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リレー小説

というわけで俺の番

ようやく夏神楽の人たちが揃ってきましたが、戦闘がおざなり

まあ、手に汗握るバトルものを書くつもりなんざ毛頭ございません、むしろ夏神楽のほんわかした日常をメインで書きたいので

まだまだ導入部分から抜け切れていない間は拭えませんが、どうぞ



/第七幕


「…とりあえず、綾、いきなり後ろに誰かが現れてもリアクションは返すな」

神社のふもとに到着してすぐ、俺が発した一言はそれだった

「え?」

意味が解らないのだろう、まあ、今の言葉だけで説明が足りないことぐらい百も承知だ

「ここの妖怪狐のことは聞いただろう?」
「あ、はい…雨が苦手にしているようなことだけ」
「それだけ聞いてれば十分だろうな…あいつはとにかく人の後ろを取りたがる、俺でも注意していなければ気づけないほどに、気配を消すのが上手いんだ」

階段を上り始める、今の時間、妖怪の気配はない…俺が慣れている二つの気配をのぞけば

「今の時間は葉子は社務所にいるはずだから…」

階段を半ばまで上ったところで、俺は三人の人影を把握した
最も、コレは視界に入ったというわけではなく、ある種の心眼ともいうべき能力、空気の振動や霊力を視る力によるものだ

「ナツと、桂香、初花だな…和人と雨は後の二人は知らないんじゃないか?」
「ああ…共に仕事したことがあるのはここの神様と付き添いだったあの女狐だけだ」

そんなことをいいつつ、俺達はお互いが見える場所まで上った
向こうはナツが気づいていたようだ、すぐに駆け寄ってくる

「よ、久しぶりだな、ご両親は?」
「また病院ですよ」
「戦闘か?」

いきなり後ろに現れるのはいつものことだ、いまさらリアクション返す気はない俺と水月、さらに雨

「いい加減つまらないわね…」
「幹也にやれよ…て、奴は今外国か…」
「幹也?」

ああ、和人と雨はナツと葉子しか知らないんだったな、綾に至っては一人も知らない

「総本山からここに正式に転属になった神職見習いだ」
「ああ、あの九尾退治の青年か」

噂ぐらいは広まっていたか…
九尾の狐…日本では古くより知られる、妖怪の一種
純血の鬼を除けばまちがいなく最上位に危険な存在だ
純血の鬼などもはやほとんど存在しない、現在妖怪として知られる鬼は雑種に過ぎない
そういった純血の鬼は神話クラスにのみ名前を残すが、その血脈はまだいくらか残っている
そういった鬼は俺と水月の専門であり、幹也が九尾の狐を倒したとき、俺と水月もまたそういった血脈の一つと激戦を繰り広げたのだが、そっちは噂にはなっていない

「それはいいとして、神主夫妻が病院とはどういうことだ?」
「彰さんの言ったとおりです…ここ最近、この土地の霊脈が異常なんですよ」
「元々ここの神主夫妻は戦闘は得意じゃないし…退魔師としてはもう引退しているもの」
「老体に鞭打って病院送りになってれば世話がない…か」
「雨…あの二人はそこまで歳じゃない」

まあ、退魔師としては立派にご老体なんだろうが…
元々退魔師は寿命が短い、大抵は40行く前に引退する
俺のようになんらかの理由で歳をとらないとかいうならば話は別だがな…

「霊脈が不安定…か」
「昼は霊脈は閉じますからね…私では把握できないんですけど」
「安心しろ、閉じてる霊脈を認識することなんて俺でも出来ん」

夜待ちか
とりあえず、本殿に入り自己紹介となった

「不要とは思うが、一応俺から…神咲彰、鬼種との遠い混血でもある退魔師だ」
「水月、ナツと同じく一応神様だけど、神様扱いされるのは大嫌いだからやめてね」
「ナツ…よろしく」
「音羽桂香です、家事全般を任されてます」
「音羽初花だよ、よろしくね!」
「居候の妖狐で音羽葉子と申します」
「総本山から派遣された北条和人だ」
「同じく、雨」
「水島綾です、よろしくお願いしますね」

