第九章

というわけで、第九章公開します

今回と次回はすごく短いです、今までの三分の一ぐらいしかありません

その分詰め込めたかどうかも怪しいですが…


              第9章/最終戦(前編)

「ここか…」
正直…使い物になったやつの数は…少なすぎる
「行くぞ…こうなった以上…防御を考えてる暇はない…攻撃が最大の防御となるからな」
一番手で走り出す
「堕天使か…」
こいつら程度…俺が相手をするまでもないが
「ふっ!」
飛針で眉間を打ち抜き
「ぜあっ!」
通りざまに切り裂く
「ちっ!こいつらの相手は任せるぞ!非神速発動組!」
「神速発動組は…神族が相手か…」
「そうなるな…っと!噂をすれば何とやら!あまり連発せずに、温存しながら戦えよ!」
御架月を抜く
「神気発勝…」
俺が一番愛用している…
「神威・雷光刃ぁ!」
広範囲に電撃を放つと言うもの…連中に効き目は薄いだろうが…動きを止めるぐらいは可能だ!
「疾!」
その間に、懐に入り、一体を両断
それに続いて、士郎と美沙斗が俺のとなりにいたやつを倒す
「最初にこっちに来た奴と同格ってことか…さっさと片して次行くぞ!」
神速に入れなくても倒せるこいつらはまだいい…
問題は…上位格にある連中だ…
「ぜえええあああああ!」
虎乱…両の刃を持っての乱舞攻撃、扱い方によっては、数体を一気に巻き込むことも出来る
納刀…抜刀から仕掛ける!
「薙旋!」
手持ちの技の中では一番に使い込んでいるもので、俺が最も信頼する奥義
再度納刀し
「虎切!」
手持ちの技では二番目に使い込んだ技だ
しっかりと相手を両断する
「思ったより…楽だな」
「こいつらは下っ端A…ランクで言うなら水月より下の連中だ」
いや…まあ…水月はアレでも格は高いんですがね
一応…中位神族…だったはず…こいつらみたいに特に何かについて操れるわけではない神族とは格が違う…もっとも、正式に風を操る神族は別にいて…水月はその神様の、眷属に過ぎないのだが…こいつらの場合さらにその下につくような連中だ…
「ふぅ…ここのエリアは制圧完了か…」
「ここから先が…危険なんだな?」
「ああ…今さらだが…命が惜しいなら…ここに残った方がいい…」
「いまさらだな…」
「…」
苦笑する
「行くぞ…」
そこには…あの、二回目の襲撃時に来た連中と同格が集まってるようだった
「さて…お前らからすれば中ボス、神速を使いこなせてる連中には…すこし手ごわいだけの連中だ…気ぃ抜くんじゃねえぞ!」
先陣を切って、神速発動組が走る
「まだ神速は温存…ただし、きついと思ったら迷わず使えよ!」
相変わらず飛針で眉間を打ち抜き、あごを蹴り飛ばし、倒れたところを両断する
「せいっ!」
ゼロ距離をとって、下から切り上げる
「であっ!」
さらに、胴を薙ぐ
「まだ…神速は使わないでもいける領域か…」
小物から片付けるってのはこの場合の王道なのだろうか…漫画やゲームと違い…俺は回復する術がないのが結構シビアだが…
俺自身、術による回復を受け付けない体質なのだ…それゆえ、相手の自己治癒能力に働きかける気功術のようなもの以外では、傷を癒せない…
「一応…那美の回復術があるのは助かるが…」
回復手段がそれだけな上…那美の霊力量では、回復しながら戦うことは無理だろう…
「ぜああああっ!」
何とか…数を削りつつ、先に進むが…
「しっ!」
蹴り上げる
「はっ!」
追撃で胴を両断
「このエリアは…あと数体か…」
「せあっ!」
蹴り上げから続く、二刀をもっての連撃で、確実に止めを刺す
「ちっ…有象無象が!」
神速を…少しの間だけ起動する
「ぜええあああああっ!」
その間に三体の胴を薙ぐ
「くっ…はあ、はあ…次だ!」
呼吸を整える暇さえ今はない
「てあっ!」
下段蹴りで脚を払い、体制が崩れたところに刃を合わせ両断
「くっ…」
ここら辺は雑魚だな…まだ…
「上級神族が相手だとこうは行かないからな…」
その上級神族が…現れた
「…中級ではこのざまか…よかろう…われらが主にたどり着く前に…ここで死んでもらう!」
「そうも…行かない!」
狼牙を抜刀する
「…」
一度だけ深呼吸し…
「ふっ!」
一気に神速で切りかかる
「ちっ!」
しかし…それを片手でいなされる
「人間でこの動き…どうやら…侮っていては不覚を取るな…ここまでの者共が倒されたのも頷けるという物だ…」
ちっ…
狼牙を納め…
「行くぞ…」
神速の二段がけで…行動予測し…かわして…
「おおおおお!」
抜刀からの切りつけ
「薙旋…!」
