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KANONバトルSS第二話

はい、なんつーかこれ、実は第三話までは仕上がってます

というか…第三話でこれまたおかしな登場人物が…

あと、毎回のことながら彰が反則キャラ
四聖獣の設定に関しては多少ある漫画の影響がありますが、正確なんかはオリジナルの感が強いです
ちなみに、コレだけだと元の漫画知ってても解りづらいだろうから一応元ネタのヒントでも…
四聖獣の性別は原作通り
後は白虎の口調はあまりいじってない
コレで解る人は…いるのかな…?



              第二話/契約…疾風の朱雀

テロの翌日…昼過ぎ、水瀬家
合宿を中断し、彼らはここにいた
「一体、なんのようですか?秋子さん」
「こちらに来て頂けますか」
普段の彼女からは想像できないほど深刻な声に、頷くしかない皆
彰、潤、祐一、久瀬の四人だけが別室に招かれ、それ以外も一つの部屋に集められる
「…ここは…」
「書かれている陣の上に立ってください…多分、全員が違う陣に立つでしょうね」
「…」
その言葉に、コレが何なのか理解してきた彰…だからこそ、彰は南の方位を示す陣に立つ
それぞれも、各々の属性が対応した陣に立ち、その中心に秋子さんが立つ
「!」
秋子さんが何かを呟いた直後、彰たちの精神が精神世界へと飛ばされる
「…私の名は朱雀…南方を守る四聖獣です」
「…」
その朱雀…女性の姿をした精神体を見据える彰
「契約に基づき、私の力をあなたにお貸しいたします」
彰の右腕、そこに文様が刻まれる…ソレと同時に、彰たちの意識が戻る
全員が、契約を終了したようだ
「…コレで解りましたよ…秋子さん、あなたが黄龍…なんですね?」
「はい…そして、今皆さんも、自分の属性に対応した四聖獣と契約を交わしたはずです」
「そうだな…朱雀!」
彰の後ろに先ほどの女性…朱雀が現れる
「契約を交わしたものならば、意図してその四聖獣を現世に召還できます」
「つまりだ、お前らも内なる四聖獣に語りかけてみろ」
「ああ…白虎!」
「青竜!」
「玄武」
それぞれの後ろにその四聖獣が現れる
「…黄龍、あなたも」
そして、その中央に黄龍が現れる
「…朱雀と白虎が女性で、後は男か」
「そうだよ!」
彰の言葉に白虎が答える
「こうして、我らが同時に召還されたのは…数十年ぶりになる…」
「私は、とあるきっかけで黄龍と契約したのですけど…その頃から四聖獣は空席でした」
「…四神の長である我が目覚めるとき、基本的に四神は眠りについている…故に、我がこうして四神と合うのは幾星霜ぶりかになる」
厳粛…そう形容するのがふさわしい態度と声で黄龍が言う
「…一つ聞きたい…今回の事件の首謀者…心当たりがあるんじゃないか?」
いきなり彰が黄龍に向けて問う
「…ああ…」
「麒麟…だな?」
麒麟…五行になぞらえると、黄龍とともに土の属性を持つもの
麒麟、黄龍、鳳凰、霊亀の四つを瑞獣と呼ぶこともある
なお、鳳凰=朱雀という同一視も存在するが、コレに関しては形状の違いを除けば性質が同じであることから、そう判断することも出来なくは無い(最も、さらに正しく言えば鳳凰=フェニックスという概念もまたコレに近い物といえるだろう…そのどれにも共通するのが不死身であり、かつ炎の属性を有するという点である…まあ、フェニックスと鳳凰で言うならば、コレはまったく違うものとしてみたほうがいいかもしれない…というのもフェニックスは不死鳥ではなく、死した際に自らの体を焼き尽くした炎よりよみがえるが、鳳凰はそもそも死ぬ事自体がない、この点において鳳凰とフェニックスは違うものであるといえる)
「…そうなると…瑞獣もまた存在するのか?陰陽五行には瑞獣の概念はないはずだが」