それぞれが思い思いに行動し始める
和人と雨は周囲の散策(地理を掴むためだろう…俺は何度も来ているので不要だが)
水月はナツと神様とかは関係ない雑談をしている
ナツは人懐っこく、よくしゃべるほうだが、親しいものとの死別を恐れ人とは距離を置いている
最も、ここ最近は落ち着いてきたのか、普通にこの神社の(神主夫妻は除いた)人間とは話しているようだが
綾は音羽姉妹の仕事を手伝いながら、親睦を深めているようだ、道中聞いたが、彼女もまた神社の娘だったそうだし、あの姉妹と歳も近い、俺や和人よりははるかに話しやすいのだろう
葉子は社務所の仕事に戻った、流石にそう長くはあけている余裕もないのだろう(最も、この神社の参拝客の少なさから考えると常時いる必要はないと思うが、主な雑用もそこで行っているので、葉子はあそこにいることが多い)
俺はそういったほかの連中の行動を眺めながら、愛刀の手入れをしていた
こうして、俺達は思い思いに夜を待った…



/第八幕

「…確かに、異常だな」

俺と雨、綾の意見は一致していた、といっても、当たり前のことだけが

「これほどの乱れは…とてつもなく強力な妖怪か、それともある種の自然神か」
「水月、お前は何か感じるか?」
「ううん…霊圧も得には感じないし…」

水月が感じないとなると原因そのものは不明だが

「…来ます」

綾が短く、しかし鋭く呟く
各自が武器を取り出す
俺は狼牙を即座に具現化させる
和人は愛用のマテリアルライフルを構え、いつでも攻撃できるよう構える
綾も懐から数枚札を取り出した、あれが彼女の武器なのだろう
桂香も愛刀の鯉口を切り
初花は弓矢を構える
水月と雨も周囲を警戒し
奴らが現れた

「…なんつーでたらめさだ…」

水妖クラスの雑魚から天狗に至るほどの上級妖怪まで、かなりの数がそこにいた

「前回もこうでした」
「…流石に、引退したお人に天狗は重荷だな」

向こうの連中の一部が飛びかかってくる

「ふっ!」

それに対し、俺が連中に突撃するのと和人がマテリアルライフルをぶっ放すのはほぼ同時だった

「雷光!」

俺が狼牙から放った電撃で水妖レベルはまとめて蒸発する
俺クラスの霊力者の攻撃ならばコレぐらいは当然だ

「!っと!」

天狗の攻撃を切り払う

「まとめて吹っ飛ばす!桂香は下がれ!」

俺より前に出て戦っていた桂香が、俺より後方に下がったのを確認後、いったん跳躍

「森羅万象・壊!」

横薙ぎに霊力を叩きつける俺の奥義で、上級妖怪も含め十数体が消し飛ぶ
直後、連中がいっせいに撤収を開始する

「!?」

あっという間に、連中は追撃不能になるまで逃げ切った

「…どういうことだ?今の撤退の手際の良さ」
「前回もこうだったよ」

どういうことだ?今の撤収の手際の良さ、司令塔がいなければありえん…
そもそも中級妖怪までは数が削られても退く気配など見せはしない
だが…この場にいた妖怪はそういった指示をしていないし

「誰か、おかしな霊力感じたか?」
「いえ…」
「私も…」

綾や水月が否定し、雨も首を振っている
遠くから念波などで指示したとしても霊力の振動ぐらいは起きるはず
つまり、今回の撤収の指示さえ、あったかどうかさえも不明なのだ

「…後味が悪いが、ここを浄化して今日は終わりだ」

呟き、俺達は神社へと戻った



翌朝、場所は変わり、国際空港

「は~…ようやく戻れた…」

久しぶりに日本の地を踏んで、俺はようやく安堵した

「さて…皆は元気かな?」





最後だけ幹也視点
ようやく皆さん揃ってきたなあ…

さて、それではここでパスしよう
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コメント

把握した

しかしPC環境があるのがウラヤマシス…

俺も本気出さねばー

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Author:七夜彰
構想だけが爆走し続ける気まぐれ小説書きのブログ
小説か日記、QMAネタを不定期に乗っけています
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