KANONバトルSS第六話

はい、コレが戦闘系最終章、そして、実はこれKANONSSにもそのまま繋がるんですよ、ソレはコレのアフターストーリーにて判明



               第六章/決戦

「麒麟が動き出したとなれば…」
「ああ…やばいね…」
即座に作戦会議が始まった
「麒麟の能力は全属性に対応する、属性攻撃で責めるよりも物理的な攻撃のほうが効率は高いと思うね」
「というよりあのタチコマ式マシンガン何とかならねえのか?」
「タチコマとは…またおかしな例を出すな…まあ、いい…多分、あれならどうとでもなると思うぞ?一撃集中だったら俺が切り払うし、乱れうちだと威力はあの通りだ」
「そうだが…問題は他にもある、奴の部隊もまだ結構な人数がいるはずだ」
「そうだな…」
現状での戦力はこちらが上だろうが、人数差が大きいせいで拮抗状態に陥ってしまっている
「奴らの戦意を奪うことが最優先になりそうですね…」
恭也の意見に一同が頷く
「戦意を根こそぎ奪うには…麒麟をどうにかするか、いっそ殺一儆百か」
「シャーイージンパイ?」
相沢の疑問に
「多数の敵の目の前で敵の一人を無残に惨殺して敵の戦意を殺ぐという意味の中国の諺だ、どちらでも効果は高いと思うぞ?実際、敵の戦意が高いままなのは俺たちが敵を一人も殺していないというところから向こうが、どうせ負けても死ぬことねえんだし、と楽観視しているところもあるからな、殺すときは殺すということを理解させたほうが確実性はあるぞ?」
と答える彰
「何でそんな諺知ってるんだよ…」
「ふっ、この業界にいればそういう言葉ぐらいは聞くこともあるさ」
そう言うと、少しだけ目つきが細くなる
「で、どちらが現実的かというと…明らかに殺一儆百なんだよ」
そういう彰の言葉は、間違いなく黒い響きがあった
「そうだろうな…正直な感想を言わせてもらえば、不破の剣士としての俺もそれを推している」
恭也も賛成した
「つまり、最低でも雑魚クラスであろうと強キャラだろうと、一人は殺さなきゃいけないということか?」
明らかな嫌悪を含んだ声でそういう祐一
だが、それに賛同する言葉は、他の四聖獣からはなかった
状況を冷静に判断できる久瀬、経験からソレが正しいと理解してしまっている潤は、何も言うことができなかったのだ
「…麒麟をどうにかすることは…出来ないのか?」
「こちらからはどうしようもない、麒麟の霊体を破壊すればあるいは別だろうが…その場合五行のバランスが崩れ何が起こるか解らない」
この自然は五つの要素から成り立つ、その全ての頂点に立つ麒麟が消滅すれば、間違いなく自然、いや、世界そのものに異変が起きてしまう
「現状では、殺一儆百で敵の戦意と戦力を奪い、麒麟を裸にし、その状態で俺たちが使役者を集中攻撃で殺せば、キリンにかけられた暗示も解けるはずだ」
「契約に縛られてああなっているのだからな、契約さえ解除できれば、麒麟も元の状態に戻る」
黄龍の発言に頷く彰
「やはりそうなるのか…僕たちの側に甘えがあることは重々承知のつもりだが…その甘えを捨てるべきときがきてしまったのかもしれないな…」
沈んだ声で言う久瀬、ソレに頷く順
「…汚れ役は不破の剣士の仕事だ、俺に任せてもらおう」
恭也がそういうが
「いや、俺がやる…発案したのは俺だ…汚れるところまで責任は持つ」
彰がそう反論する
しばらくどちらが実行するかで議論があったが
「…二人とも、まずは落ち着きなさい…まだ殺さなければいけないと決まったわけではないのよ?」
秋子さんに諭され…
「そうですね…」
頷くが
「…」
その顔はやはり覚悟を決めている顔の二人であった
そして