「いえ…朱雀と鳳凰を同一視することは出来ますが、霊亀が該当する属性が存在しないため、瑞獣全てが存在するわけではないようです」
彰の疑問に答えたのは朱雀
「…そうか、少し安心した、瑞獣なんかが敵に回った日には取り返しがつかない」
「彰君…麒麟も瑞獣だ」
コレは玄武
「解っている、あくまでも瑞獣の半数も、という意味だよ…こちらには麒麟もいるし…朱雀を鳳凰と数えるならばこっちには瑞獣が二人いる、とそういいたかっただけだよ」
「だが、事態が深刻であることに変わりはない…」
なぜか、四聖獣と黄龍も会話に参加している
というか、四聖獣のうち朱雀と玄武以外は頷くだけ、その主は彰以外蚊帳の外という状況だ
「…とりあえず、かいつまんで説明するぞ」
「ああ…頼む」
「…我らの話では解りづらいところも多々あったろうからな…」
要約して彰が説明した内容はこうだ
「つまりだ…俺たちが契約した四聖獣より強力な奴が二人いて、それが黄龍と麒麟だということだ、なまじ俺が中国の伝説上の生物なんかのことも知ってたせいでややこしくなっちまったな、すまん」
「ああ…いや、かまわないが」
「とりあえず、厄介な奴が相手だって言うことだろ?」
「…まあ、間違いでもないような」
「そこまで簡略化されてはいろいろと言いたいことも出てくるのだが…」
「諦めろ、黄龍、こいつらにソレを求めるだけ無駄だ」
「そういや、一応今までの話を聞いてると黄龍って、俺たちよりはるかに格上の存在のはずだよな…ため口でいいのか?」
「別にかまわん、人の口調にとやかく言う趣味など持ち合わせてはいない」
「そうか…」
「秋子さん、もしかして、他の皆さんも?」
久瀬が問う
「ええ…素質があれば能力を解放できるでしょう…」
「もし本来能力者でなくとも、俺の朱雀で強引に植えつけることも出来る」
「ええ…四聖獣にはそれぞれ特殊な力が与えられています、私ならば能力を輪廻転生させる力、玄武ならばあらゆる攻撃を防ぎきる盾、白虎ならば抗うことを許さない拘束、青竜ならば怒りにあわせ能力地が上昇する逆鱗…という風に」
「なるほどな…黄龍や麒麟は?」
「我は四聖獣の制御などだな、主のいない四聖獣を制御するのが我の役目であると同時に力だ、契約した四聖獣には主の抑止力以外働かぬが…全ての四聖獣が契約を交わしたならば、我の力はその四聖獣の力を一時的に我が者とするものとなる」
「ならば…麒麟は?」
「…四聖獣全てが持ちえぬ属性である土、すなわち、世界を操り天変地異を引き起こすものだ、地震、雷、そういったものを任意の場所にのみ引き起こす、それが麒麟の力だ」
「…厄介な力だな、その点で言うならば、俺たちのソレよりもはるかに強力だろう」
「ああ…雷を操る力ならば通常にも存在するが、奴のように任意の空間全てに同時に発生させることが出来るものは存在しない」
「それが、このような無差別攻撃を行い始めれば、どうなるか…」
またしても彰と黄龍だけの会話になっている
「今は麒麟本体がその力を行使せぬよう自身を制御しているが、もし主の強制が奴の自制を上回れば、その段階でこの世界が危機に陥る」
「…止めれるのは、黄龍の元に集いし我らのみ…か」
そういうと、部屋を出ようとする彰
「直接乗り込むわけにも行かない、こちらの戦力が調整されるまで、麒麟が自制できることを祈ろう」
「今はソレしかない…か…歯痒いな」
初めて口を開く青竜
「…それに、能力によっては俺の朱雀で転生させたりする必要もあるだろうしな…」
直後、家を振動が襲う
「!?」
「…この波動…真琴!?」
一斉に駆け出す彰たち
先ほど他の皆が集められた部屋に入ると
「真琴…なのか?」
確かに外見は真琴だったが…その大きな違い、ツインテールの間から見える狐の耳と、7つの尻尾
「…冗談だろ…妖孤というのは尾の数で強さが決まる…七つの尾となると真琴は相当強力な妖孤ということになる…」
と同時に、彰の目が黒から青へと変わる