二段目まではいなされるが…三段目から先が入った
「ぐっ!」
まだ倒れないのはさすがだが…
「終わりだ…虎切!」
両断し、止めを刺す
くっ…神速の二段がけ…三段がけに比べればはるかに反動は小さいのだが…
「それでも、あまり長時間の使用は避けねばならんな…」
何とか苦戦しつつも先に進むが…
「くっ…このままではジリ貧だ!」
「…彰…士郎さん、美沙斗さん…オボロ、トウカ…恭也君…君たちは先に進むんだ…」
「ハクオロ!?」
「ここは…残りのもので引き受ける!ここより先にいるものにはお前たちでなければ通じない!」
「…承知した…」
「御武運を…」
神速が発動できてかなり長期の使用が可能な連中は先に走り出す
「追わせはしない!」
「そうだ!」
ハクオロとウィニーグが同時に追おうとした邪神に攻撃する
「くっ…」
おかげで…俺たちは先に進める…
「さて…行ったようだな…」
「お互い…後がない戦だな…」
ハクオロとウィニーグが苦笑する
彼らは、神速に至ることはできなかったが…それでもここに立つぐらいの実力はあった
「さて…今しばらく…ここは死守する!」
「おうよ!ハクオロ皇…俺たちの指揮は任せるぜ!」
そういいながら、邪神の一体に向け、気を纏った高速の刺突を繰り出す
ウィニーグは、神速には至れずども、刺突の速度を極めることで、神族でも反応する前に貫ける速度を手に入れていた
「任された!」
ハクオロもその鉄扇をもって一体の邪神をなぎ払う
「こちらも…久しぶりに行きますよ…クロウ!」
「了解しやしたぜ!大将!」
「我らが心に曇り無し!」
「我らが間合いに…敵は無し!」
この二人は、神速に至る一歩手前で止まってこそいるが、戦闘中における集中力の向上で、神速にも匹敵する力の解放を行えるようになっていた
「こっちも負けてらんないね!」
「シェイス流…参る!」
おたまんの術は邪神には効果が薄いものが多いが、足止めには大きな意味を持つ、そして足が止まってる隙をシェイスが見逃すはずがない…シェイスは、他の皆と交わり修行こそしなかったが、修行法だけは聞き、神速に至った数少ない一人である
「そんじゃまあ…俺たちも行こうか…アマテラス」
「そうですね…」
「無拍子!」
「続けます!滅せよ!」
この二人は…同じ相手に対し連携攻撃で確実に止めを刺しに行く、派手さは無いが確実に敵を倒せる戦法を扱いながら、確実に数を減らしている
「そおれっ!」
カルラは、動きは遅いものの、うかつに近づいた神族は一瞬で肉塊へと変貌を遂げる
「皆!頑張って!」
「ジェネラスヒール!」
ウィニ専属で回復を行っていたのあだが、現在は味方への補助を主体とした術支援を行っている、それは姫貴も同じで、傷を受けた友軍を癒すと言う点では活躍していた
「そおら!」
「続けます!」
ガヤックと美由季は神速を連発し、敵陣をかき回しながら確実に一撃一撃を入れるヒットアンドアウェー戦法で戦い、味方の援護をしながらの攻撃を行っている
「行くよ!」
「続けます!」
忍は夜の一族としての力を持って相手を攻撃し、それに那美が続ける…それで倒れなくとも、久遠が引継ぎ確実に止めを刺す
「兄貴!こっちに飛ばせ!」
「解ってるよ!」
ドライゼルが、最初の一撃、臥龍空破で宙に上げた相手を、弟、カストのほうに蹴り飛ばし、それを待ち受けていたカストが刺突の連撃、秋沙雨で葬る
「しっかり続けろよ!陸!」
「俺に当てんじゃねえぞ!弐式!」
弐式の術で動きを止め、そこに陸の連撃が入る、さらに続けて、切り上げたところに、もう一度弐式が術で追撃し、確実に倒す…
「美流!ともか!援護は任せる!行くよ!アイナ!覇流!」
「解りました!」
「怨魔退散…急急如律令!」
「ええええい!」
「ふん!」
この五人は、ツカサの指揮の下に確かな連携攻撃で相手の数を減らしていた
「行きます!」
「続けてください!」
ドリィ、グラァの弓での攻撃は、邪神相手には決定打となるほどの威力はない、だが、動きを鈍らせるには十分過ぎるほどの効果がある、そして、その隙に他のものが確実に止めを刺す
こうして、神速を十分に使えなかったものたちも確実に相手を倒せるよう、協撃を使い、互いの弱点を補い合うことで、確実に邪神の数は減っていた…しかし、それでも、数の差は大きく、こちら側が致命的な傷を負わずとも、先に進むことは叶わなかった
「先に行った連中…頼んだぞ…!」
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