真・怪伝 最終章

え~と…まあ、最終章です
ちなみに、アフターも乗っけますよ?まだ書き終わってないから後日になりますけど

ちなみに、今回の大蛇は、回復や雑魚の生成に力を回していたので、攻撃能力は低くなってます

…あと、本当はもっとあっさり消える(インフェリアで消滅してしまい、その妖気がインフェリアに定着、妖怪とかが現れる世界になってしまったり…などということも考えていましたが…)予定だったのですが、なんかこういうキャラになりました…
俺の意思じゃありません、寝ぼけ眼をこすりながら書いてたときに大蛇が勝手に動いた結果です


では、最終章、どうぞ

                終章/新たなる世界へ

「くっ…ジリ貧になってきたか…」
彰が口に放り込んでいるのは、麁正たちが持ってきていた霊力を特殊な方法で固めた薬である
「…いたちごっこの終焉、近くなってきましたね…」
アメノハバキリが、促す
「…それしかないな…わりぃ、少し時間を稼いでくれ」
そう言うと、少し彰は、蛇退治メンバーのほうに近づいていった
蛇のほうはすでにほとんどが片付いている
「そろそろこっちも加勢するか…?」
「いや…ウィニ、コレを預かっていてくれ」
「コレは…バスタードソード!?」
ウィニーグが驚愕する、こちらの世界での彰の代名詞とも言える武器、それを他人に、預けたのだから
「…そろそろけりをつける、だから、俺が無事に戻れたら返してもらうさ」
「彰s…そうか、やるんだな?」
「ああ…ハバキリ、いいか?」
「はい…こうしてお喋りするのも最後かもしれませんね…楽しかったです」
「…行くぜ、やかましいバカ剣だが…俺が一番頼りに出来る相棒」
「…はい!」
覚悟を決めた目、もう、神剣士たちに余力がなくなってきたことを示していた
「こいつらも預けておく、使いたかったら使ってくれ」
十拳以外の全ての武器を地に刺す
「彰さん!また…また行ってしまうんですか!?」
何をする気か、気づいた麁正が叫ぶ
「俺はなすべきことに背を向けて、おめおめと生きているような男にはなれない…そんなことは…お前はよく知ってるだろう?…もとより、コレは俺が持ち込んだ因縁、あのときにやつを倒しきれなかった俺の責任だ」
アメノハバキリに、彰の持つ残りの霊力全てが注がれる
「でも…!」
「コレを受け取れ…俺がこの世界で使っていた刀だ」
十拳をも手放す彰
「…解り…ました…」
麁正の頭に手を乗せる
「お前たちももう余力がないんだろ…決着は…俺自身の手で、この技で…つけてやる!」
構える
「なあ、オロチよ…お前さんとの奇妙な因縁…結構悪くはなかったかもしれん…」
「…」
オロチの、その双眸が彰を捉える
「だが、世界が変わってまで続くのはやりすぎだ…そろそろ…終いにしようや」
「…紅蓮千裂破!」
ウィニーグが、後ろから彰のバスタードソードで、彰の得意とした技の一つを使いオロチに一撃を加える、直後
「天地開闢!」
蛇麁正が、一撃を決める
次々と、渾身の一撃が八岐大蛇に打ち込まれ…
「皆、もういい…どいてくれ!」
彰が、地を蹴った
「神剣よ!力を貸してくれ!俺は…俺は意思を繋ぐ力になる!奴を倒すための、牙となる!」
刀身の輝きが強くなり
「森羅万象!うおおおおおおおおおお!」
オロチの中心で、炸裂する
「ぐおおおおおおおおおお!」
オロチが咆哮し、彰の森羅万象の力と混ざり合い
あのときのように、道が開く
「あばよ…ダチ公ども!」
彰とオロチ、アメノハバキリが空間に飲まれる
「!」
一つだけ違うのは、オロチの状態…体を保てず、完全に、塵と帰りつつある
「見事だ…人間よ」
「!」
オロチが、人の言葉を発する
「一度ならず二度までもこの身を打ち倒したその力に敬意を表して、ここは滅びよう」
「…キサマ、しゃべれたのかよ」
「我が取り込んだ人の数を忘れたか?それだけの情報を取り込めば、キサマラの言葉を理解し話すぐらいのことはできる…」
「一つ聞こう、貴様の力、今回は全て出し切ったのか?」
「無論だ…だが、それでも我は敗れた…貴様の持つその力の輝きに」
すでに道は閉じている、現在ここにいるのは、彰と、徐々に消滅しているオロチと、刀身が中ほどまで消滅したアメノハバキリだけである
「だったら、私たちが…勝ったんですよね…」
「ふふ…我が身と人の心によって生み出されし刀に、人でありながら、魔の力を持つものの繋がり、面白くはあったぞ…」
空間が別の場所に開くのは、一瞬なのかそれともまだまだ先か、この中では人間の感覚など意味を持たない
「次はどこに飛ぶか、解るか?」
「いや…だが、もとの世界に戻ることはありえぬと思え、ここは数多ある平行世界のその中心、その中のどこに道が開くかなど私にも理解は出来んよ」
「そうか…」
「彰様?」
目を伏した彰にハバキリが声をかける
「つらいか?別れが」
「いいや…麁正たちもこっちに来たぐらいだ、道を渡る術はある、いずれは、自力で俺の原点まで戻ってみるさ、それからは風渡りとして生きるのも悪くはない」
風渡り…平行世界を自力で渡ることの出来る能力者…魔法であるゼルレッチの亜種
「ふっ、くくっ…人間…よくぞ言ったものだな…その傲慢に過ぎる…しかしあくことなき探究心、欲望、望み…我がかなわぬわけだ…」
「…」
しばし、三つの笑い声が木霊した
「そろそろか…確かに、キサマとの因縁、奇妙なものではあったが、楽しかったぞ」
「俺もだ…」
「最後だ、キサマに我が力を分け与えよう、その神剣にも我が力の断片を宿らせ完全なる消滅は防いでやろう」
「え!?」
「何、貴様は我に打ち勝った、その、褒美だ」
彰の体内に、確かに宿った力と遺志、ソレはアメノハバキリも同じようだ
「…見守らせてもらうとしよう…貴様がどこまでいけるのかを」
消えそうなほど弱い、大蛇の声
「いずれ、我を降ろすに足る武器が現れたならば、そのとき再び、我が意思はお前たちと見えるだろう…」
その言葉を最後に、オロチの姿、そして声は消滅した
「…ああ、楽しかったぜ…我が宿敵にして…最大の友よ」
それから、どれぐらいか解らないときがたって…道が繋がる
「…」
「彰様…」
語りかける声、アメノハバキリは、刀身を復元していた
「オロチの…力か?」
「はい…まだ感じます、あの力が、私とあなたの中にあることを」
「…行こうか、まずは、人を探そう」
「はい!」
こうして、彼らの旅は続く
どれだけ世界が変わろうと、彼らは変わることはないだろう…
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