「…言ってなかったな…七夜ってのは本来魔を殺すための暗殺者の家系だ」
どうやら、先ほどの振動は真琴の電撃を香里が防いだものらしい
「咄嗟に能力を使って防げたけど…なんなのよ、これ!」
「…真琴は元々強力な妖孤だった…その力を制御していたかせが外れてしまった結果、暴走を開始したんだ」
そう言うと、彰は構える
戦意を感じた真琴は、自然彰に標的を絞った
「…朱雀!」
「はい…いきなり力を使うことになるとは思いませんでしたが…!」
焔を纏った手刀で電撃を切り裂く
「くっ!真琴!」
朱雀の能力は能力を輪廻転生させる…その力を応用すれば、同じ能力を効力だけ弱らせ生まれ変わらせることも出来る
「ソレならば制御できるはず…!」
彰の右腕の文様が光る
「うおおおおおお!」
走る、そして
「朱雀・輪廻転生!」
掌打、その直後、一瞬周囲が閃光に包まれたかと思うと
「…あぅ~…」
尻尾の数が3つに減った真琴がのびていた
「…久遠みたいに強い絆でもないと狐って力を制御し切れず暴走することも多いんだよな…」
「なんとか…成功しましたね」
「…失敗したらどうなるんだ?」
「ん~…真琴の場合元が妖孤だからね、その能力のランクを下げるのが目的だった、失敗しても暴走してる真琴が強力になるだけだ」
「…あの段階で手がつけられなくなってたのに、あれ以上強くなったらどうするつもりだったんだ?」
「そのときは…まあ、俺が本気で攻撃していただろうな」
「…ところで、その人たちは誰なんです?浮いてますけど」
至極当然の疑問を栞が問う
「私は朱雀ともうします、彰様と契約させていただいた四聖獣ですよ」
「ボクは白虎、潤と契約した四聖獣だよ」
「私は青竜、相沢殿と契約した四聖獣だ」
「俺は玄武、久瀬君と契約した四聖獣ということになる」
「我は黄龍、四聖獣をすべるものにして水瀬秋子と契約せしものなり」
「はぁ…」
「それで、一つ聞きたい、お前らの得た力はなんだ?属性に合ったもののはずだが」
もともと、彰は火、潤は金、祐一は木、久瀬は水の属性を有していたのだが
「私は…氷雪、ですね」
栞が言う、彼女の属性は水
「私は…幻盾みたいね…」
純粋な防御の属性は総じて水である…よって香里もまた水となる…どうやら、防御を司る守護獣である玄武が水の属性を持つことに関係するらしいが…
「真琴は金だな…狐は基本的に金の属性を得るのだが…」
「私は…金属性みたい…」
「…力は…?朱雀、わかるか?」
「いえ…あの…」
「舞…」
「舞さん…あなたは、特別な力を持っているみたいです…属性に縛られない能力…正しく言うならば、あなたの属性が金ではありますけど、その属性にとらわれない全ての属性を操ることが出来る能力、おそらく、それがあなたの力…」
「…麒麟と同質のものだ…」
そう呟く黄龍
「!」
「そうなると…舞の能力は全?」
「そうなりますね…」
全…文字通り、全属性の能力を使用できるというものである
希少な能力であり、かつ、所有できたとしてもその力は弱いことのほうがはるかに多いその力を…舞はかなり強力なモノとして使用できる
「…佐祐理さんも同じようだが、彼女の力はさほど強くは無い…個としての力は平凡的な属性使いに劣る」
「属性は…木みたいだね」
白虎は、見るだけで相手の属性を知ることが出来る
最も、四聖獣ならばその全てに備わる能力ではあるが
「そして…あゆは」
「…うぐぅ」
「…能力入手失敗?いや…」
「…制御できないんじゃなくて、自分の属性とは違う能力であったが故に使用出来ないようですね…」
「ならば…」
再度、彰の右腕の文様が光る
「安心しろ、痛みもないし、属性に見合った能力が手に入るだけだ」
そう言うと、彰が抵抗する間も与えず掌打を撃ちこむ
直後
「うぐぅ…酷いよ!彰君!」
「お前に君付けされるとこの上なく腹立つのは何故だ…?という台詞はいい加減言い飽きてきたんだが、直せ、あゆ…能力は…」
