釣りや狩りでようやく稼いでいたといったところだったが

【アキラ】
「とりあえず、向こうに戻るのは後にして、まずは町に戻らないか?」
【ユート】
「そうだな…」

やはり、日が暮れ始める

【アキラ】
「…もう片方の連中はもう戻ったかね?」
【ユート】
「だろう…神剣の気配もあそこに集まってるみたいだし」
【アキラ】
「ストップ、光陰、いつもの奴」
【光陰】
「解った…神剣よ!守りの気を放て!俺たちを守り、敵を退けろ!」

光陰お得意のサポートスキルで、詠唱の通り防御力と魔法抵抗力を高めるものだ

【光陰】
「トラスケード!」

守りのマナが全員を包むと同時、彰はオーラフォトンを展開する
本来の彰の戦法ではあまり使われないものだが、光陰のトラスケード付のオーラフォトンバリアを貫ける存在はそうそういない
第三位でも上位に入る力を持った神剣などの持ち主であればこのバリアも貫けるが、下位のものではエターナルでも貫けないことも多い
これよりも強力なスキルも光陰は取得しているが、その反面属性攻撃力が下がってしまうという欠点があり、闇の剣自体が属性を持つ武器であり、攻撃力が下がることを嫌う彰はこちらを好んでいるため、いつもの奴と言った場合は必然的にこちらとなる

【アキラ】
「来るぞ!気を抜くなよ!」

そう言うと同時、闇の剣を握る
直後に、多数の魔物の気配が膨れ上がる

【アキラ】
「…久しぶりにこんな数を見るな」

一人当たり十体以上が当たり前、戦闘に不参加を決め込んだ魔導世界の人間(シェゾを除く)を考えれば一人で二十体は相手にせねばならないだろう

【アキラ】
「闇の剣よ」

刀身を展開すると同時、戦闘参加者の準備が整う

【アキラ】
「行くぞ!」

詠唱を口にしながら敵に接近する彰

【アキラ】
「オーラフォトンバースト!」

圧縮したオーラフォトンをゼロ距離で叩き込み、相手の体内で炸裂させる
これで一体は確実に沈むが、直接触れねばならないことや、消耗の問題であまり多様はしない彰

【アキラ】
「切り裂け!」

また一体を切り裂くと同時、新たなる詠唱に入る

【アキラ】
「マナよ集え…闇の魔導剣士たる我が命に従い、暴力となりて我が敵を飲み込め!」
【ユート】
「この詠唱は…散れ!」

全員が散開したのを確認すると、魔法を発動する

【アキラ】
「オーラフォトンブレイク!」

世界の契約者が遣っていたそれとは異なる呪法
オーラフォトンを収束したレーザーを五六発連続して放ち、とどめに大量のオーラフォトンを叩きつける呪法だが、消耗はとても大きく、味方も巻き込んでしまうため多様は出来ず、一度の戦闘で一度のみの使用となる殲滅魔法
だが、その威力はすさまじく、範囲内にいた四十体強は全てマナの塵と化していた

【アキラ】
「くっ、はぁ、はぁ、はぁ…」

その消耗に息が乱れるが、闇の剣を構えなおし、一体の犬を切り裂く
その背後から熊が爪を振り下ろすが、その全ての攻撃は彰の纏ったオーラフォトンバリアに弾かれ、逆に動きが鈍ったところを振り向きざまに切り裂かれる
マナを多量に消耗してしまったため、ほとんど術は使用できないが呼吸さえ整えば剣での戦闘には支障がない
後は最低限オーラフォトンバリアの維持にのみマナを使用し、後は闇の剣で戦えばいいが、少し後ろに下がった彰まで攻撃できるような魔物はほとんどいそうにない

【ユート】
「こいつら程度なら!」

そういいつつ、一体を唐竹割りに両断する悠人

【シェゾ】
「本家は俺だ…アレイアード・スペシャル!」

三体まとめて葬り去るシェゾ

【アキラ】
「っと、こっちに来ても切り裂くだけだが」

他の面々を突破できても、彰まで来たところで確実に死を迎える魔物たち

そうして、数分で決着がつく

【アキラ】
「やっぱ、光陰のトラスケードは助かる…」
【光陰】
「つっても、確かお前さんも使えただろ?トラスケードは…攻撃力が上がらないからあまり使わなかったけど」
【アキラ】
「…レベルが段違いだよ、俺が自分でかけた奴じゃメダリオでもぶち抜ける」

メダリオ…水月の双剣の二つ名を持っていたエターナルで、彰や悠人たちが知り合う要因となったある事件で彼らと戦った存在
エターナルでありながら、下位の神剣でも互角以上に戦えてしまう程度の実力であり、その持つサポートスキルは凶悪だが、あっさりと妨害されてしまう、攻撃力は高くない、防御能力は下位の神剣を持つスピリットにすら劣るということから今のような発言を受けるが、エターナルという視点を“持たなければ”、それなりの実力を有していた
最も、その戦闘能力ゆえに

【光陰】
「お前さん、攻撃の方に集中しすぎて防御が疎かになってるんじゃないか?」
【ユート】
「他のエターナルならともかくメダリオで抜かれるんじゃ…光陰に頼りたくもなるよな」

という扱いを受けてしまう悲しさがあるが…
実際に、光陰のトラスケードでならば容易く防ぎきれてしまうため、こういう比較が起きてしまう
その最後も、光陰のトラスケードがかかった彰のオーラフォトンバリアを貫けず、蹴り飛ばされたところをスピリット隊に倒されてしまったため、彼らからの扱いは酷い

【アキラ】
「さて…行くぞ」

呼吸が整ったので、闇の剣を納め先頭に立って歩き始める
町に戻ると、また客が増えたことに対し少し渋い顔はしても文句を言わないマスターに感謝し、全員が揃う

【アキラ】
「さて…この人数だ、流石にいつまでも世話にもなれんし、そろそろ東方に帰還しようと思うが、資金の問題もある、という事で、今から一週間で金を稼ぐ、各自、自分の旅費ぐらいは稼ぐように、一人500リュカだから、稼げない額ではない」

リュカ、というのはこの世界の共通貨幣単位であり、rと約す
ちなみに、彰の仕事は相手にもよるが平均100rが妥当なので、不可能な額ではない

【アキラ】
「ということだ、全員頑張れよ~」

彰自身は自分の旅費ぐらいはある

それから一週間、旅費を稼ぐための仕事が始まった



彰の性格、クールに熱血を目指してるんだが、妙に砕けてるな…
まあ、そこら辺はいいんだけどな
メダリオの扱いの酷さはお約束
永遠のアセリア関係の自己主張が大きいのはまあ、しょうがない、俺の今の状態がそれを求めているのだからな
魔導連中は第四章から本領発揮する予定、それまでは静かです、時々誰かがしゃべる程度で
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コメント

No title

メ、メダリオさんはPS2版だとサポートスキルがダメージ100%だから強いよ!
まぁ所詮エーテルシンクには敵わないわけだけど・・・

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Author:七夜彰
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