TOEOラスト小説 アフター

あえて、ここはタイトル戻そうかと…

今回のタイトルにはいろいろな意味をこめています

で…今回の、今までならアフターストーリー、とかいうふうにつくんですが…あえて「新章」という言い方をしています
まあ、タイトルにあるとおり、この物語は続いていきます、というか…
速攻で次の奴に取り掛かっているのですが、このメンバーから数人出てきますからね


では、TOEOラスト小説「真・怪伝」、最後の話をどうぞ
…TOEOはギャグとかでまだ書くかもしれませんが、あくまでもシリアスが入るのはコレが最後です



           新章/そして続いてゆく物語

ここは彰や麁正たちが本来すんでいた世界、あのオロチ戦より、1年が経過していた
「魔神翔裂派!」
ウィニーグをはじめとする、インフェリアの人間たちも、今はこちらの世界に来ていた
そして、ウィニーグは今、彰のバスタードソードと、祖父の形見である大剣を使い分け、退魔師代行をやっている
「っと、まずい!麁正s!」
百鬼夜行を相手にしていた蛇麁正とウィニーグだったが、一体の鬼が麁正の後ろから攻撃しようとして
「四百四病」
その退魔師の一撃に、生命力全てを奪われ消滅した
「え…?」
「受けろ…森羅万象・壊!」
アメノハバキリから放たれた霊力の帯が、残っていた妖怪をなぎ払い
「終わりだ…空破絶掌撃!」
最後の一体に、彼が止めを刺した
「何この程度の相手に苦戦してんだよ…麁正!ウィニ!」
「彰さん!?」
「彰s!」
「一年ぶりか…久しぶりだ」
「どうやって、こっちに!?」
「つーか、最初の攻撃は何だ!?」
「まあ、落ち着け…ちゃんと、全員の前で話してやるから…」
そうして…神剣たちも実体化した状態で、彰の説明が始まった
「あの戦いの後、消滅する直前に大蛇から力を分け与えられた俺とハバキリだったんだがな…しばらくたって、俺の中にある大蛇の力と意思のかけら、それを刀に降ろした結果が、コイツだよ」
そう言うと、一人の40台半ばに見える男性を指差す
「妖刀、八岐大蛇…俺が世界を渡ることが出来るのはこいつのおかげだ」
「八岐大蛇!?」
「うむ、間違いなく私は貴様等が戦った八岐大蛇だ、以前この世界で私が喰った人間、その知識を糧とし、人語を話せるようになった私と彰は和解し、今はこの通りだ」
「最初に撃った四百四病、あれは、妖刀としての八岐大蛇の力を最大限に引き出した斬撃だよ、あの一撃を喰らったものは四百四病と同じダメージを受ける」
「最も、今の私には以前ほどの力はない、故に、四百四病も彼奴と力が同調して初めて撃てるのだ」
「で、俺がこうやって空間を渡った方法だが…気づいてみれば単純だ、俺が向こうに飛んだときと同じことをやればいい…妖刀八岐大蛇、神剣アメノハバキリ、この二つを同調させて、世界間にある境界を切り裂いて飛んできた…ってことだ」
「結構…強引ですね」
「まあ、こっちに来た時はどこぞの爺さんに連れてこられたんだけどな…」
「…あのお方ですか?」
「ああ…ゼルレッチ御大…まさか、お会いするとは思わなかったよ」
彰が無作為に世界を飛び続けていたため、危険だと判断したゼルレッチが強引に目的地に連れ込んだのだ…
「ただ、俺の転移方はかなり強引で、平行世界間の均衡を破壊しかねないから二度とやるなと釘を刺されたがな」
飛ぶ先が指定できないうえにかなり強引な方法で世界を渡っていたのだ、ソレは確かに危険極まりないといわざるを得ない
だから、普段は人のために力など使わないゼルレッチが彰をこの世界に飛ばしたのだ
「まあ、もう二度と使わないさ、もっと安全に世界を渡れるようになるまでは」
「そういえば、彰さんは聞かないんですね、私たちがどうやって世界を渡ったか」
「お前らはゼルレッチ御大だろ?で、他の連中は大方ロジャーが運んだ」
「…まあ、お前さんぐらいの洞察力がありゃすぐ気づくことだったか…で、お前さんはこれからどうするんだ?」
「しばらくは、フリーの退魔師になろうと思ってる、総本山や蛇麁正、そういった組織から依頼を受けて戦う…な」