「…あら?」
「…朱雀?」
「…あゆちゃん…あなた…きっと能力がおかしいんだと思う…自分の属性ではないのに、能力を持っている…それに…彰さん…何か、能力が増えてません?」
「何…?」
目を閉じる…そして
「なんだこりゃ!?これあゆの能力だったものじゃねえか!?」
「凶ツ風(マガツカゼ)…ですね…攻撃する以外には飛翔能力を得るぐらいの…そういう能力です」
「…疾風の朱雀…」
青竜が呟く
「え?」
「…いや…君の先代の朱雀、彼女もまた疾風の能力を持っていてね…」
「彰さん、使えますか?」
「ちょっとまて…」
彰が紙片を上にほうり
「…疾風よ!」
鎌鼬がその紙片を切り裂いた
「…彰殿…今再び名乗ってみるか?疾風の朱雀を」
そう問う青竜
「…いいね、その感じ、気に入ったよ」
「うぐぅ…それで!ボクの能力って一体なんなのさ!?」
「…お前の属性が土、風の力ってのは基本的に木の属性が有する能力、で、今お前が持ってんのは、金の属性、電撃」
「多分…あゆさんは使えないと思います」
「うぐぅ…それじゃ何のために…」
「…とりあえず、俺にいえることだが、お前の場合、自分の持つ能力を本来ならば使えるはずの無い人間に植えつけるのが本当の力だと思う、じゃ無ければ、火の属性を持つ俺が木の属性である疾風を操れるはずなど無い」
「それじゃあ…ボクは?」
「…使用可能能力を持たない能力者か…恐ろしく稀に存在することもあるが…」
黄龍ですら驚愕しているようだ
「…つまりだ、お前の能力は一人の人間に二つ以上の能力を与えることができるものだってことだろう…ただし、自分ではソレを自覚できない、と」
「え?それじゃあ」
「ぶっちゃけ足手まとい、お前」
「うぐぅ…」
「俺の朱雀と合わせればかなり大量の人間に能力が与えられると思うがな」
まるっきりフォローにならないことを言う彰
「しかしまあ…おかしな能力ばかりだな…」
氷雪以外あまり確認できない能力である
「名雪は…水か…能力は治癒…水と土、この二つに共通して確認できる力だ」
そして
「美汐は能力防御か…あらゆる能力を無効化する能力だ…属性は…水じゃなくて土だけどな」
土が保有する唯一の守りの能力
ちなみに、全属性に一つは必ず守りの能力が存在する
火の守りは火炎結界という炎の結界であらゆる攻撃を焼き払うというもので朱雀と火炎結界の能力者が使用可能(朱雀との契約者は使用不可能だが)
木には新緑の守護という周囲の植物全てがいっせいに術者を守るように成長するというもの(ソレこそ雑草ですら巨大に成長する)これもまたその能力者及び青竜が使用可能(ただし、こちらも青竜との契約者は使用不可能)
金には守護方陣という能力があり、こちらは発動者の周囲にあらゆる攻撃を消滅させる防御結界を起動するというもの、こちらもその能力者と白虎が使用可能(こちらも白虎との契約者は使用不可能)
基本的に四神及び黄龍はその属性の能力全てが使用可能で、契約者はその属性を代表する力(火はそのまま炎、土は岩石を敵の頭上に発生させる、地震を起こすなど、金は電撃、水は流水を持って相手を飲み込む、木は蔦などで相手の動きを止めるなど)を使用できる
「まあ、戦闘に直接参加しないほうがいい能力者も多いし、あゆだけがハブられることは無いから安心しろ」
「それは…戦闘に使えないような能力者は全員ハブると言う意味ですか?」
「…そう取ってもらったほうがいいだろう」
つまり、この段階で名雪とあゆは戦力外通告も同然である
「というかだ、戦闘に参加するかどうかは個人個人の問題だからな、逃げたい奴は逃げていい、強制はしないし、したくも無い」
「…」
「よく考えてほしい…コレから先はほとんど戦争だ、場合によっては双方に死者が出る可能性もある」
「!」
「というか…俺が多分、死者を出さずには終わらない」
