KANONバトルSS第四話

第四話…なんだが…
今回KANONのキャラ全然登場しません
基本的に四聖獣と彰だけ…



                 第四話/訓練

「とりあえず、現在わかっている課題だが…お前ら全員がまだ完全に能力を扱いきれてないことが上げられる」
始まりは彰のこの一言である、こうして、各々が能力を扱いこなせるように訓練が始まった
「せっ!」
彰はというと四聖獣からの能力を受け流し続けるという“能力による攻撃”をいなすための訓練を行っている、なお、契約者は自分の力を四聖獣なしで使いこなすための訓練中である
「いっくよー!雷撃!」
白虎はわざわざ攻撃の前に宣言してくれるからいいが、こと攻撃の際に青竜と玄武は何も言わないため、いきなり術が飛んでくるのである、実戦を想定してのことだからコレぐらいさばけぬ事にはどうしようもないのだが…
「ぐああああっ!」
結局青竜の突風で吹っ飛ばされ、壁に激突する彰である
「ぐっ…まだまだぁ!」
だが、確かにこの訓練により能力による攻撃に対する抵抗力(反応速度、純粋に防御力)が上昇していることは事実だ
「いや、ここまでだ」
だが、それでも終了を告げる玄武
「そうですね…これ以上のダメージは明日に響きます、それに先ほどから少しですが動きが鈍くなっています、この状態で訓練を続けても成果は出ません」
朱雀にまで言われては
「…解った…自分の疲労具合も解らないようではまだまだだな…」
「彰兄ちゃんは能力値と元の戦闘能力はかなり高いんだから、ペース配分さえ考えればボクたち四聖獣も超える事が出来ると思うんだけどなあ…」
白虎は実際にそう思っているだろうし、事実コレは四聖獣全体の共通見解である
彰はまだまだ伸びる可能性があるということは…そしてそれが場合によっては黄龍や麒麟にも匹敵するものだということは
「瞬発的な能力でいえば彰はわれわれを凌駕する技量を持っている、だが、ソレの使いどころを誤ればあの男との戦いの二の舞だ」
玄武が言い、青竜が頷く
「ああ…彰殿は神速の技能もある、ソレと能力、剣技を併用すれば場合によって派生神体の麒麟ですら打ち倒せるかも知れん」
「そこまでの力は今の俺には無いし、必要ない…」
「そうかも知れん…一騎当千であるに越したことは無いが、ソレは同時に孤立した戦闘に特化してしまい連携が取りにくい兵士を生み出すことにもつながってしまう」
と、全体の訓練を見ている黄龍
「確かに…黄龍様の言うとおりです」
「だったらさ!そろそろ潤たちもある程度は使えるようになってきただろうし、兄ちゃんだけの特別メニューはコレで終わりにしない?」
ちなみに、白虎が彰のことを兄と呼んでいるのは訓練を開始してすぐに起きたある事故によるのだが…
それについては少々お互いに恥に思うところも多いため割愛しておこう
「…ソレなんだが、黄龍よ、あいつらの仕上がり具合はどうなんだ?」
「うむ…実際に戦闘で使い物になるのは水瀬秋子、北川潤…この二人は彰ほどではないが、能力を用いての実戦が可能だろう…後は…川澄舞はこちらで訓練したほうが伸びると判断できる、他の者に関しては…未だに能力をもてあましているというのが実状だな…」
「…久遠が教員だからな…本来ならば四聖獣のうち一人か二人は派遣したいところだが…」
「むしろ、彰よ」
「?」
「お前と我とでこの訓練を行う方が効率的に回るようになる、ついでに朱雀と青竜をつけ、他の二名が指導に回る…こうしてはどうだ?」
「!」
黄龍の提案に驚く彰…実は黄龍の相手が自分に務まるのかという考えが彰にもあったのである…黄龍はソレを見越した上でこういったのだ
「…解った、頼む」
こうして、翌日からは黄龍とタイマンでの訓練が始まった
といっても、彰は一切反撃なしだが
だが、この訓練に入ってからの彰の動きは目に見えてよくなっていった
とにかく黄龍は攻撃に手加減しないため、ソレをかわすだけでも精一杯になる
しかも黄龍は疲労を知らないため、訓練終了後2~3時間は彰の意識がないことなど当たり前になりつつある
「ぐっ!」
「起きましたか?彰様」
「ああ…またか…」
「そうですね…黄龍様の攻撃に耐えられるだけすごいですけど…」
「…あいつの場合能力+格闘戦まで加えてくるからな…反撃なしでやるのはきつい…」
「次からは相殺ありでやってみるか?」
「…頼む」
実際今まで防御と回避しかしていないため、彰は攻撃がおざなりになりつつある
元々が攻撃能力が高いため、そっちは自主訓練で補っていたのだが、黄龍が相手ではその余力など残るはずも無い
「まあ、戦闘が疎かになるのは問題だ、次からは攻撃は相殺のみありで行くとしよう」
結局、その日一日グロッキーだった彰だったが、翌日には復活
「さて…行くか!」
まず、黄龍が衝撃破と隆起を持って彰の動きを止め、そこに突撃し格闘戦で決着をつけようとするが
「ふっ!」
隆起による拘束は凶ツ風の力で飛翔することでかわし、衝撃波も同時にかわす、直接攻撃に来た黄龍の攻撃は手刀で打ち払う
「やるようになった!」
「まだまだあああああ!」
結果…
「ぐっ…」
結局ぶっ倒れる彰であった
「くそ…いいとこまで行ったと思ったんだけどなあ…」
「まだまだ甘いが…本気で攻撃に回っていれば結果はわからなかっただろうな」
黄龍からしてみれば最大限の賛辞である
「そうかい…まあ、ぼちぼちやっていけばいいさ」
「ぼちぼちでは困るのだがな…先の一件でお前と久遠から受けた傷がなければ今頃この町がどうなっていたか…」
「…解っているさ…今度は後れを取らない…最低でも…奴と刺し違えてでも終わらせる」
「刺し違えては意味がない、そのために、我がこうやって鍛えているのだぞ」
「そうだな…ソレは解っているさ」
そう言うと、再び構える彰
「まだやろうというのか?」
「いつ奴が復活するかもわからんのだろう?だったら…強くなれるうちに強くなっておかないとな!」
「…そうだな…よかろう!」
こうして…決意も新たに皆が進化への道をたどっていった

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