「彰s、コイツは返すか?」
「…いや、もしあの世界、あの七夜月に戻ることがあればそのときに返してもらうさ、この世界の俺の象徴はコイツだからな」
そう言って、一人の少女の肩に手を置く
アメノハバキリが人間としての姿をとったときの姿で、彰が世界を渡っている間、もっぱらその話し相手はこの状態のハバキリと大蛇だった
ちなみに、結構な美少女である
他の神剣も実体化している
「だが、お前も思い切ったことをする…大蛇を妖刀にしたことも、このような強引な方法で世界を渡ろうとしたことも」
大蛇麁正の発言に、驚愕する彰とハバキリ
「お、大蛇麁正が…」
「しゃべってる!?」
「天叢雲と同じだ…大蛇を倒すという第一目的を果たした以上、無理に刀であり続ける必要などない…そういうことだ」
そう言って苦笑する青年の姿は、以前の大蛇麁正を知っていれば、驚き以外の何者でもなかったが、彰は、そういう形もいいと思った
「そうですね…」
同じく、柔らかく微笑む女性、天叢雲、この場にいる中でも五指に入るほどの美女だが、以前ほど固くないその態度に、多少心拍数の上がる彰だった
「…以前から美人だとは思っていたが…天叢雲って、かなりの美人だったんだな…昔は突き放す感じがしてたから少し苦手だったんだけど…一瞬見惚れたぞ」
「…そうであろう?姉上は里でも一番の美女と評判だったのだぞ?」
そういうのは、草薙、天叢雲の妹だけあり、彼女もまあ…美少女に入るのだろうが、いかんせんこの面子の中で(外見は)一番幼いこともあり、彰自身扱いはほぼ妹に対するそれである
「しかしまあ、お前らが人間の姿を取っているのを見るのも久しぶりだ…大蛇麁正なんかは始めてみるんじゃないかな?」
「そうだな…私も神剣となって以来、人の姿を取るのは久しぶりだ」
布都御魂姉妹もかなりの美人であり、神剣になった人間は美男美女ぞろいだったということが明かされた
「…まあ、冗談は放っておいて…俺はしばらくこの町にとどまっておくことにするよ…で、かなりマジな話なんだが…」
「…」
彰の声のトーンに場が緊張するが、直後の一言に一気に崩れ去る
「金貸してくれ」
「どえええええ!?」
その場の全員がずっこける
「いや、マジな話、こっち来たばかりでこっちの金がないんだよ、いくらかガルドとかはあるんだけどさ…円を持ってないんだ」
「…そういう…落ちですか?」
「落ちとか何とかどうでもいいけどさ…まじめに金貸してくれ、じゃねえとこっちでの生活に支障が出る」
「…住居は以前あなたが使っていた家をそのままお使いください、管理はうちでやっていましたので、家の中は綺麗なはずですよ?」
「…ありがたい」
「それと、生活費ですが、しばらくはうちで働いてもらうことにして、その分を前払い、でいいですか?」
「ああ、かまわない」
「ありがとうございます!」
「で、麁正」
「はい?」
「俺と付き合わないか?」
「…え?」
その場の全員が硬直する
「いや、ほら…俺もこの世界に住むわけだし、それに俺の仕事だとあと十年もすれば隠居を考えてもおかしくない歳になってきたし…そう考えると、そろそろ伴侶候補の一人ぐらいは欲しいとか思うわけだ」
「…それは、考えてからということで」
そういいつつ、すごいいい笑顔をしている麁正であった
「マスター…私は?」
セブンの言葉に
「…いや、そもそも、俺はお前とそういう関係だったという自覚がないんだが?」
キッパリという彰、実際のところ、肉体関係はおろか、デートさえしたこともない二人が恋人扱いされていたのは、セブンが彰を思っていたのと、彰がそれを拒みも受け入れもしていなかったからというだけの理由である
「まあ、一応、二人との関係は俺のほうでも考えておく、というわけで…いくぞ、ハバキリ、大蛇、まずは…疲れたから寝る」
どの世界にいこうとも、決して変わることのない彰の態度…だからこそ、彼という存在は戦い続け、進み続ける…
結果として、彰は麁正を選んだことだけは言っておこう…
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