「…黒衣の死神は引退したんじゃなかったのか?」
「引退したさ…だがな…こういうときの制圧で一番確実なのが何か、わからないわけでもないだろう?」
「…敵の戦意を殺ぎ、かつ戦力すら奪う…中国の諺にあったな」
「…確実ですけど、ソレは許されないことだと思います」
「…」
栞に言われ、黙り込む彰
「…ですが、こちらに死者の可能性が大きいのは確かですね…すでに一般人が先日のテロで死んでいますし…」
「奴らは殺す気でいる、確かに俺もいい加減殺人なんて真似はしないだろうと思ってた…特に、守りたい、愛したいものが出来てからは…だが!」
「…」
「その愛するものが傷つけられようならば、あえて俺は鬼神となろう…黒衣の死神にすら復帰しよう…」
「本気なんだな…?」
「マジでもなければこんなこと言いやしないさ…」
疲れた笑みを浮かべる彰…黒衣の死神と呼ばれていたとき、彰がよく浮かべた表情…本当のつらさを覆い隠すためのうわべの笑み
「…さすがに、場数を踏んでると重みが違ってくるな…通常はこういうときに殺してでも止めるって言うことをいう奴は本当に殺すつもりがないことのほうが多いが…はじめから殺す覚悟で挑む奴が言うと重みが違う…」
潤が言う…
「…無理に殺す必要はありませんし、私の力ならば能力だけを殺すことも出来ますから、それほど思いつめて考えなくても大丈夫ですよ…彰様」
「ああ…そうだがな…約一名だけ…どうしても殺さなければきつそうな相手がいるだろう?」
「…そうですけどね…」
沈痛な面持ちで呟く朱雀…ソレは四聖獣も同じ、そして、その対称を告げたのは、黄龍だった
「麒麟の契約者…だな?」
「…ああ…」
頷く彰
その顔には一切の迷いは無い、相対した時、本当に殺さねば止まらぬようならば、迷い無く躊躇無く、彰はその契約者を殺すだろう
「まあ…俺としては無駄な死者など出したくないからな…峰打ちで終わればそれに越したことは無いんだがな」
「そもそも、戦わずにすめばそれ以上は無いんだがな…」
玄武が言う
「ソレはもう無理だろう…向こうがやる気満々で、状況が向こうに有利である間は話し合いなど成立する余地も無い」
「…正論だな、話し合いをするにもまずはこちら有利の状況を生み出さねばならぬ、人数然り、人員然り、な」
黄龍が言う、古来より人の戦を見届けてきた彼だからこその言葉だろう
「…最低限奴の戦力を半分以下まで持っていかねば話し合いなど夢想に過ぎん」
「そうだな…殺す殺さぬは関係なく、奴の戦力を奪うことには大きな意味がある」
こうして、場数をこなしてきた二人の男の言葉に場の意見は決まってしまった
「じゃあ…まずは戦闘だな…まずは奴らの拠点を占拠しよう…あれだけの行動を起こしたのだ、ある程度は活動拠点も複数あると見ていいだろう」
「それですが、一つは判明しています」
「何!?」
「地図で言うとこちらになります」
なぜか町の地図を開く秋子さん
「…こちらです」
一点を指す秋子さん
「…近いな…」
「どうします?」
「波状攻撃を持っていっせいに制圧、俺と潤、それに舞ともう一人…栞の同伴で最初の突撃、二回目に残りの攻勢能力者で一気に攻める」
「…それが、一番ですね」
「最初の突撃班の方は危険性が高い、よって今俺が選んだメンバーにも拒否権はある」
場合によっては彰一人でも突撃を実行するだろう
「俺は行くぜ?元No,1追跡者の名は伊達じゃない」
「私も…彰にはたくさん恩義がある」
「私は拒否するつもりなんてありませんよ?」
「…すまない…朱雀と白虎は強制になっちまうけどな」
「元々契約を交わした時点で主の死まで私たちには死という概念は消滅します、安心して単機特攻であろうと御命じください」
「ソレは絶対にない、オフェンスは俺と舞と潤、バックスとして残り全員、コレでいいな?」
「了解!」