「…この状況は…利用しない手はないな…」
現在地は敵の本部、当然残りの敵のほとんどがそこにいる
「…」
無言で、恭也よりも早く一歩を踏み出す彰
「彰!?」
「遅い!」
そして、宣言どうりに…
「…ば、化け物か…」
敵の一人がそう呟いた…彰の足元には四肢が分断され、見るも無残な肉塊と化した敵兵がいる
そして
「次は…どいつだ?」
凄惨極まりない表情で彰がそう言うと、敵兵は尾を巻いて逃げ出した
「…朱雀…咆哮波!」
その肉塊を、朱雀の焔で天へと送る彰
「…殺一儆百の意味が解った…」
「ここまでやって初めてのものなのか…?」
「…連中が二度とこういう気を起こさないようにするための行動だからな…」
「やりすぎたんじゃないか?」
「コレぐらいで…っと、本命の登場だ」
「おやおや…ずいぶんと血まみれだねえ…死神とでも表現したほうがいいかな?」
「ずいぶんと、気楽な口調だな?」
「まあ、僕もあの一件以降何度かそういう風になったからね」
「…所詮は似たもの同士か…貴様とは一度本気で殺しあう必要があると最初から思ってたぜ…」
「奇遇だね…僕もだよ!」
瞬間、両者の姿が消える
「!?」
正確には、恭也と美由希だけがその姿を捉えていた
「神速!」
「でも、相手のほうまで!?」
集中力を極限まで高めることで自らの感覚時間を引き延ばす、それに体がついていこうとするため、肉体限界を超えることが出来るのだ
その状態では常人の目に留まることはないため、同じ神速使いである二人だけが感知できたのだ
「うおおおお!」
さらにギアが上がる二人、すでに四聖獣や黄龍、麒麟ですらついていけない境地に入っている
「しっ!」
「ふん!」
それでも、見ることだけはできるのだろう、恭也と美由希、四聖獣と黄龍は眼で追っている、そして…麒麟が
「…う、ああ…うあああああああ!」
咆哮、その体から電撃が空中戦を展開し始めた二人を襲う
「!?」
「ちっ!?まさか暗示が…?」
何とか回避する両者、そして、麒麟は
「黄龍…四聖獣よ、世話を掛けたな…」
「どうやら、正気に戻ったようだな」
「しかし、奴が倒れてもいないのに何故?」
「…おおかた、俺との戦闘のほうに熱が入りすぎたんだろう…」
その場に降りてくる二人
「ぶつかりながら空中に飛んでいくって、どこの格闘ゲームですかお前らは」
「ああ、空中連コンは当たり前だな」
そういいつつ、再び激突する両者
「どうした?麒麟との契約が強制的に切断されたせいか?攻撃力が落ちてるぜ!?」
「そろそろ、リミッターを外させてもらおう!」
「さっさと外せよ!」
今度こそ本気での殺し合いが展開され始めた
もはや誰も入り込む余地がない
小太刀二刀、無双で舞を踊る彰
西洋の大剣を両腕で力任せに振るう麒麟
その戦闘は加速していき…ついに
「!」
彰が放った、奥義の極が止めをさす
「永全不動八門一派、御神真刀流小太刀二刀術…奥義の極」
「閃…まさか、こんなところに遣い手がいたなんて…」
「…護衛時代は幾度となく助けられた技だよ…」
閃…あらゆる攻撃、防御の隙を抜く、必殺の軌道、ソレを見切ることがこの奥義の極である
「…だが…やはり…反動がやばいな…」
そのまま倒れる彰、神速は幾度となく使ってきたが、閃に至るほどの攻撃となると、一線を退いて久しい体ではその付加に耐え切れず、身体がブレーカーを切ってしまうのだ
「彰さん!?」
栞が駆け寄るが、その前に神速で恭也が接近し、その体を支える
「…とりあえず、この一件はコレで終わりだろう…一度、戻ろう」
恭也の発言にその場の全員が頷く…そして
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