そして、思い立ったが吉日、彰を戦闘に突撃部隊が結成された(部隊といっても四聖獣を含め6人しかいないが)
「突撃!御旗盾無し御照覧あれ!」
彰の指示の元、全員がいっせいに突撃する
「邪魔だ!疾風よ舞え!奴らの四肢より力を奪え!」
鎌鼬により四肢の腱を切断される能力者たち、直後に朱雀が相手の能力を焼き払った
もはや身動きできず能力も失った彼らはもがくこと以外許されなかった
「雷光よ!うち貫け!」
「うおおおおお!」
白虎の攻撃で感電した連中から潤が一撃で意識を奪う
ほとんどが彰と朱雀、白虎と潤の連携だけで片付いた
「強い…というか…」
「私たち…やることありません…」
そこは実戦経験の多さだろう、すでに自分の四聖獣とのコンビネーションが成立している彰と潤である
「うおおおお!朱雀、双連破!」
彰の小太刀から放たれた焔と朱雀が放つ焔が共鳴し相手の能力を完全に焼き払う
「朱雀との契約って結構便利だよな…相手の能力だけ焼き払えるってのがいい」
「そうですね…ですが、私の能力で焼き払える限度が存在するというのはわかっているでしょう?」
「ああ…だが、こいつらはレベルの低いやつらの寄せ厚めだ…ソレならば攻撃に能力を使用する必要はほとんど無い…」
「そうかもしれんが…大丈夫か?」
「余裕、元々俺の霊力って常人離れしてるからな」
「そうですね…契約したからわかりますが、霊力の量というのは能力の使用回数に大きく影響します、ただひとであればもう倒れていてもおかしくないほどの消耗ですが、彰様は倒した相手から霊力を微量ずつですが奪っています」
「俺はそういう点でも異常なんだろうよ」
そして
「驚いたな…高々数名で数十人の能力者を倒すとは」
「…」
その拠点の中心に該当する部分にその男はいた
「だが、全の能力者であるこの僕に勝てるかな?」
「…勝てるさ…」
「いい度胸だ!」
「我が名は七夜彰!疾風の朱雀となりて敵を討つ者なり!」
「僕は不動高貴、全の能力持つものだ」
そういいつつ、幾つかの属性の攻撃を放つが…
「…なんだ、ソレは?蚊に刺されたほどにも感じぬぞ?」
「馬鹿な!?」
悉く彰が受けきってしまった
「その程度か…ならば!」
自らを焔の鳥と化し突撃する彰
「うおおおおお!朱雀!火衝破!」
その突撃の真正面からの直撃で能力云々関係ないままに気を失う
「ふぅ…なんだ、とんだ雑魚じゃないか…」
そういいつつ、周囲の気配を探る…ここで隙が一切出来ないのが彰の渡ってきた修羅場の数を物語る…この段階で油断し隙を作ることも多い、特に、こういった俺がラスボスですといっているような男を倒した後は
「…気配なし…影武者でもないのか…拍子抜けだな…」
「…本当に、ただの雑魚だったんだな…」
ドラマや漫画の戦闘ではなく、現実の戦闘ではこういった無能ものにかなりの権限を与え、真実そこの主であると思わせ、本当に強力な能力者は別に控えさせるというのこともある
護衛時代、何度かそれで傷を負った彰だからこその教訓
「とりあえず、第一歩、だな」
道中の連中は拘束し、彰と朱雀が完全に能力を使い物にならなくする(朱雀の能力封印及び破壊は契約によって得られるもの以外ならば全てに対応する…今回は契約による能力者並びに基準値異常の能力者がいなかったため、全員がただの人間になる)
「ふぅ…なんだかんだ言いつつも、第一陣でほとんど終えちまったよな」
「双方重症人がいないのが救いですね…彰君、本当にご苦労様でした」
「いえ…今回は雑魚ばかりでしたから、かなり手加減できましたしね…」
こうして、第一段階をクリアした彰たちであった

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学校のPCで見てくら…
(´・ω・`)

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